ケモノガハラ

[学園・青春]

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3件のファンレター

23歳、越智という男は精神科に入院する。入院の経験は、越智にとって忘れられない、悪い意味だけでなく、複雑な気持ちでの〈想い出〉となり、越智はそれを小説に記そうとする。これは、その感情の軌跡を描いた青春小説である。

ファンレター

タイトルに魅かれて

ファンレター失礼します。 第1話から、まず次をクリックさせてしまう文章力に驚きました。前半は精神科病院・病棟の紹介的なところだと思いますが、それでも主人公のことを小出しにしつつの構成に押されます。そしてまさに中盤、村松Jr.の登場で一気に場が盛り上がりました。主人公の最終的な行動は、もう、そうするしかないし、納得です。 あなたがケモノを出すのは、果たして何時だ? 面白かったです。有り難うございました。

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すごい。

読み進めるうちにドストエフスキーの『地下室の手記』を思い出しました。逃げ出せない場所で自分の苦痛と向き合う。野獣の生き様がありますね。

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なんという不条理!

 病院内の様子にまずは驚きます。「治療」に関しても。  調査なさったのでしょうか。もしや何らかの立ち位置でこの世界に触れたご経験が?  特に患者一人一人の様子の緻密さとバリエーション、「確かにこういう人いるな」と思わず唸ってしまう人間模様。それを果たしてぼくは現実に見たのか、SNS上の繋がりから垣間見たのか、それとも何かの誰かの創作で遭遇したのか……はっきりとしたことは言えませんが、とにかく「確かにこういう人をどこかで見たことがある」と思わせる描写力がこの作品にはありました。そして、この描写 ... 続きを見る

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