脳内翻訳

文字数 414文字

「私(私の名前)、ちょっとこっちにきて挨拶をしなさい。」
お湯を沸かしに行ったら、おじいがズーム友達と会話をしている。
「はーい!」
そう言って、おじい仲間に元気に挨拶する。
「かわいい娘だろう?彼女は私のことを父親と言うんだ。お爺ちゃんじゃなくて良かったわ!はっはっは」
…ごめん、裏ではおじいと呼んでいるんだけどね。

そういえば、私の脳内では勝手にこう翻訳されていたが、こっちに来て挨拶しなさい、なんてなんだか本当の親子の会話みたいだ。
おじいと会話をしていると話を掴むまでに数分かかり、また内容が難しいといまいちわからないままの時もある。
でもたまに頭で英語を日本語に訳すのではなく、パッと言われていることがわかり、さらに私の脳内でおじいが日本語だったらこう言うだろう、がカチリと合う時がある。
これからもっともっと増えていくといいんだけど…
私も勉強あるのみだ。

それにしても、チャーミングでラブリーな娘だなんて嬉しいな、と感じる私であった。
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