Part13 VSライト

文字数 1,698文字

「次はライト、だろ?」ボツボ
「この扉の向こうで……」スース

チュィィィィン…ドカァァァン

「何?!まさか、妖精?!」ライラ
「ええ、そうよ。流石ね。…待っていたわよ、スノー。」???
「ライト…………。」スノー
「夏明小の強者が来たのは想定外だけど……この際、始末して女王閣下に認めていただくだけよ。かかってきなさい!」ライト
「行くぞ、クダ!」ボツボ
「おうよ、任せとけ!」クダ

クダが空を駆け、ボツボがクダに摑まりながら火炎をライトに向かって飛ばす。でも……

チュドォォォォン……

ライトが出した光線によって、地上に落とされた。とっさに炎の壁(ファイア・バリア)を出したからか、二人は無事。

「ぬるいわね。」ライト
「行け、ライラ!」ボツボ
「やってやれ!」クダ

ライラが手のひらに小さな雷の形を造った。その瞬間……

ピシャァァァン

ライトに雷が直撃。ライラの能力の中でも、最も強い技、『雷神柱』だ。

「命中!やったぁ!」ライラ
「くっ……スノー、来なさい!」ライト

ごめんね、ライト。私は戦えない。なぜなら……ね。

「私達……ここにいていいの?」かい
「あの妖精、服かわいい!どこに売ってるのかなぁ……。」ふうり
「はぁ……ねっむ。私、ちょっと寝るわ……」ふうか
「寝るな。でも、あの人たちすごいよねー。」かい
「あいつらの能力って……生まれつきか?」かいと
「さあ。わかんない。」ふうり
「いや、武器あげたんだから……。ちょっとくらい戦えよ。」キブキ
「弱そうな子達。先に倒してあげようかしら?」ライト
「戦いでよそ見は、命とりだよ!」スイリ

スイリが指を鉄砲の形にして、構える。指先にエネルギーがたまっていって……

キュィィィィ……ズドォォォン

水鉄砲として、発射された。スイリが最も得意とする技、『水弾』。

「水鉄砲……なのか?威力が桁違いなんだけど。」ネネン

まあ、それは同意見よ。

「さっきのリベンジだ!おらぁ!」クダ

クダが手のひらに出現させた円形の足場を、円盤の要領で飛ばす。

パシュゥゥゥゥン…ザシュッ

クダの能力の中で、最もポピュラーな技。

「ううっ……いけ、分身!」ライト
「夏明……タオス」ライト(分身)
「幻影術……空間」ライト(分身)
「いや~、あたし死なないの~!」ふうり

ヒュン

風香がバリアのようなものを張った。

「風香、そのバリアあたしにも使わせて~!」ふうり
「だめだろ。」かいと
「魁斗は黙ってて!」ふうり
「私も~……って、なんか風香、首につけてない?」かい
「あ~……これ、スタミルって言って……なんか守ってくれる奴。」ふうか
「へぇ。」かい
「じゃ、私……逃げる!はっ!」ふうり

ドォン!

「痛てぇなぁ!あたしの買ったばっかりの服、どうしてくれんの!この……クソやろう、死ねぇ!」ふうり

ボコボコ

「あ、弱……。」かいと
「なんか、幼稚園児みたい。」かい
「よし、俺たちも行くか。」かいと
「え?あ、うん……」かい
「分身は身体能力も攻撃力も低いわ。本体を叩いて。」スノー
「了解!行くよー!」ネネン

ネネンがその辺にある物を浮かせ、ライトの分身を一気に倒す。
おかげで残っているのは、本体だけになった。

「サンキュ、ネネン!残ってるのが本体だぞ!」キブキ
「ファイア・ボール!」ボツボ
「……ベテルギウス!」ホシ

ホシが放った大技、『ベテルギウス』。おかげで本体以外は消え去った。
それに、ライト本体も大ダメージを負った。

「ううっ……」ライト
「ごめんね、ライト。でも……仕方ないわね。」スノー

―エターナルアイス・スリープ―

カチン!

ライトは、氷に包まれ………………動かなくなった。
私が戦わなかったのは…初めてこの技―エターナルアイス・スリープ―を使うから。
どれだけのエネルギーを消費しなければならないのかが分からなかったからこそ、動いてはいけなかったの。

「スノー、今のは?」スース
「エターナルアイス・スリープ……永遠の氷の眠り。半永久的に物体・物質を封印するの。」スノー
「この後、ライトはどうなるんですか?」チユ
「妖精女王を倒して、母親であるヒカリが復活すれば、封印を解くわ。」スノー

フォォォォォォォ……

「見ろ……ワープホールだぞ。」キブキ
「さ、帰ろうか。私達の世界へ。」ライラ
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