Part6 チユの能力

文字数 881文字

「死んだなら、何とかなるんだよな?」キブキ

チユの能力の話、10分前にしなかったっけ。まさか、もう忘れたの?

「生き返らせることなら、加納ですよ。」チユ

じゃあ早くやってよ。

「でも……」チユ

グゥ~

「おなかが減ってしまって……」チユ

おにぎりあげるよ。

「やっりまーす!」チユ

変わり身、早っ!

「ふうりさーん、入ってー。」チユ

え、それだけ?

「アースゴイスゴイカラダ入った。」ふうり
「棒読み!」
「てか、どうやって体の中に入ったんだよ?」かいと
「どこの学校か気になる!」かい
「リスキースクール、及び能力学校の小学部。五年生、リスキークラスだよ。」ネネン
「私はスノー。こちらからスイリ、ネネン、ボツボ、ライラ、フユユ、キブキ、ツチ、セキ、クダ、ココロ、ロココ、ホシ、フウ、スース、リョク、シュン、チユ、ソウウ……。あなたたちは?」スノー
「なんか……聞いたことない学校だ。」かいと
「私たちは夏明(かめい)小学校だよ。あなたたちって凄いの?」かい
「……まあまあすごい方じゃねぇの?」キブキ
「能力を制御できる方が、ずっとすごいけどね。」ライラ
「世界に凄い変化をもたらしちまうようなやつもいるし。」クダ
「お前らの中にも普通じゃない奴はいるだろ。」ネネン
「あの……。名前は、何ていうんですか?」スース
「なんかすげぇやつらだな~。」かいと
「あ、ええっと死んだ人が風李(ふうり)でこいつが魁斗(かいと)で私が芥(かい)」かい
「え……私は?」ふうか
「で、この人が風香(ふうか)」かい
「かいはいい人に見えるけど……悪者だからね!」ふうか
「は?」かい
「ほら。」ふうか

シーン

「ふうか、普通じゃないでしょ?」スイリ
「いきなり呼び捨てはどうかと思うわよ。」ツチ
「いいだろ。どうせ俺とスイリとソウウは年上なんだしさ。」キブキ
「ふうかさぁ、何が普通じゃないんだ?」ネネン
「え?……まあ、人を……殺すこと、かな……。」ふうか
「え、ちょっと待って。そのためだったの?」かい
「あ、見てください。霧が出てきましたよ……?」スース
「スノー、スイリ、お前らか?」ボツボ
「私は何にもやってねーけど?」スイリ
「私は何も。」スノー
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