彼女はコズミック・ガール2
文字数 422文字
「うん、インタリオ」
インタリオは黒猫で、宇宙人だ。
「じゃあ、行くわよ。誰だったかしら?」
真由美は女子高校生で人生を悲観している。
「美術の大槌先生。隣の校舎の三階の美術室にいると思う」
「そう早く行きましょ。」
「うん、こっちだよ」
真由美はトイレの個室のドアを押す。
幾分空気がさわやかに感じられた。
インタリオがおとなしくついてくる。
「インタリオはなんで地球に来たの?」
「私の婚約者がここに旅行に行ってくるってさっきの記憶を置いて行ったのよ。
なかなか帰ってこないから腹が立って!連れ戻してやるんだから!」
「ふーん、今どこにいるんだろうねぇ」
「それより、私が来る前に何かしようとしてなかった?」
「ううん、もういいの」
「そう?」
彼女たちは話しながら連れ立ってトイレを出ていった。
トイレの床にはきらきら光るカッターナイフが落ちている。
真由美は振り返らない。
トイレのドアが閉まる。
インタリオは黒猫で、宇宙人だ。
「じゃあ、行くわよ。誰だったかしら?」
真由美は女子高校生で人生を悲観している。
「美術の大槌先生。隣の校舎の三階の美術室にいると思う」
「そう早く行きましょ。」
「うん、こっちだよ」
真由美はトイレの個室のドアを押す。
幾分空気がさわやかに感じられた。
インタリオがおとなしくついてくる。
「インタリオはなんで地球に来たの?」
「私の婚約者がここに旅行に行ってくるってさっきの記憶を置いて行ったのよ。
なかなか帰ってこないから腹が立って!連れ戻してやるんだから!」
「ふーん、今どこにいるんだろうねぇ」
「それより、私が来る前に何かしようとしてなかった?」
「ううん、もういいの」
「そう?」
彼女たちは話しながら連れ立ってトイレを出ていった。
トイレの床にはきらきら光るカッターナイフが落ちている。
真由美は振り返らない。
トイレのドアが閉まる。