第43話 体育祭が終わって

文字数 7,214文字

啓祐side
保健室で誠にハグされたまま何回も数えきれない程キスされ放心状態でベッドの上に座って居たら体育祭の結果発表の校内放送が流れた。

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結局、白組は一点差で逆転負けされてしまった。
きっと最後の種目だけあって採点数が高得点だったのと障害物競走にオレたち2人も抜けたのがおそらく大きな敗因だと思うが後悔はしていない。
だって誠とようやくこうして一緒にいられるんだから
あとでクラスメートたちに攻められるのは覚悟の上だ。
「////誠?閉会式はどうする?参加する?」
誠「いや、ずっとお前を見ていたい////体育祭はもうほとんど終わったんだ。このまま啓祐の家に行って報告しねえとな////」
「報告って?////」
誠「決まってんだろ?////娘さんを俺に下さい。って報告////」
「それって////まだ気が早いよ。先ずは戸籍の性別変更しないと」
誠「早いに越した事はねえだろ?////じゃねえと女の子に戻させてくれなそうだし」
「誰が?」
誠「お前の親父さんだよ。きっと親父さんがお前を男として育てたんだろうから、親父さんの気が変わらない内にな」
「なんで?まだ誠に言ってないのになんでわかったの?親父、いや父さんが男の子欲しさにオレを男として育てたって。でも今は凄く後悔して反省してるから気が変わるって事はないから安心して、オレが女の子の服着る度に写真撮りたがるほどうざいから」
誠「正直当てずっぽうだったんだけどマジか?言ってみるもんだな。そうなんだ。やっぱりな。だから男の名前なんだなぁ。啓祐って誰がつけたか当てようか?親父さんだろ?俺の推理は的中だろ?(笑)」
「まあほぼあってるけど、実は母さんと2人で考えてつけたらしいよ」
誠「そうなのか、またお前とキスしたい////」
そう言うと再び何回目かのキスをされて流石にここまでされると顔が火照るし胸の動悸が更に増してくる。
「あの?////誠?キスだけ?////」
なんかキスしかされてないので思わず訊いてみた。
誠「あ!結婚するまではお前を大事にしたいんだ。////俺のポリシーかな。////不満か?」
「////不満じゃないけど、なんか寂しいと言うかなんて言うか、、この場合なんて言えばいいかわかんないや///」
しどろもどろで言うと
誠「可愛い奴」
と言ってオデコにキスされた。
益々身体中が熱くなって
「////誠、今日、必ず親たちに戸籍性別変更の事言うから誠が傍に居れば言いやすいよね。あとずっとオレたち体育着だけど制服に着替えねえと。何処で着替えよう?」
誠「此処で良いんじゃね?」
「一緒に着替えるの?それはその////恥ずかしいよ////」
誠「やっぱダメか?俺たち将来夫婦になるけどダメなのか?残念」
「////オレを大事にするんじゃなかったの?」
誠「それはそれ、////これはこれだ!」
「もう矛盾してるなぁ、、////誠のエッチ!」
誠「わかった!////後向きになるから安心して着替えればいいぞ、、////絶対見ねえから安心しろ」
「絶対だよ?////恥ずかしいから見んなよ?」
オレはベッドに予め置いてくれたスポーツバックから畳んで仕舞い込んだ制服一式を取り出しベッドに下ろすと半袖の体育着の丈を両手で下から捲り両手を挙げながら右手で引き脱ぐと畳みスポーツバックに入れ、ふと後ろ向きの誠の様子を窺う。
(のぞ)いてないな。
その様子を確認すると安堵のため息を吐いた。
ベッドに先程下ろした制服一式の中からワイシャツを右手で掴むと両手で掴み直し背中にかけ右腕から袖を通し着替え始める。次は左腕を袖に通す。
一つずつボタンを上から順々に両手で留め終える。ジャージのズボンを脱ぐため、右脚を曲げないよう(かば)いながらゆっくりと右脚から脱いでいく、
次は左脚も。
そして脱ぎ終えるとまた畳んでスポーツバックにしまった。
制服一式の中からズボンを両手で持つと履きやすいようにひろげて左脚から履き、右脚はなるべく曲げないように履いた。
最後にはファスナーを上まで引っぱってからボタンで留めベルトでしっかり固定した。
次は制服の上着を右手から両手に掴み直し背中に羽織り右腕から袖を次は左腕に通しきると上からボタンを両手で順々に留め、ほぼ着替え完了したところで誠に振り向いていいよ。と合図した。
誠「あれ?ネクタイはしねえの?」
「するけど鏡ないとやりずれえ、じゃなくてやりずらいから」
誠「そうなのか、俺がやってやるよ。」
そう言うとオレのスポーツバックからネクタイを手探りで取り出してオレの首にかけると慣れた手つきでネクタイを締めてくれた。
そのあいだオレの心臓はバクバクいって静まりそうも無いほど意識していた。
キスされた余韻で顔も赤いまま
「ありがと////なんか変な感じがする。誠にして貰うなんて今まで思っても見なかったから、なんか嬉しいんだ。この気持ち、幸せっていうのかな」
誠「そうか?それは良かったかも////おそらくネクタイ締めてやるのはこれが最初で最後だろうからな////近々、女子の制服着るんだろうから、そうなったらもうできねえしな////それにきっと似合うだろうなぁ!啓祐、めちゃくちゃ可愛いから////」
「かっ////可愛くねえよ!そうだ名前、名前決めたよ。啓子にする!誠と女の子として初めてデートした時、啓子として嬉しかったから」
誠「そっか、楽しみだ!戸籍変更ってどのくらいかかるんだろ?早えーと良いな」
「うん、正直、男装って苦しいんだよ。胸潰さなきゃだし、胸圧迫されて苦しくて酷い時は呼吸困難になりかねないから、、早く解放したいし、それに頑張って女らしくならないとな。誠が恥かくから、彼女として頑張るから」
誠「別に頑張らなくて良いぞ。ありのままの啓祐が好きだ!////」
「誠////」
誠「次は俺が着替える番だな。別に俺は見られても良いけどお前が恥ずかしいんだよな?ベッドのカーテンで見えないよう囲うからカーテンの内側で待ってろ!俺は立ちながらカーテンの外側で着替えるから」
「うん////あのさ、はじめからそうすれば良かったんじゃ?誠?本当に着替えみてないよな?」
誠「あ!?見てねえし、そっかだよな?なんですぐに思いつかなかったんだ?啓祐、安心しろ!マジで見てねえから!」
「信じてるけど、それでも恥ずかしくて、今でもドキドキしてるんだ。だけど、、、」
誠「だけど?なんか言いかけたみたいだけど」
「な、なんでもない////」
なんだか幸せだなぁ
と口に出しそうになったけど心にとどめるだけにした。
だってようやく隠さず本当の自分に戻れるんだ。
そう思うとたまらなく心嬉しくて
そして、誠の着替えが済むと教室に戻るため保健室を出た直後に背後から男性の声が聞こえ振り返ると制服に着替えたクラスメートの瀬尾だった。
瀬尾「お前らなんで障害物競走出なかったんだよ!白組負けたのはお前らのせいだからな。罰としてお前ら裸で校庭一周しろよ!」
誠「悪かったよ。だけど校庭一周するのに裸になる必要ねえんじゃねえの?それに啓祐は足を負傷してるんだから(いた)われよ!」
瀬尾「神条!お前マジで足怪我したのか?それなら罰は見逃してやるが飛騨!お前は違うだろ?お前は今まで何処にいたんだよ?」
誠「啓祐と保健室だけど?わりーか?」
瀬尾「は?野郎同士2人っきりで長時間保健室だと?キモイだろ?」
誠「野郎じゃねえし、お前に罰を命令する権限ねえだろ?それに啓祐は野郎じゃねえし俺の彼女だよ。俺たち結婚する約束したんだ!なんか文句あるか?」
瀬尾「けっ?結婚?野郎じゃねえ?彼女?なにわかりきった嘘言ってんだ?飛騨!」
そこへ話のあいだに割り込むように公美子が入ってきた。
公美子「嘘じゃないよ!瀬尾くん!啓祐、家の都合で男として育てられたけどれっきとした女の子だよ。私とは親友になってね。私のうちにお泊まりした時、一緒にお風呂入ったこともあるし、啓祐はずっと飛騨くんが好きで片想いしてたけどようやく気持ちが伝わってお付き合いし始めてるのに、キモイ?酷いこと言わないでくれるかな?」
瀬尾「は!?田辺さん?それってマジで言ってる?」
公美子「マジだけど、もうすぐ女の子に戻れる時に水を差す事言わないでよね」
瀬尾「エイプリルフールまだまだ先だぞ?マジか?神条?お前、本当に女なのか?」
「今まで騙していてごめんなさい」
地声で話しかけると瀬尾は腰を抜かして口をポカーンと開けたまま驚いて固まってしまっていた。
公美子「ちょっと何処見てんの!?」
公美子が、瀬尾を攻める
瀬尾「いや、、そのわりには貧乳だなぁと思って」
え!もしかしてオレの胸注視してたの?
思わず胸を覆った。
「こ、これは男装下着で胸を潰して、、って変な事言わせんな////」
バシーン!
瀬尾の左の頬を右手で平手打ちした。
マジで嫌だ!恥ずかしい。
瀬尾「痛えな、、思い切り叩きやがって、、確かに今のリアクション女だなぁ、、声も可愛いし、、マジか」
公美子「自業自得でしょ。」
瀬尾「悪かったよ!神条!だからか、トイレで会わねえわけだ」
「オレも叩いて悪かったよ。もう変な目で見んなよ。恥ずかしいから////」
瀬尾「やべぇ、可愛い!なんで気づかなかったんだ?へぇ、神条そんな顔すんだな?」
誠「瀬尾ー!惚れんなよ!俺のだからな」
瀬尾「わかってるって、でいつ結婚すんだ?」
誠「俺が警察官になったらだからまだまだ先だ!」
瀬尾「意外!飛騨!お前警察官になんの?かっけえーな!応援してやるよ。神条の可愛いさに免じて罰は取り消ししてやる。そのかわり結婚式には必ず呼べよな」
直ぐにでも帰宅したかったのに流れでそういうわけにも行かず
いつの間にか皆、教室に入るのでオレたちもその流れで入る事にした。
それぞれ皆、席につき先生が来るのを待つこと数分後、桃先生が教室に入りお疲れ様と一人一人に挨拶を交わし、そして漸く帰れる時がきた。
忘れ物がないか念のため机の中を確認すると誠がオレの席まで近づき左手を目の前に差し出す
オレはその手を右手で受け止め、握られ引っぱられその弾みで立ち上がる。
するとクラスメートの女子たちがオレたちを見て騒ぎ出した。
女子生徒A「え?ねえねえ見て?飛騨くんと神条くん手を繋いでない?」
女子生徒B「あ!みたみた!あれってもしやBLじゃない?」
楓「え?なんの話?」
そこへ坂出楓と布施奈緒子と藤咲佐奈が遅れること数秒後話の中に入ってきているので楓、オレの秘密まだいわないよな?っと心配のあまり動きが止まってるのに誠は気づいたらしく
誠「啓祐?どうした?」
「女子たちオレたち見て変だと思って騒いでるけどあの中で楓だけオレの秘密知ってるからバラすんじゃないかってドキドキしてるんだ。」
誠「別にバレても良くね?近々女の子に戻るんだし」
「だけどまだ心の準備できてないし」
誠は手を放そうとせずしっかりと握っていた。
関西弁が聞こえてきた。
奈緒子「そうやろ?わたしが言った通りやないの?ズバリBL!」
楓「なおりん?なに言うかと思ったら絶対違うからね」
楓が弁解している。
紗奈「わたし、飛騨くんの事諦める事にした。新しい恋を探すんだ。なおりん、わたし、神条くんの秘密知ってしまって、BLじゃないよ。いずれわかるけど、彼女には敵わないなって思ったから潔く諦める事にしたよ。BL好きのなおりん、残念でした。」
え?藤咲さん?なんで知ってるの?
オレは驚いた。
楓がバラすかと思ったら意外な展開になったからだ。
奈緒子「気になるやんか?なんやの?彼女?え?いずれわかる?なんか紗奈ちゃんの言い回しだと神条くんが彼女に聞こえるやんか?そやろ?わたしの聞き間違い?」
紗奈「そうだよ。神条くんが女の子だってわかったしわたしの入る隙間全然ないってわかったしね。」
あー!まだ秘密にしたかったのに(汗)
思わず自分の口を押さえてしまった。
奈緒子「えー!えー!マジなん?つまんない!ちっともおもろくないやろ?腐女子としてつまんなーい!」
女子生徒A「なに?なに?」
女子生徒B「どう言うこと?」
あー。こうやって色んな人にバレていくんだな。
だけど藤咲さんにいつバレたんだろ?
「あの、、藤咲さん?」
紗奈「あ?ごめん、まだ言わない方が良かった?」
「そうじゃなくてなんで知ってるの?公美子から聞いた?」
女子生徒AB「きゃー、可愛い声」
奈緒子「え?今の声って神条くん?今までの声ってどうやってたん?知りたいわ」
オレは先輩から返して貰った変声器チョーカーを上着のポケットから右手で取り出して見せると
「これで変えてたんだ。みんな隠しててごめんなさい(泣)」
急に罪悪感に(さいな)まれ涙が出てきた。
奈緒子「神条くん?泣かんといて、まるで私が虐めてるみたいやないの。逆にずっと辛かったやないの?逆にここまで隠せたなんて凄いや。謝んといて、なあ、みんな、そう思わん?」
女子生徒A「そうだよ。私なんてムリムリ、直ぐにギブアップしそう」
女子生徒B「家の事情ででしょ?いつも辛かったでしょ?わたしも性別隠すの無理かな。だって好きな人が出来ても告白出来ないんだよ。あ!そっか飛騨くん見ててたのはそう言うことね。わたしは大丈夫だよー。気にしない」
紗奈「私も初めはビックリしたけどずって神条くん、辛そうだったし、悲しそうだった。今まで見ていて思ったし、なんでいつも寂しそうなんだろ?ってだけど飛騨くんが話かけると表情が明るくなるの。私、いつのまにか飛騨くんを目で追っていてだから神条くんの様子も気づいてたけど気のせいだと自分に言い聞かせてたの。私の方こそ謝るべきだと思う。飛騨くんを好きになってごめんなさい。体育祭の時、あなた達を尾行してごめんなさい。ふたりの関係が凄く気になってしまって、なおりんがBLなんていうから余計に」
奈緒子「え?それじゃわたしのせいなん?そやかてそう思うやろ?あんなイチャイチャしてたら、ひどい。紗奈!だけど、、わたしにも責任あるんやな。許してや、紗奈、ごめんね。そして神条くんも許してや」
ふたりに謝られてどう応えてよいのか、そもそも自分が性別隠したのが悪いのに
そう思ったら言葉が出てこなくて涙も止まりそうもなくて
公美子「あ!いたいた!啓祐?相変わらず泣き虫だなぁ!はい!ハンカチ貸すから涙拭きなね」
公美子が忙しなくハンカチをオレの右手に乗せた。
公美子「それで?誰が泣かせたの?まさか?バレた?」
オレが無言で頷くと
公美子「マジで?そっか、いつの間にか飛騨くんにも啓子だって知られたみたいだし、秀くんに報告しないとね」
紗奈「公美子?誰なの?その秀くんって?もしかして彼氏?なんで神条くんのこと報告しなきゃなんないの?関係ないんじゃ?」
公美子「それが関係あるんだよね。みんなにバレたついでに言うけど金堂栞さん、覚えてる?彼女は啓祐の幼馴染で本名、金堂秀くん、男の子でした。彼は啓祐のお父さんに女の子に戻して欲しいと頼まれて女装し転入してきたけど仕事が忙しくなって急遽(きゅうきょ)私たちにその役目を託して俳優業に専念してるよ。うん、まあ彼氏には違わないけどねー。」
紗奈「な、、?えー!あのお(しと)やかな美少女がオトコ?ウッソー!」
女子生徒A「えー!見事に騙された」
女子生徒B「わたしもだよ」
奈緒子「詐欺や、詐欺や完璧すぎやないの。わたしより女の子してたやん。信じられん。流石はプロの俳優さんやなー。公美子?有名な人なん?」
公美子「えへへ、どうしようかな」
奈緒子「そこまで話しといて勿体つけんなや」
公美子「うん、そうだよー。最近、話題の人、俳優の近藤秀司さん!」
女子生徒A「きゃー、わたし知ってる!公美子マジで付き合ってるの?しかも神条くんの幼馴染って?凄すぎない?」
女子生徒B「もう、羨ましすぎだよ。わたしも彼氏欲しいよ」
紗奈「紹介の術はなくもないけど、どうしようかな」
女子生徒B「紗奈までいつの間に、失恋したばかりで新しい恋愛見つけるなんて羨ましすぎでしょ」
紗奈「違う違う。色々あってね。まだ恋愛のれの字まで入ってないよー。だけど不良らしいよー。もうすぐ更生するらしいけど」
不良?まさかな?
オレはあのふたりの顔が頭に浮かんだ。
「あの、そろそろオレたち帰りたいんだけどみんな本当にごめんなさい。」
公美子「あ?いよいよなんだねー。頑張ってね。二人とも」
オレと誠が手を繋いだままでいるのを見てそんな風に悟ったのかな?
そう言うと公美子は手を振った。
女子生徒AB「頑張って」
紗奈「ファイト」
楓「落ち着けば大丈夫だよ!頑張って」
奈緒子「頑張れや」
瀬尾「頑張んだぞー」
瀬尾までも声援を言い手を振って見送ってくれた。
「誠?」
誠「なんだ?」
「結局バレちゃったね」
気が緩んで涙もいつの間にか止まっていた。
誠「そうだな。俺はみんなが色々言うから話題に入る隙もなかったけどな。だけど、金堂栞さんが男だったって事実には正直、驚いたよ!マジでやばかったしなぁ。」
「やばかったって?どんなふうに?」
誠「それはだなぁ。つまりすっかり騙されて本気になりかけっ、、そういやあの時、お前俺の頭殴ってたなぁ。やきもち妬いてたんだなぁ。知らなかったとは言え、辛い思いしてわりーな」
「別に、もう終わったことだし、オレも秀だって気づかなかったしね。まさかあの親父から頼まれてたなんて知らなかったし親父が後悔してたなんて事も、だけどそのおかげで今の自分がいる訳だから秀にもお礼言わないとな」
誠「そうだな。そうだ!右脚大丈夫か?」
「あれ!?少し痛いけど大丈夫みたい。」
誠「そっか、それは良かった」
やっと下駄箱のとこまでくると自分の下駄箱から革靴を取り出して土間に置き、一足ずつ左脚から履き出し靴を履き終えると正面玄関を出て我が家へ再び手を繋ぎ直して向かった。

第44話 性別変更と交際報告に続く



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