お客さんいらっしゃ~~~いのコーナー、後半
文字数 6,157文字
まあまあ、おかげで四属性のドラゴンの美声が聞けるようになったしいいじゃない。
ドラゴンの咆哮、もとい歌声が聞けると聞いて毎週のコンサートが大入り満員で、すぐにでも回収できそうなんだよ。
あとはねえ、光と闇のドラゴンが来てくれると完璧なんだけどね。彼ら二匹の居場所が全然わかんないんだよね。
光のドラゴンは気まぐれな奴で居場所を転々としてるから中々捕まんないんだよね。
ドラゴンの咆哮、もとい歌声が聞けると聞いて毎週のコンサートが大入り満員で、すぐにでも回収できそうなんだよ。
あとはねえ、光と闇のドラゴンが来てくれると完璧なんだけどね。彼ら二匹の居場所が全然わかんないんだよね。
光のドラゴンは気まぐれな奴で居場所を転々としてるから中々捕まんないんだよね。
その後、裏世界のマグマに浸かってるのを僕が見かけたことありますよ。
本当に放浪が好きなんだよなぁ。逆に闇のドラゴンは本当にどこにいるのかわかんないんだよね。山に穴掘ってそこに住んでるらしいんだけど、うちの父さんも大魔王やっている時から見かけたのは3回くらいだって言ってたし。
本当に放浪が好きなんだよなぁ。逆に闇のドラゴンは本当にどこにいるのかわかんないんだよね。山に穴掘ってそこに住んでるらしいんだけど、うちの父さんも大魔王やっている時から見かけたのは3回くらいだって言ってたし。
お、いいねえそれ。今度の企画でやろうかな。
さて、音楽も終わったんだけど未だに相馬さんは目覚めません。
大分音楽の尺を長く取って、その間に覚醒の魔術や目覚めの奇蹟、そのほかに状態異常治すアイテムとかHP回復するアイテムつぎ込んだんですが、結局ダメでしたね。
さて、音楽も終わったんだけど未だに相馬さんは目覚めません。
大分音楽の尺を長く取って、その間に覚醒の魔術や目覚めの奇蹟、そのほかに状態異常治すアイテムとかHP回復するアイテムつぎ込んだんですが、結局ダメでしたね。
そういやそうだ。相馬さんは基本的に裏で暗躍してる事が多いから、記録があんまり残ってないんだよな。細かい事はラモスさんに話を聞いた方がいいのかもしれんね。
じゃあ、今度は引き続きラモスさんからお話しを伺っていこうと思います。よろしくお願いします。
じゃあ、今度は引き続きラモスさんからお話しを伺っていこうと思います。よろしくお願いします。
最初にすり変えたのはとある地方の王様だったんだけど、これは最初は上手くいっタ。でも、真理を見せる鏡とやらに元の姿を見破られて勇者に倒されちゃったンだよネ。もう一人の預言者に成り代わったほうは、酒を飲まされてベロンベロンになって正体をみずからバラしちゃうとかいうアホな事やらかしたんだけどサ。
全てを破壊しつくす魔人という存在が私らの世界には居たのサ。昔、とある王国があったが、彼らは大魔王に恐れを抱いていた。考えに考え抜いた結果、その手段に至っタ。魔人を召喚したまでは良かったけど、その魔人を従える方法までは知らなかっタ。供え物をして召喚さえすれば使役できると思い込んでネ。
単純は単純だけど、その魔人、めちゃくちゃ強いからネ。そんじょそこらの王国の兵士ではまず勝負にならないし、たとえ勇者パーティが相手だとしても半端者では魔人には傷すらつけられないだろうネ。倒すには大魔王を倒す以上の力をつけないといけないし、仮にそこまでレベルがあるのならわざわざ魔人を呼び出す必要もなイ。本末転倒ネ。
彼の持つ、圧倒的な暴力はやっぱり魅力的だったからネ。まわりくどいけど、人間界には魔人召喚の儀式の方法だけ情報を流したのヨ。大抵の人間は怪しむだろうけど、切羽詰まった連中なら手を出す可能性もあるし。現にひとつの王国がこれで滅びタ。
滅ぼすほど戦うわけじゃないから人間たちは安心してほしいんですけどねえ。
僕はまだ魔族にしては慈悲を持っている方なんですよ。
父さんなんかガチで人間も神も滅ぼそうとするから困るンですよね。遊び相手が居なくなったら寂しいじゃないですか。
僕はまだ魔族にしては慈悲を持っている方なんですよ。
父さんなんかガチで人間も神も滅ぼそうとするから困るンですよね。遊び相手が居なくなったら寂しいじゃないですか。
人間達も学習して、呪いの武器を装備して死んだ人間と一緒に埋葬したんだけど、人間達の生まれて死ぬサイクルは早いでショ? いつのまにか呪いの事は忘れられて、宝物が埋まっているという情報だけが流れていくのよネ。だから宝を狙った冒険者はそうやってダンジョンに呑み込まれて死んでいくのヨ。
それについては私の時も同じだったヨ。神の加護がある地域には基本的に強すぎるモンスターが送れないのよネ。邪気が強すぎると加護に引っかかってその領域に入れない。だからアリ(ピーーーーー)から勇者が生まれちゃったノネ。
僕たちの世界でも神が守護してる地域はありますね。
特に北方三国と呼ばれるヴァルディア王国、イストニア皇国、ドニ=アーデン連合国は秩序神オーデムの守護が遺されているせいか、レベルが20以上の魔物が入れないんですよね。
洞窟や遺跡、山や森なんかはオーデムの守護が及ばないらしく、そこには強い魔物が置けるんですけどね。
特に北方三国と呼ばれるヴァルディア王国、イストニア皇国、ドニ=アーデン連合国は秩序神オーデムの守護が遺されているせいか、レベルが20以上の魔物が入れないんですよね。
洞窟や遺跡、山や森なんかはオーデムの守護が及ばないらしく、そこには強い魔物が置けるんですけどね。
まあ、勇者が生まれる環境というのは往々にしてそういう場所よネ。そうやって生まれた勇者をいかにして封じ込めるか、冒険の途中で殺しちゃうかが大事ヨ。運が良い勇者だとそのあたりも上手くすり抜けてくるんだけどモ。
わかります。今でも時々魔物の配置は変えてますね。魔物がいつも同じ場所に居ると冒険者達も慣れたり、対策を立てたりするんでやっぱり大事ですね。
話はちょっと前後するんですが、ラモスさんは罠についてはどういった感じで設置したりしてました? 僕も今までの例にならって宝箱に毒ガス仕込んだりとか、宝箱開けるとそのフロアごと落とし穴になったりするトラップとか仕込んでるんですが。
話はちょっと前後するんですが、ラモスさんは罠についてはどういった感じで設置したりしてました? 僕も今までの例にならって宝箱に毒ガス仕込んだりとか、宝箱開けるとそのフロアごと落とし穴になったりするトラップとか仕込んでるんですが。
でもあれネ。私が最近見たミミックのバリエーションでびっくりしたのは、宝箱を被った人間みたいなミミックネ。あれは凄かったヨ。ローリングソバットとか繰り出してきたり、今まで私達が築いてきたミミックの既成概念を打ち破るような素晴らしいミミックだったヨ。
冒険者をぶち殺すみたいな意思を感じさせない罠は設置する意味がないからネ。人食い箱は圧倒的な素早さと攻撃力で、私らのミミックは呪死の魔術で冒険者を殺すからネ。マオウ殿ももっと殺意を込めた罠を作らないとダメヨ。
(魔法陣が出現し、相馬さんとラモスさんがキラキラと輝く光に包まれて消えていく)