ユミル’sレポート
文字数 3,703文字
はい、インキュバスさんの「I NEED YOU」でした。
ポップな感じながらエロスが全体的に漂う、素敵な楽曲でしたね。
やはりサキュバスやインキュバスにしか出せない色気を伴った歌声というのは、時々聞くには悪くないかな。毎日聞くとなると甘ったるくてちょっと反吐が出そうだけど。
ポップな感じながらエロスが全体的に漂う、素敵な楽曲でしたね。
やはりサキュバスやインキュバスにしか出せない色気を伴った歌声というのは、時々聞くには悪くないかな。毎日聞くとなると甘ったるくてちょっと反吐が出そうだけど。
で、次のコーナーなんだけど……参ったな。
つい衝動に負けて父さんをぶっ飛ばしちゃったせいで次のコーナーが出来ないぞ。
どうしようかな。
ねえ、ディレクター。今日はもう〆ちゃってもいい? ダメ?
やっぱりダメ? なんとかひとりでつなげって?
といってもね。もう父さん追放した時点で僕の気持ちは閉店ガラガラセールなんだよね。おうちに帰ってもうなんかつまみながらこう、ワインでもゆっくり傾けたい気分だよね。僕魔王だからアルコール程度で酔っぱらうとか状態異常になるとかそういうのは無いんだけど、気分的な問題だよね。僕が酔っぱらうとしたら毒物? トリカブトやらテトロドトキシンとか、その辺りの強烈なのを持ってこないといけないけど。あのビリビリ感とか目が回る様な感覚が楽しいよね。
あとは燃え盛る火炎のような形をしたキノコ。あれは実に良い。
食べるとまさに地獄の焔を体現したかのような燃え盛る感覚を得られる。魔族以外が食べると全て爛れて苦しんだ挙句の果てには死んじゃうんだけどね。
つい衝動に負けて父さんをぶっ飛ばしちゃったせいで次のコーナーが出来ないぞ。
どうしようかな。
ねえ、ディレクター。今日はもう〆ちゃってもいい? ダメ?
やっぱりダメ? なんとかひとりでつなげって?
といってもね。もう父さん追放した時点で僕の気持ちは閉店ガラガラセールなんだよね。おうちに帰ってもうなんかつまみながらこう、ワインでもゆっくり傾けたい気分だよね。僕魔王だからアルコール程度で酔っぱらうとか状態異常になるとかそういうのは無いんだけど、気分的な問題だよね。僕が酔っぱらうとしたら毒物? トリカブトやらテトロドトキシンとか、その辺りの強烈なのを持ってこないといけないけど。あのビリビリ感とか目が回る様な感覚が楽しいよね。
あとは燃え盛る火炎のような形をしたキノコ。あれは実に良い。
食べるとまさに地獄の焔を体現したかのような燃え盛る感覚を得られる。魔族以外が食べると全て爛れて苦しんだ挙句の果てには死んじゃうんだけどね。
クアトロス諸島の無人島ですね。地上の海、私は初めて見たのですが、穏やかな波と透明で青い水、心が洗われる風景ですね。泳ぐ魚たちも極彩色で個性的な形が多くて、目に楽しいです。私達の世界の海はコールタールのような黒さですし、泳ぐ魚と言えば棘や角だらけでごつくて大きくて、もう雰囲気が魔物! という感じを醸し出してますからね。そっちはそっちでグロテスクながら面白いのですが。
という事は、グシオスにウサギとして彼女を売りつける事が出来るわけです。実際、キラーラビットは危険な魔物であるという認識がありますが、一方でウサギとしての穏やかな性質も持っており、懐かせることができれば可愛くかつ頼りになるペットに早変わりです。
姿かたちは小さくとも、ヴァルディア周辺の魔物なら一撃で倒すくらい強いですし、レベルが更に上がればレッサードラゴンくらいなら造作もなく倒せます。
普通、魔物はあんまりお互いに戦う事もありませんからね。相手になるのは大抵冒険者ですし、冒険者と出会った所で倒される方が多いですから。稀に冒険者達を倒し続けてレベルが上がってクラスチェンジした魔物がいつの間にかダンジョンのボスになったり、レアモンスターだとか呼ばれたりするんですよ。
こちらの世界に来て、魔物使いなる職業の方々にお話を伺ったのですが、元が動物の魔物は比較的飼いならしやすいそうです。元の動物の特性が残ってるからですね。逆にどうやっても無理なのが、ゴーレムや魔法生物といった無機物をベースにしたものや、あるいは魔族や吸血鬼といった知性の高い魔物だそうです。私達魔族の場合はこうやって言葉を交わせるわけですし、飼う事など不可能なわけですが。
そしてウサ子さんはキラーラビットながら知性が物凄く高く、人間の言語を完全に理解しているというからまさに驚きです。ウサギにしておくのがもったいないくらいですね。今すぐにでもマオウ様と謁見してもらい、魔力を与えて魔族の仲間入りを果たしてもらいたいです。残念ながら彼女の希望がグシオスの隣に居る事なので、それは果たせないのですが……。