OPトークと特別ゲストの紹介!
文字数 6,931文字
(なんかオーケストラによる管弦楽が流れ始める)
スタンスの違いってやつだね。致し方ない。
あ、そういえば今日はディレクターの宵闇の伯爵が居ません。諸事情、もとい僕の父親の相手をしていて現場に来れないからです。臨時代役として彼の息子のバティスタ君にディレクターをやってもらってるけど、実は開始直後からずっと父親と一緒にこのブースに来てるんだよね。仕事ぶりを見ているうちに仕事内容を覚えたのか、初めての仕事とは思えないくらい有能でびっくりしたよ。もし伯爵に何かがあっても安心だね。
そしてずっと仕事をしていても一向に仕事ぶりが向上しないADの虚ろの騎士くん、君そろそろクビ待ったなしだよ。大丈夫かな?
あ、そういえば今日はディレクターの宵闇の伯爵が居ません。諸事情、もとい僕の父親の相手をしていて現場に来れないからです。臨時代役として彼の息子のバティスタ君にディレクターをやってもらってるけど、実は開始直後からずっと父親と一緒にこのブースに来てるんだよね。仕事ぶりを見ているうちに仕事内容を覚えたのか、初めての仕事とは思えないくらい有能でびっくりしたよ。もし伯爵に何かがあっても安心だね。
そしてずっと仕事をしていても一向に仕事ぶりが向上しないADの虚ろの騎士くん、君そろそろクビ待ったなしだよ。大丈夫かな?
宣言じゃないよ、警告だよ。でもまあもうちょっとやる気見せるか、それともやめるかそろそろハッキリしてほしいかなっていう部分はある。
さてそれは置いておくにしても。
前回は色々と準備しなければいけない事が多く、ラジオをお休みせざるを得なかった事をまずはリスナーの皆様にお詫び申し上げます。
さてそれは置いておくにしても。
前回は色々と準備しなければいけない事が多く、ラジオをお休みせざるを得なかった事をまずはリスナーの皆様にお詫び申し上げます。
その様々な準備ってのが、まあアレですよ。
勇者様ご一行がこの裏世界に来て、わたくしマオウを倒さんとばかりに息まいてたんで少しお灸でもすえてやろうかなーという事で、魔王城全体がひっくり返る様などったんばったん大騒ぎだったわけだけど。
実際ラジオ放送や城での振る舞いでは余裕ある風に見せてたけど、実際は結構カツカツだったんだよね。今だから言える事なんだけどね。
勇者様ご一行がこの裏世界に来て、わたくしマオウを倒さんとばかりに息まいてたんで少しお灸でもすえてやろうかなーという事で、魔王城全体がひっくり返る様などったんばったん大騒ぎだったわけだけど。
実際ラジオ放送や城での振る舞いでは余裕ある風に見せてたけど、実際は結構カツカツだったんだよね。今だから言える事なんだけどね。
実際の所、今回の勇者パーティは中々手ごわかった。
裏世界のダンジョンや遺跡は次々に攻略されるわ、空を渡る気球とかいうとんでもないアイテムを作り出すわ、そして我が魔王城の最後の砦とも言える絶望の山岳や深淵の洞窟までも踏破するとは思いもよらなかったよ。
裏世界のダンジョンや遺跡は次々に攻略されるわ、空を渡る気球とかいうとんでもないアイテムを作り出すわ、そして我が魔王城の最後の砦とも言える絶望の山岳や深淵の洞窟までも踏破するとは思いもよらなかったよ。
やっぱり異世界から召喚されてきた勇者だからか、成長が著しく早いんだよね。
そりゃ勇者候補を異世界からバンバン呼び出したくなるわな。しかも高レベルになればなるほどこの世界に居る人間よりも成長しやすくなるとか、なんですかそのチートは。
僕もそんなゲームをプレイしたかった。
そりゃ勇者候補を異世界からバンバン呼び出したくなるわな。しかも高レベルになればなるほどこの世界に居る人間よりも成長しやすくなるとか、なんですかそのチートは。
僕もそんなゲームをプレイしたかった。
流石に異世界から来た勇者とはいえ、99になるにはまだまだ経験値が必要っぽいけどね。そうそう、その勇者パーティなんだけども実は今日魔王城にやって来てたんですよ。
番組冒頭でネタバレしちゃったけど。嬉しくて。
本当なら魔王軍の総力を挙げて潰しても良かったんだけど、ちょっと勇者と一緒にやりたい事があったからね。
魔王城の中を空にして、僕の所にまで呼び込んで、勇者以外のパーティメンバーは弱点を突いて戦闘不能にしたりね。
番組冒頭でネタバレしちゃったけど。嬉しくて。
本当なら魔王軍の総力を挙げて潰しても良かったんだけど、ちょっと勇者と一緒にやりたい事があったからね。
魔王城の中を空にして、僕の所にまで呼び込んで、勇者以外のパーティメンバーは弱点を突いて戦闘不能にしたりね。
あ、そうだね。
今日番組に特別篇と銘打ったのは特別なゲストを呼んだからというのもあるんだよ。察しのいいリスナー諸君ならもう気づいてると思うけどね。
ではお呼びしましょう。
我が魔王城にやってきた勇者パーティのリーダー、勇者ハッシーさんです。どうぞ!
今日番組に特別篇と銘打ったのは特別なゲストを呼んだからというのもあるんだよ。察しのいいリスナー諸君ならもう気づいてると思うけどね。
ではお呼びしましょう。
我が魔王城にやってきた勇者パーティのリーダー、勇者ハッシーさんです。どうぞ!
パチパチパチパチ。
いやあ前から呼びたいと思ってたんですよ! 面白い投稿をしてくれるリスナーは実に貴重ですからね。お手紙を一回頂いた時から絶対にゲストに呼びたいって決めてたからね! このためだけにラジオを一回休んで準備したまである。
なによりもマオウの敵の勇者ってところが良い! 本来なら敵対し憎み合う存在だと言うのにのんきに手紙を送ってくるこの図太い神経が凄いよね。彼はこの番組が本当の魔王によって製作されていると全く思っていなかったようだけど。
いやあ前から呼びたいと思ってたんですよ! 面白い投稿をしてくれるリスナーは実に貴重ですからね。お手紙を一回頂いた時から絶対にゲストに呼びたいって決めてたからね! このためだけにラジオを一回休んで準備したまである。
なによりもマオウの敵の勇者ってところが良い! 本来なら敵対し憎み合う存在だと言うのにのんきに手紙を送ってくるこの図太い神経が凄いよね。彼はこの番組が本当の魔王によって製作されていると全く思っていなかったようだけど。
出身というか、この世界の国籍は一応ヴァルディア王国って事になってますね。戸籍も一応本籍そこになってます。で、本当の出身地はこの世界とは別の世界にある地球という星の、日本という国で生まれて15歳まで育ちました。今16歳です。帰りたい。
涙を流すのはまだ早い! 番組が終わるまで取っといて!
で、その日本という国とか君が元居た世界ってのは一体どんな世界なのか、皆気にならないかな? 僕は非常に気になる。一度行った事はあるけど詳しくは知らないからね。
で、その日本という国とか君が元居た世界ってのは一体どんな世界なのか、皆気にならないかな? 僕は非常に気になる。一度行った事はあるけど詳しくは知らないからね。
魔術が無い代わりにこちらには技術があります。つまり機械文明というものが発達しているんです。それによって火を点けたり、あるいは氷を作ったり、更には大きな建物を作ったりしてますね。人間の知識、知恵、叡智による素晴らしい積み重ねです。
その技術や機械とやらによって、なんだかスゴイ超高層ビル? なんてものも建ってるのを見てマオウはぶったまげたよ。ヘンテコな鉄の塊が高速で移動してたりとか、あとは何だろう、自動で飲み物を売ってくれる機械があったりとかもうこっちの世界では見たことも無いものが一杯あって、なんとか再現できないかなって暫くうんうん唸ってたくらいだからね。
でもこっちの世界もボクにとっては度肝抜かれましたよ。まさか僕たちが空想したファンタジー世界みたいなものが本当にあったなんて思わなかったです。妖精がふわふわ飛んでたり、エルフやドワーフみたいな亜人が居たり、何より魔術や奇蹟が使えるだなんて自分がまるで超人になったかのような錯覚すら覚えますよ。今のボクは実際人を超えてるかもしれませんが。
来た当初はマジで興奮しましたね。ボクも魔術や奇蹟使う素養があると聞いて凄くワクワクしましたし、実際初級の魔術とはいえ照らす灯りを使ってみた時はもうボクも本当のファンタジー世界に来たんだなっていう実感が湧きましたよ。
それとボクだけが使える光属性の魔術ですか。光の針 、雷撃 や閃光撃弾 、光属性付与 、えーと後はなんだったかな。ああそうそう、なんだか神の禁術というものも授かりましたね。得体の知れない、生きるのを止めた大魔導士とかなんとかから。
まず僕のMPを全て使ってしまう事と、効果範囲がわからないからですかね。全てを滅するとか言われた日には怖くて使いたくないですよ。この世界すら滅ぼす魔術かもしれないかと思うと、使わずに封印しておいた方がいいでしょう。
全くその通りだ。僕も実は禁術と呼ばれるものはいくつも持っているけど、この魔王人生において使った事はまだないんだよね。試しに使おうとして見たら父さんに止められたんだよ。それを使うのは地上を本格的に滅ぼして焦土にしたい時だけだ、とか何とか言われて。混沌の旋風 とか言う術がその一例なんだけども。
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レベル:98
HP:1398
MP:1024
生命力:56
精神力:43
持久力:37
体力:32+10
筋力:40
技量:53
魔力:41+30
信仰:36
運:10+80
【固有スキル】
経験値増加:通常よりも経験値を貰いやすい。レベルが上がる程伸び率も良くなる。
神の加護:秩序神オーデムと地母神カルケドによる加護を受けており、神の導きによって運の巡り合わせが良くなる。
大魔導士の導き:大魔導士イェラザゼルの力を受け継ぎ、魔力が増加。
穏やかな風:勇者がその場にいる事により、場を落ち着かせ争いを収めさせる雰囲気をもたらす。
【特技】
鼓舞:勇者が前に立ち、剣を構える事でパーティ全員の士気が高まり攻撃力/防御力が1.2倍増加する。
雷の槍:手を天にかざして念じる事により雷の槍をその手に生じさせる。投げつけたり、あるいはそのまま武器として使用可能。
光属性付与:光の力を武器または防具に付与する。
光の刃:光の力を付与した剣を振る事で光の刃を飛ばす事が出来る。
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レベル:98
HP:1398
MP:1024
生命力:56
精神力:43
持久力:37
体力:32+10
筋力:40
技量:53
魔力:41+30
信仰:36
運:10+80
【固有スキル】
経験値増加:通常よりも経験値を貰いやすい。レベルが上がる程伸び率も良くなる。
神の加護:秩序神オーデムと地母神カルケドによる加護を受けており、神の導きによって運の巡り合わせが良くなる。
大魔導士の導き:大魔導士イェラザゼルの力を受け継ぎ、魔力が増加。
穏やかな風:勇者がその場にいる事により、場を落ち着かせ争いを収めさせる雰囲気をもたらす。
【特技】
鼓舞:勇者が前に立ち、剣を構える事でパーティ全員の士気が高まり攻撃力/防御力が1.2倍増加する。
雷の槍:手を天にかざして念じる事により雷の槍をその手に生じさせる。投げつけたり、あるいはそのまま武器として使用可能。
光属性付与:光の力を武器または防具に付与する。
光の刃:光の力を付与した剣を振る事で光の刃を飛ばす事が出来る。
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これはすごい。かなり充実したステータスだね。
しかも固有スキルと特技も中々良いものを持っているし種類も多い。普通の人々なら固有スキルなんて1つ持っていればいい方だからね。中には全く何もないどころか、マイナス効果のスキルを持ってる人もいるし。
しかも固有スキルと特技も中々良いものを持っているし種類も多い。普通の人々なら固有スキルなんて1つ持っていればいい方だからね。中には全く何もないどころか、マイナス効果のスキルを持ってる人もいるし。
あ、ちなみにステータスの事について簡単にお話しすると、生命力はHPを伸ばしてくれる奴で、精神力は魔術や奇蹟、あるいは特技を使う時に必要になるMPを伸ばしてくれるよ。戦士だからといって精神力を全く伸ばさないと特技があんまり使えないという事態にもなるから少しは伸ばそうね。
持久力はスタミナです。武器を振ったり、魔術・奇蹟を使う時に必要となります。体力は装備できる重量を増やしたり、物理防御力を増加させます。筋力は重い武器や防具を不足なく扱う為に必要なものです。技量は曲刀やカタナと言った、繊細な技術を必要とする武器を扱うのに必要です。また術師が詠唱速度を短縮するのもこのステータスが必要となります。重視するかしないかはその術師次第ですが。
そして魔力・信仰だけどこれはそれぞれ魔術と奇蹟を扱う為のステだね。このステータスが低いと高レベルの術や奇蹟を使いこなす事が出来ない。
割り切ってここまでの魔術だけを覚えて、あとは別のステータスを伸ばそう、って考える人もいるみたいだけど。
割り切ってここまでの魔術だけを覚えて、あとは別のステータスを伸ばそう、って考える人もいるみたいだけど。
最後に運。これはそのままで高ければ高いほど運が良くなるよ。
他のステとは違って、後から伸ばす事はほぼ不可能なステだよ。生まれつきの数値でやっていくしかないんだ。
まあ、普通の人生を歩む程度なら運の数値はあまり考慮する必要はないんだけど、冒険者の場合は運が命を左右する場面もあるから、アクセサリや特別なアイテムで上げられるなら上げた方がいいかもね。
他のステとは違って、後から伸ばす事はほぼ不可能なステだよ。生まれつきの数値でやっていくしかないんだ。
まあ、普通の人生を歩む程度なら運の数値はあまり考慮する必要はないんだけど、冒険者の場合は運が命を左右する場面もあるから、アクセサリや特別なアイテムで上げられるなら上げた方がいいかもね。
たまに変わり者がいて、運だけ妙に高い奴も居たりするんだ。そういう奴は普段は役に立たない事が多いんだけど、ここ一番で妙にスゴイ事をやらかしたりもするから、そういう奴をパーティに入れてるのもあったりするね。