第12話 路上駐車
文字数 508文字
Salvoを荷役業者として使えることにはなったが、それまでの数日間の無理がたたった。昼間荷役し、午後遅い時間から溜まった事務仕事と連絡業務をやり、夜はエンターテイン。それが終わったら帰りに事務所に寄ってメールチェックと返信、一部まだ使っているテレックスを打ってから明け方にマンションに帰る。こんな感じでほぼ寝ずに体だけベッドに横たえる夜を数回繰り返した。
因みに、マンションはやや高級なものを借りるよう本社から厳命されている。安い所は安全も賃料相応だからだ。安宿だと精神も休まらなかったろう。
今日が疲労のピークなんだろうと思う。
エンターテインを終え、マンションに帰ろうとして車を運転していると、落ちて来る上瞼を自分の目で確認した。
対向車のライトぎりぎりですれ違う。
センターラインをはみ出したのはわたしの車の方だった。
「駄目だ」
危険だとは分かっていたけれども、強盗に遭うよりも事故を起こす確率の方が高いと判断した。
道路脇に寄せ、車を停める。ドアロックとウインドウを再確認し、できるだけ低くシートに身を沈める。外から人がいると気付かれないようにするためだ。
目を閉じるだけでそのまま眠りに落ちて行った。
因みに、マンションはやや高級なものを借りるよう本社から厳命されている。安い所は安全も賃料相応だからだ。安宿だと精神も休まらなかったろう。
今日が疲労のピークなんだろうと思う。
エンターテインを終え、マンションに帰ろうとして車を運転していると、落ちて来る上瞼を自分の目で確認した。
対向車のライトぎりぎりですれ違う。
センターラインをはみ出したのはわたしの車の方だった。
「駄目だ」
危険だとは分かっていたけれども、強盗に遭うよりも事故を起こす確率の方が高いと判断した。
道路脇に寄せ、車を停める。ドアロックとウインドウを再確認し、できるだけ低くシートに身を沈める。外から人がいると気付かれないようにするためだ。
目を閉じるだけでそのまま眠りに落ちて行った。