私負けましたわ…
文字数 1,497文字
夏服に変わると、よくやられるイタズラがあります
後ろの席の子に、いきなりブラのホックを外されるあれです
小テストとかで真剣に机の上覗き込んでいると、チャンスって感じでやられます
まあ、これやる子って少なくないから、たまにあちこちから小さな悲鳴とか、怒った声とか聞こえて、先生も犯人の頭をコツンします
あたしは、あまりこれやる方は得意じゃありません
席の並び順にも原因があるかもです
どういうわけか、あたしの前の席になる子はいつも少し豊満というか、ブラがぴちっとしてるような子ばっかりだったのです
やったことある人なら判ると思いますけど、ホック部分をつまんで引っ張れないと服の上からこれを外すのはむずいのです
ブラウスの上から見てもブラが食い込んでたりする子に、仕掛けるのはやっぱ無理
でも、春の席替えで前になった涼子は、全然太ってない子だったから、あたしは夏服になってから何度か挑戦して、彼女のホック外しに成功してました
ついにやられる側からやる側にジョブチェン! とか思ったのですけど…
その日は珍しく、先生が臨時会議で途中から授業は自習になりました
ボードに貼られた課題を各自で解くよう言われたので、みんな真剣に机に向かってます、ちょっとでも騒いだら隣の教室から別の先生が飛んでくるのは間違いないから、みんなまじめにやってます
これは、またもチャンスですね、あたしはそう思って前の席の涼子の背中に狙いをつけたのですけど…
「?」
そこにあるはずの物が見当たりません
そう、ブラのホック部分の段差がないのです
あたしは思わず持ってたペンで涼子の背中を突き聞きました
「ねえ涼子、あんたのブラって、チューブブラ? 違うよね、ストラップあるし」
涼子が振り返って答えました
「ちがうよ~、普通のブラだよ~、でもフロントホックにしたの~」
なんと、敵は一歩前に進んでいました、これでは外すのは無理です
あたしの残念そうな顔を見て、涼子は気付いたようでした
「あ~、またブラ外そうとしてたんだ~、残念でした~」
「無念、まさかホック外しを避けるためにここまでやるなんて思わなかった」
すると涼子が首を振りました
「違うよお~、まさかそんな理由でブラ変えないよ~」
「え? そんじゃどうして変えたの、その手のブラ結構高いじゃん、あたしの量販店ブラの倍くらしてそう」
涼子が答えた
「なんかね、ブラのホックはめるのが苦手で~、これなら簡単だから」
「まあ、確かに前ではめるの一緒だからそれくるってする手間分は楽よね」
「え?」
涼子が首を傾げました
「くるってするってなに?」
それを聞いてあたしも首を傾げました
「え?」
話がかみ合ってないようです
あたしが説明しました
「だから、胸の前でホックはめて、反対側に回してストラップ肩にかけて…」
そこで涼子が片手を挙げて話を止めました
「待って、あなたそうやってブラはめてるの、毎日?」
「え?逆に聞くけど、涼子は違ったの?」
涼子が頷きました
「そんなの、中学校の1年くらいまでしかやれなかったよお、ブラは毎回背中に手を回してホックはめてたよお、だから面倒になったの」
「!」
その時、あたしは自分と涼子の決定的な違いを見逃していたのに気づきました
「あ、あの、念のためにお聞きしますけど、涼子何カップなのか、な~」
「D」
あたしはその場で机に突っ伏しました
負けましたわ、そりゃできませんよね、それだけたわわなお胸でしたら
自分のAAがうらめしい~
後ろの席の子に、いきなりブラのホックを外されるあれです
小テストとかで真剣に机の上覗き込んでいると、チャンスって感じでやられます
まあ、これやる子って少なくないから、たまにあちこちから小さな悲鳴とか、怒った声とか聞こえて、先生も犯人の頭をコツンします
あたしは、あまりこれやる方は得意じゃありません
席の並び順にも原因があるかもです
どういうわけか、あたしの前の席になる子はいつも少し豊満というか、ブラがぴちっとしてるような子ばっかりだったのです
やったことある人なら判ると思いますけど、ホック部分をつまんで引っ張れないと服の上からこれを外すのはむずいのです
ブラウスの上から見てもブラが食い込んでたりする子に、仕掛けるのはやっぱ無理
でも、春の席替えで前になった涼子は、全然太ってない子だったから、あたしは夏服になってから何度か挑戦して、彼女のホック外しに成功してました
ついにやられる側からやる側にジョブチェン! とか思ったのですけど…
その日は珍しく、先生が臨時会議で途中から授業は自習になりました
ボードに貼られた課題を各自で解くよう言われたので、みんな真剣に机に向かってます、ちょっとでも騒いだら隣の教室から別の先生が飛んでくるのは間違いないから、みんなまじめにやってます
これは、またもチャンスですね、あたしはそう思って前の席の涼子の背中に狙いをつけたのですけど…
「?」
そこにあるはずの物が見当たりません
そう、ブラのホック部分の段差がないのです
あたしは思わず持ってたペンで涼子の背中を突き聞きました
「ねえ涼子、あんたのブラって、チューブブラ? 違うよね、ストラップあるし」
涼子が振り返って答えました
「ちがうよ~、普通のブラだよ~、でもフロントホックにしたの~」
なんと、敵は一歩前に進んでいました、これでは外すのは無理です
あたしの残念そうな顔を見て、涼子は気付いたようでした
「あ~、またブラ外そうとしてたんだ~、残念でした~」
「無念、まさかホック外しを避けるためにここまでやるなんて思わなかった」
すると涼子が首を振りました
「違うよお~、まさかそんな理由でブラ変えないよ~」
「え? そんじゃどうして変えたの、その手のブラ結構高いじゃん、あたしの量販店ブラの倍くらしてそう」
涼子が答えた
「なんかね、ブラのホックはめるのが苦手で~、これなら簡単だから」
「まあ、確かに前ではめるの一緒だからそれくるってする手間分は楽よね」
「え?」
涼子が首を傾げました
「くるってするってなに?」
それを聞いてあたしも首を傾げました
「え?」
話がかみ合ってないようです
あたしが説明しました
「だから、胸の前でホックはめて、反対側に回してストラップ肩にかけて…」
そこで涼子が片手を挙げて話を止めました
「待って、あなたそうやってブラはめてるの、毎日?」
「え?逆に聞くけど、涼子は違ったの?」
涼子が頷きました
「そんなの、中学校の1年くらいまでしかやれなかったよお、ブラは毎回背中に手を回してホックはめてたよお、だから面倒になったの」
「!」
その時、あたしは自分と涼子の決定的な違いを見逃していたのに気づきました
「あ、あの、念のためにお聞きしますけど、涼子何カップなのか、な~」
「D」
あたしはその場で机に突っ伏しました
負けましたわ、そりゃできませんよね、それだけたわわなお胸でしたら
自分のAAがうらめしい~