十章 六点リーダー

文字数 464文字

〔後の先:新事実〕
 秋田は水質環境研究所の所長である武部に、試料の確認をたのまれていた。この作業時間が秋田のアリバイになっていた。
〔間四件の一:観察文〕
 成海たちは廊下で、秋田と武部の話をきいた。武部は宇田川の目撃者として呼ばれていたが、約束の時間より、はやめに来てしまったらしい。
〔間四件の二:観察文〕
 秋田のいた二階の部屋にはいる。成海はすぐにエアコンをつけた。事件当日と同じように、真下へと水が漏れることを確認する。
〔間四件の三:状況文〕
 藤堂は体重のある秋田が真下の梁をゆらし、被害者のふりをしようと準備していた三浦を事故的に殺害したと推理する。
〔間四件の四:目的文〕
 しかし、金槌と頭部の傷口が合わず、密室外から偶発的に殺害することは不可能だと判明する。やがて、宇田川に話をきく時間になった。藤堂たちは展示ホールへと向かいはじめる。
〔先の後:仮説〕
 成海は去り際に、秋田から公園内のゴミ出しの日をきいた。三浦がはやめにゴミを出していたことを知る。ゴミを集めていたのは犬飼だ。ゴミ出しは犬飼とかかわりがあるのではないか?
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