第11話 フォントとデザイン・試行錯誤

文字数 1,322文字

さて、前回からの続きです。

カフェが舞台の現代ファンタジー、しかも獣人要素あり、転生ありと盛りだくさんの自作、「君と13回目の主従関係 ―ブラックドッグ・フェアリーテイル」。

最初に作成した表紙候補はこちらでした。
【試作1】

写真にはファンタジー感はあるのですが、夜の光景ということでカフェ感がいま一つ(カフェで検索して出てきたんですけど)。
「主従関係」と「ブラックドッグ」と、おまけにあやしげなファンタジーカフェがドッキングしてしまい、まとまりがなくなってしまいました。

もうちょっとカフェに寄せたものを作ってみます。
【試作2】

サブタイトルを変えてみました。前半部分は削り、小さくですが内容説明的なものをつけくわえました。
字体もちょっとカフェを意識し、色もコーヒーと植物の緑に。
ちなみに、フォントは「ニコモジ+」というものです。かわいいですよね。

で……
まちがいなくカフェ感はアップしたし、まとまりもあると思うんですが、果たしてこれでいいものか……?
そもそもこの話って、そんなにカフェがメインなんだっけ? 
この表紙では、カフェのお仕事ものと思って手に取る読者がいるのでは?
お仕事要素はじつは前半にしかなく、恋愛や転生要素が後半のメインなのに、表紙詐欺になってしまわないだろうか?

だんだん悩みはじめてきてしまいました。笑

こういうことって、ほんとは作品を書いてるあいだにもっと詰めておかなきゃいけないですよね。タイトルやあらすじにまとまりがあれば、こんなことで悩まなくてもよかったのでは……。

コーヒー感はありつつも、ちょっとそこから離れて、別のイメージで探してみたほうがよさそうです。
自分がカフェにこめていたイメージがなにか考えてみた結果、広くいえば「居ごこちのよさ」ではないかと思い、次は検索ワードを「Cozy」にして別の写真を選びました。

それにテンプレートを組み合わせて作ったのがこちら。
【試作3】

本決まりにならなかったのでテンプレの文章が残ってしまっていますが笑
でもけっこう主張しがちなタイトルなので、写真はこれくらい控えめなほうがケンカしなくていいかもしれない。

方向性としてはこっちのほうがいいな……と思いつつ、やっぱりファンタジー感もすこし欲しいと思い、また写真を差し替えたのがこちら。
【試作4】

いっそう漠然としてますが、ファンタジーとコージーがほどよく同居していていいのではないかと思いました。色にハロウィンっぽさもちょっとあるし。(作中がハロウィンの時期で、内容に関係してくるのです)

カフェは影も形もなくなってしまいましたが……中途半端に出すよりいいかなと割りきりました。


方向性がさだまったところで、次回はまとめです。
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