第12話 今回のまとめ・表紙で伝えたいことは何なのか考える

文字数 983文字

前回からの続きと、まとめになります。

カフェが舞台の現代ファンタジー、しかも獣人要素あり、転生ありと盛りだくさんの自作、「君と13回目の主従関係 ―ブラックドッグ・フェアリーテイル」。

表紙に使う写真や、タイトルに盛りこむ情報などでけっこう悩んでしまいました。結局は、これに決めたんですが……


表紙には、当たり前ながら背景 (写真やイラストなど)があり、タイトルや作者名などの文字情報があります。紙の書籍なら、ほかにも紙の素材や加工、帯などもっと情報は増えますよね。

これらの組みあわせで、読者にどんなことを伝えたいのか、なにを感じとってほしいのか、よく考える必要がありそうだと思いました。
今回はここがあいまいだったので、表紙を決めるのに苦労したんじゃないのかなと。

そういえば、友人の作品の表紙を作ったときは、異世界転生系のラノベ表紙をたくさん見て勉強したのでした。
そのとき、「異世界転生系の表紙って青空+緑の組みあわせが多いな」と思ったんですが、あれはきっと、「現代日本ではない(≒異世界)、広い世界での冒険」という情報を伝えるためのものかもしれませんね。

表紙を作るときに必要な情報を自分なりにまとめると、
「作品ジャンル」「作品の売り (1つだけ)」「作品の雰囲気 (一語で表せるもの)」かなぁ……いまのところ。
イラストにすればもっと情報は増やせますが、伝えたいことはしぼったほうがまとまりやすいみたい。
そして、作品の雰囲気は背景だけではなく、フォントやレイアウトで伝えることもできる。

なんとなくほんわかぱっぱと作ってきた簡単表紙講座ですが、なかなか奥深い道のりだなぁと痛感しました。

お金があるならプロに頼みたい!笑 なくてもプロに頼みたい。
それがいつわらざる本音でございます……。

でも、たとえプロにお願いするとしても、作品の魅力は自分で発掘しないといけません。そして読者に伝えたい情報をしっかりまとめてから、プロにお願いしたいものですね。

特に私は大長編、大風呂敷ひろげ太郎なお話を書きがちなので、このへんはぜひ今後も意識していきたいところです。

***

次回からはまた別の作例になります。よろしくお願いしますね。
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