(二)‐3
文字数 276文字
実家のある崎玉県川居町は、東京から電車で一時間半ほど行った崎玉県の中西部の都市だ。崎玉県は阿良川を挟んだ東西のエリアを有するが、阿良川の東側は戦前から国鉄の幹線が南北に走っており、発達してきた。対して西側は一応国鉄の地方交通線が東京の西部と郡真県を南北につないでいた。川居町はその路線のちょうど中間地点にある町だった。
東京方面からは、私鉄が池袋からここまで延びており、また崎玉県東部の隈谷方面からは西の山岳部に位置する父武方面へと走る私鉄ローカル線も走っていた。ここ川居は父武への玄関口であり、東西と南北を十字につなぐ交通の要衝でもあった。
(続く)
東京方面からは、私鉄が池袋からここまで延びており、また崎玉県東部の隈谷方面からは西の山岳部に位置する父武方面へと走る私鉄ローカル線も走っていた。ここ川居は父武への玄関口であり、東西と南北を十字につなぐ交通の要衝でもあった。
(続く)