第1話 俺の生き方
文字数 486文字
「好きになりました。付き合ってください。」
「お、俺のことが?間違ってないよな?」
「あなたの事が好きなの。」
「お、俺もだ……。」
暗い夜道に照らされる男女二人。今この瞬間付き合うことになった……はずだった。
「これで99か~。あと1で100だ!頑張るしかねーな。」
「うわー。お前と俺がこの組織に入ったのが、同じ頃だったとは思えない……ってか、思いたくない!!」
「でも50だろ?お前も十分すごいよ。」
「お前……煽りにしか……。」
プルルルル。
ん?電話か。名前は……おー!こいつか!ちょうど話すことあったんだった。
「ちょうどいい。外すわ。」
「何番目のやつ?金は?」
ふっ。金のことまで聞くとは、お前も抜け目がねーな。
「えーっと、95?4?分かんねーや笑。金は。」
俺は手で小さく丸を作った。回収済みってことだ。
「もしもし?」
「もしもし?今から会える?」
こーいう重い女無理なんだよ。
「あー、ごめん。もう俺ら別れよ。」
「え?何で……。」
「どーでもいいじゃん、じゃな。」
切る。連絡先ブロック。これでよし。あー、女ってめんどくせー。
そう。彼は女を騙して金をとる、デート商法の達人、竹下翔であった。
「お、俺のことが?間違ってないよな?」
「あなたの事が好きなの。」
「お、俺もだ……。」
暗い夜道に照らされる男女二人。今この瞬間付き合うことになった……はずだった。
「これで99か~。あと1で100だ!頑張るしかねーな。」
「うわー。お前と俺がこの組織に入ったのが、同じ頃だったとは思えない……ってか、思いたくない!!」
「でも50だろ?お前も十分すごいよ。」
「お前……煽りにしか……。」
プルルルル。
ん?電話か。名前は……おー!こいつか!ちょうど話すことあったんだった。
「ちょうどいい。外すわ。」
「何番目のやつ?金は?」
ふっ。金のことまで聞くとは、お前も抜け目がねーな。
「えーっと、95?4?分かんねーや笑。金は。」
俺は手で小さく丸を作った。回収済みってことだ。
「もしもし?」
「もしもし?今から会える?」
こーいう重い女無理なんだよ。
「あー、ごめん。もう俺ら別れよ。」
「え?何で……。」
「どーでもいいじゃん、じゃな。」
切る。連絡先ブロック。これでよし。あー、女ってめんどくせー。
そう。彼は女を騙して金をとる、デート商法の達人、竹下翔であった。