第4話

文字数 534文字

いつからボクは・・・
ボクはボクなのに






ワーワー騒ぐだけだったルールの決まった関係でもなかった



いつの間にか輪が出来て、その中の一員となった。


好きだから?
楽しいから?

なんとなく・・・なんとなくつるんで、なんとなく仲間になった。




そして、ボクはその輪の外側にいる。
その輪の真ん中には起動力になるヤツがいる。
そいつがみんなに声がけすると、みんなは言いなりだ。


そしてボクはその外側にいる。
そいつが回し始めた車輪の力が遠心力になってボクをかき回す。

僕らを掻き乱す。




なんとなく つるんで
なんとなく 集まった
集団の中心に トモイがいる


なんとなく トモイがいる
なんとなく 中心にいるならあいつじゃなくても良いんじゃないか・・・


なんで あいつなんだ


ボクだけがそう考えてるのか
えっ君もそう思っているのか
きずはは?
さなとは?
しれいは?


みんなは疑問に思わないのか
なぜあいつなのか?



そして僕らは、トモイ・・・あいつに対して離れられない力が働いていることを


向心力が僕らを繋ぎ止めて
僕らの力を集めていることを

僕らがトモイ・・あいつの力になってる




僕らはあいつのパーツなんだ
ただの部品なんだって

なんで、みんな疑問に思わないんだ



「ムカつく」
気づかないお前らは、それで良いのか


それとも気づかないほどのバカなのか?

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