第5話

文字数 8,121文字

 5月17日金曜日
7回戦~京セラドーム大阪~埼玉西武5勝2敗
埼玉西武  0 0 1 2 2 0 0 0 0 2 7
オリックス 0 0 0 3 0 0 2 0 0 0 5
勝 増田3勝6セーブ  セーブ ヒース1敗2セーブ  敗 小林1敗
本 吉田正9号2ラン 山川19号2ラン マレーロ1号2ラン 中村8号

3回表、外崎選手のセンターへの犠牲フライで先制したライオンズは、
続く4回表にも、栗山選手のファーストゴロの間と木村選手のタイムリー2ベースで2点を追加し、3-0とリードを広げた。
今日こそ2勝目をあげたい先発多和田投手は、その直後の4回裏、大城選手のタイムリー2ベースの後、吉田正選手には2ランホームランを浴びてしまい、リードを吐き出してしまう。

すぐさまライオンズも5回表、山岡投手から山川選手が第19号2ランホームランを放ち、2点のリードを奪い返した。
一方7イニング目に突入した多和田投手だったが、走者を1人置いて、マレーロ選手に何と痛恨の同点2ランホームランを打たれてしまい、5-5の同点となり、結局このイニングを投げ切ったところで交代、またしても白星ならず。

そのまま延長戦に入った試合は、10回表に森選手がライトへ犠牲フライを打ち上げ勝ち越しに成功すると、中村選手がダメを押す第8号ホームランを放ったのが、かなり大きかった。
10回裏をヒース投手が抑えて、7-5で勝利したライオンズは、しっかりと3連戦の頭の試合を取った。

2勝目がなかなか遠い先発した多和田投手。
全体的にはボールの質も悪くはなかったが、味方打線の得点直後や走者を置いてのホームランと、最少失点で切り抜けられていないところがリードを保てないことにつながり、勝ち星や防御率に反映されていない原因だろう。
次回登板にこそ奮起を期待したい。





 5月18日土曜日
8回戦~京セラドーム大阪~埼玉西武5勝3敗
埼玉西武  1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
オリックス 0 0 0 2 0 0 0 0 × 2
勝 K-鈴木1勝1敗  セーブ 増井13セーブ  敗 今井4勝4敗

1回表森選手のライトへのタイムリーで先制したライオンズ、カード勝ち越しに向けて幸先の良い滑り出し。
ライオンズ先発今井投手は、立ち上がりからバファローズ打線に的を絞らせず、粘りのピッチングで序盤のピンチを乗り切った。
が、4回裏、二死を取って二・三塁のピンチで髙城選手をサードゴロに打ち取りピンチ脱出かと思われた矢先、この試合サードでスタメン出場していたルーキーの山野辺選手が一塁へ悪送球、その間に2者が生還し、1-2と逆転を許してしまった。

今井投手はその後も粘り、7回を投げて2失点ながら自責点は0と力投し、反撃を待つことに。
ただライオンズ打線は、バファローズ投手陣の投手リレーの前に散発の4安打に抑えられてしまい、2回以降得点を奪えず、そのまま1-2で惜敗。

自らのエラーで悔しい思いをした山野辺選手。
本職のセカンドではなくサードでの出場となったが、あの場面は打者走者がそれほど足の速い選手ではなかっただけに、もっと確実にアウトを取りにいってもよかったとは思うが、ルーキーの懸命なプレーを責めるのは酷だろう。
ただ、勝敗を結果的に左右してしまったプレーだっただけに、今後に活かすシーンとなってくれればと思う。
山野辺選手切り替えましょう、これからこれから。





 5月19日日曜日
9回戦~京セラドーム大阪~埼玉西武6勝3敗
埼玉西武  0 0 1 2 0 0 4 2 0 9
オリックス 0 0 0 0 2 0 0 0 1 3
勝 松本航1勝  敗 エップラー2敗
本 森6号満塁 外崎7号2ラン

ライオンズの先発投手は、待望のドラフト1位ルーキー松本航投手、注目だ。

立ち上がりから前評判の高さに違わぬ、堂々のピッチングを展開していった。
何と4回までバファローズ打線を、ヒット1本に抑えるナイスピッチングでバファローズに得点を許さない。
松本航投手を援護したいライオンズ打線は、3回表に外崎選手がタイムリーを放ち先制すると、
4回表にも栗山選手、木村選手の連続タイムリーで3点の援護点をプレゼントした。

プロ初勝利の権利がかかる5回裏、ピンチを迎えた。
小田選手のタイムリーと中川選手の犠牲フライで2点を返され、緊迫の1点差にまで詰め寄られた。
なおも二死一・二塁のピンチで、大城選手が立ちはだかった。
渾身の力を振り絞る松本航投手に対して大城選手も粘り続け10球目、だがそれでもショートゴロに打ち取り、大器の片鱗を見せた松本航投手が踏ん張ったのは、お見事だった。

6回裏から継投に入ったライオンズ。
7回表に森選手の打った瞬間完璧な当たりの、第6号満塁ホームランをライトスタンドに放り込むなど追加点をあげ、終わってみれば9-3の快勝。

見事プロ初勝利を記録した松本航投手は、5回80球4安打1奪三振2四球2失点の好投だった。
ライオンズのルーキーで、初登板初先発で初勝利を記録したのは、1999年の松坂大輔投手以来の快挙となった。
開幕ローテーション入りが決定していた矢先の開幕直前に、軽い肺炎を患ってしまい無念の離脱を強いられた松本航投手だったが、もう一度キャンプからやり直し、鍛え上げての5月にプロデビューへとこぎつけた。
ルーキーとは思えない堂々のマウンドさばき、限りなく高い可能性を感じさせるオーラといい、未来のライオンズのエースが球史に名を刻んだ記念すべき一戦は、実に見応え十分で爽快な気分にさせてくれた。
松本航投手プロ初勝利、本当におめでとうございます!!






 5月21日火曜日
10回戦~沖縄セルラースタジアム那覇~埼玉西武4勝6敗
ソフトバンク 0 0 0 1 0 0 2 2 1 6
埼玉西武   0 2 0 0 2 0 3 0 × 7
勝 十亀2勝  セーブ 増田3勝7セーブ  敗 東浜2勝2敗
本 栗山2号2ラン グラシアル8号 山川20号3ラン

沖縄開催の試合となったこの一戦、現在ホームラン・打点のリーグ二冠を独走する4番山川選手にとっては、凱旋試合となった。

2回裏、ライオンズは栗山選手の第2号2ランホームランで先制。
先発十亀投手は、4回表にグラシアル選手にソロホームランこそ打たれたものの、危なげないピッチングで6回1失点と試合を作る好投を見せた。

お互いに2点ずつを追加して迎えた7回裏、この試合最大の見せ場がやって来た。
一死一・二塁で松田遼投手のスライダーを左中間スタンドの上段、それもかなり上の方まで運ぶ今シーズン第20号3ランホームランを、山川選手は見事に放ったのだった。
翌日の試合と合わせ、300人近い関係者を招待しての大観衆の前で、誰もが望む最高の一発を放つ千両役者ぶりが光り、「野球人生の中で一番うれしいホームラン」と語った山川選手。
結局試合は7-6でライオンズが逃げ切り、勝利を飾った。

大ヒーローの山川選手は10号ホームランに続き、20号ホームランも2年連続両リーグ一番乗りという快挙を成し遂げたのだから、あっぱれ!
両リーグ最速20号は、1970年~1972年3年連続と、1963年1964年、1966年1967年の2年連続2度を記録した王貞治さんはじめ、1953年~1955年3年連続の中西太さん、1961年1962年2年連続の野村克也さん、1989年1990年2年連続のパリッシュさん、1997年1998年2年連続の松井秀喜さん、2002年2003年2年連続のタフィー・ローズさん以来となるが、2年連続で10号と20号を両リーグ最速で記録したのは、王貞治さんに次いで山川選手が史上2人目の大記録となった。
またこの試合が、今シーズン43試合目。
43試合目で20号到達は、史上5番目の早さでの到達だそうだ。

山川選手一色にスタジアムが輝いた、記録ずくめの素敵な一夜が過ぎていった。





 5月22日水曜日
11回戦~沖縄セルラースタジアム那覇~埼玉西武5勝6敗
ソフトバンク 0 1 0 1 0 0 0 1 0 3
埼玉西武   0 0 1 3 2 0 0 1 × 7
勝 髙橋光4勝4敗  敗 大竹1勝2敗

2回表に1点を先制された先発髙橋光成投手は、外崎選手の犠牲フライで追い付いてもらった次の4回表に、牧原選手にタイムリー2ベースを打たれ、再びリードを許してしまう。
今日もこのままズルズルといってしまうのかと思われたが、この試合の髙橋光成投手はここからギアを上げ、一味違った。
5回表~7回表のソフトバンクの攻撃で、3イニングで1人の走者も出さない、文句の付けようがないピッチングで立ち直ったからだ。

するとライオンズ打線も4回裏にすぐさま、相手のタイムリーエラーを絡めて4安打を集中し3点を勝ち越すと、その後も5回裏にも4安打で2点、
8回裏には中村選手のタイムリーでダメ押しと、7得点の攻撃で、7-3と快勝。

沖縄の地で、2夜連続で宿敵ソフトバンクに勝利したライオンズは、この2連戦2連勝で、3位に浮上したのだった。






 5月24日金曜日
10回戦~メットライフドーム~埼玉西武5勝5敗
日本ハム 0 2 1 0 0 2 0 0 0 5
埼玉西武 2 0 0 0 5 2 0 1 × 10
勝 榎田2勝1敗  敗 加藤1勝4敗
本 渡邉4号2ラン 外崎8号2ラン 秋山7号

2点をもらった先発榎田投手は、2回表に渡邉選手に4号2ランを打たれすぐに追い付かれると、
3回表には西川選手にタイムリー2ベースを打たれ、3回までに3点を失った。

追い付きたいライオンズはファイターズ先発加藤投手を攻め、5回裏源田選手のライトへのタイムリー2ベースで同点に追い付き、続く3番外崎選手がライトスタンドに逆転の第8号2ランホームランを叩き込み、試合をひっくり返した。
中村選手にもタイムリーが飛び出すなど、5回裏の1イニング一挙5得点の集中打は、さすが。
6回裏にも、外崎選手のタイムリー3ベースと山川選手のセンターへの犠牲フライで効果的に得点を加えたライオンズは、そのまま10-5で逃げ切り、カード初戦を制し、今シーズン初の貯金2とした。

この試合は外崎選手が大当たり。
前の試合から3番で起用され、ここにきて調子も上がってきた。
6番でスタートした今シーズンは9番や2番など、本調子ではなかったこともあり、様々な打順を任されてきたが、本来の調子を取り戻してきた印象だ。
第1打席にタイムリー2ベースを放つと、第3打席のホームランに第4打席のタイムリー3ベースと、シングルヒットが出ればサイクルヒット達成と、スタンドのライオンズファンの誰もが大記録達成の目撃を期待したが、8回裏に迎えた最終第5打席は四球に終わってしまい、大きなため息が漏れはしたが、チームが勝てたことが何よりうれしいだろうし、辻監督も外崎選手の調子の上昇に大きな手応えを得たようであった。






 5月25日土曜日
11回戦~メットライフドーム~埼玉西武6勝5敗
日本ハム 0 0 0 5 0 0 0 0 0 5
埼玉西武 4 1 0 0 0 0 2 0 × 7
勝 森脇2勝  セーブ 増田3勝8セーブ  敗 堀2勝1敗
本 秋山8号 9号

1回裏、1番秋山選手がファイターズ先発バーベイト投手から、第8号先頭打者ホームランをレフトスタンドに非常に上手く運び先制すると、森選手のタイムリー2ベースと栗山選手のタイムリーで、いきなり4点をあげたライオンズ。
2回裏には、秋山選手が今度はライトスタンドへ2打席連続の第9号ホームランを放り込み、5-0。
秋山選手は前の試合の最終打席でもホームランを放っており、参考記録ながらこれで3打席連続ホームランと、手が付けられない猛打。

ところが4回表、二死から中田選手に与えた死球が影響したのか、先発多和田投手はここから四球と4本のヒットの集中打を浴び、あっという間の5失点でノックアウトとなった。
6試合白星から遠ざかっている多和田投手は、この日のピッチングもピリッとせず、昨シーズンの最多勝投手が試合後、二軍降格を告げられたのだった。

試合は5-5のまま終盤戦に突入し、7回裏のライオンズラッキーセブンの攻撃を迎えた。
すると一死満塁と攻め、中村選手が押し出し四球を選び、栗山選手も貴重な犠牲フライを打ち、同学年の同期入団のベテランの活躍で2点を勝ち越したライオンズ。
8回表をヒース投手、9回表を増田投手が抑え、7-5と逃げ切り、連勝でカード勝ち越しを決めた。

なおこの試合ライオンズは、5年目の戸川選手が8番ライトでプロ入り初めてスタメン出場すると、第1打席でレフトへ2ベースヒットを放ち、うれしいプロ初ヒットを記録した。
身長188センチ体重90キロの大型外野手の戸川選手、また1人ライオンズ野手陣に強力な新戦力が台頭するのか?

また第1打席・第2打席で2打席連続ホームラン(前日の試合からは3打席連続ホームラン)を放った秋山選手は、第3打席でレフトへヒット、第5打席でライトへの2ベースを打ち、前日の外崎選手に続き2試合続けてサイクルヒットにあと一歩というところまで迫った。
2割3分台だった4月から、この日で打率,326まで一気に上げてきた。
今シーズンからキャプテンを務める秋山選手、卓越したバットコントロールと責任感で、今後もチームを引っ張っていってほしい。
秋山選手の活躍がチームを鼓舞し、ライオンズは今シーズン初の5連勝を飾り、2位に浮上したのだった。





 5月26日日曜日
12回戦~メットライフドーム~埼玉西武6勝6敗
日本ハム 0 0 0 0 1 1 2 2 0 6
埼玉西武 0 0 3 1 0 0 0 1 0 5
勝 上沢4勝2敗  セーブ 秋吉1敗8セーブ  敗 マーティン3敗1セーブ
本 中田10号

ライオンズの先発は、前回プロ初登板初先発で初勝利を飾った松本航投手。
序盤から球数は費やすものの、4回まで無失点にファイターズ打線を抑えていった。
5回表に中田選手にソロホームランを浴び、6回表にも1点を失い、5回2/3イニング121球6安打2失点で降板となったが、本拠地プロ初先発登板となった松本航投手に、メットライフドームに詰めかけた大観衆から温かい拍手が送られていた。
印象として、球数が多くなったのは慎重にコーナーを狙い過ぎたからだろうが、松本航投手のボールの質・力なら、もっと大胆に攻めてもそうは打たれないと思う。

4-2で迎えた7回表、ここまでブルペンを支えてきた獅子奮迅の活躍平井投手が2点を失い同点とされたが、ここは責められないだろう。
続く8回表、4番手で登板したマーティン投手だったが、近藤選手と中田選手に連続タイムリーを打たれてしまい、4-6と逆転された。

8回裏に1点を返したライオンズは5-6と必死に粘ったものの、1点届かず惜敗、同一カード3連勝を逃してしまった。
平井投手で追い付かれたなら仕方がない、気持ちを切り替えて次の試合に向かってほしいと思う、日曜日の夕刻だった。






 5月28日火曜日
8回戦~盛岡~埼玉西武2勝6敗
埼玉西武 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2
楽天   0 0 0 0 0 0 5 2 × 7
勝 塩見2勝  敗 今井4勝5敗
本 秋山10号 山川21号 ブラッシュ14号3ラン 15号2ラン

ライオンズ今井投手、イーグルス塩見投手の両先発で始まった試合は、5回までの前半戦、お互いの投手が相手に得点を許さず、0-0の投手戦の雰囲気になっていった。

均衡を破ったのはライオンズ6回表、秋山選手が今シーズン第10号ホームランを放ち、1-0とようやく先制点を得た。
すると続く7回表、今度は山川選手がレフトスタンドに第21号ホームランを放り込み、2-0とリードを広げた。

塩見投手の上をいくピッチングを展開していた今井投手は、何と6回までノーヒットピッチングと好投を見せていった。
2点の援護をもらい、このままスイスイいけるかと思われた7回裏、流れが暗転する。
走者を2人置いてブラッシュ選手に痛恨の3ランホームランを打たれてしまい逆転。
ここで止めておきたかった今井投手だったが、死球に2ベースヒットを打たれ、ピンチを拡大してしまったところで降板。
その後二死満塁、ピッチャーは平井投手の場面。
平井投手が二塁へ牽制球を投げた瞬間、二塁走者辰巳選手・三塁走者島内選手が相次いでスタートを切ると、一塁走者茂木選手までもスタートを切り、捕球したセカンド外崎選手の本塁への送球が悪送球となり、2者が生還。
何とこのプレーによる進塁・得点が、一塁走者茂木選手も含めたトリプルスチールと5月31日に訂正された。
パ・リーグでは29年振りの大変珍しいプレー。
いずれにせよ、このイニング重い5点を失ったライオンズは、8回裏にもブラッシュ選手に2打席連続の2ランホームランを打たれ、2-7と試合を落とした。

6回までノーヒットピッチングながら、7回に突如急変した今井投手。
味方が得点した後は必ず抑えるというのが、野球の鉄則としてよく言われているが、今井投手にもせめて最少失点に抑えてほしかった。
走者をためての一発による一挙の大量失点ではなく、失点したとしても最少失点にせめてしのげる、それができるようになれば潜在能力を考えても、もうワンランク上のピッチャーに今井投手はなれると思うし、一ファンとしてはなってほしい。






 5月29日水曜日
9回戦~弘前~埼玉西武3勝6敗
埼玉西武 0 0 2 0 0 1 0 1 0 4
楽天   0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
勝 十亀3勝  セーブ 増田3勝9セーブ  敗 古川1勝2敗
本 山川22号

プロ入り後、初めて地元弘前での凱旋試合となった外崎選手は、この日も3番セカンドで出場。

3回表ライオンズは、秋山選手のセンターへのタイムリーと、外崎選手がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、故郷で見事に仕事を果たし2点を先制した。
2-1の6回表には、山川選手がレフトスタンドへ第22号ホームランを放ち、リードを保ったままライオンズは、8回表にも中村選手のタイムリーで4-1。

ライオンズ先発十亀投手は、6イニングを投げて7つの三振を奪うなど、楽天打線に的を絞らせず、1失点でゲームメークし、小川投手-森脇投手-平井投手-増田投手と、後を託されたリリーフ陣が得点を許さず抑え切り、4-1のまま逃げ切り快勝したライオンズ。

この試合、3回表に先制打を放った秋山選手。
無死一・二塁で迎えた打席でセンター前へタイムリーヒットを打ち返したヒットが、今月(5月)40本目のヒットとなった。
月間40安打は、秋山選手自身が2015年5月と6月に2ヶ月連続で記録して以来、自身3度目の達成となった。
月間40安打を3度以上記録したのは、4度記録したヤクルトの青木選手に次いで史上2位タイ。
パ・リーグでは、あのイチローさん以来の偉大な記録だというのだから、いかに秋山選手がすごいのかがわかる。
2度記録した2015年といえば、秋山選手がシーズン216安打のプロ野球記録を打ち立てたシーズン。
それから4年、まったく衰え知らずで向上していく秋山選手のバッティングに今後も注目し、また新たな記録を次々と打ち立てていってほしいと、切に願うばかりだ。




ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み