249話② 広島の繁華街「ながれかわ」の由来「日本庭園・縮景園」

文字数 763文字

で、今回はどんな名所を紹介してくださるんですか?

ほうじゃのう。

今回は広島の隠れた名所「縮景園」とかにしちゃろうかいの。

縮景園?

なんだそりゃ?

ほう、これはなかなかのもんだな。


風光明媚とはこのことですね。

ほうじゃろ。

実際、ここは日本の歴史公園100選の1つにも選ばれとるぐらいじゃけえな。

なのに、隠れた名所なのか?
まあ、広島人には知られとるが、他県の人からは知られていないという意味ではそうじゃな。

なにか理由があるんでしょうか?

うむ。

広島には原爆ドームと厳島神社という2つの世界遺産があるけえな。

どうしてもその2つが優先されて、その結果、それ以外の名所の影が薄うなるんじゃろうてな。

なるほどな。
ちなみに広島には「流川(ながれかわ)」いう繁華街、要するに飲み屋街があるんじゃが、この町の語源はこの日本庭園にあるんで。

そうなんですか?

おう。

さっきの写真で見てもらったように、この縮景園は敷地面積の約2割を占めるほどの広大な池が特徴的なんじゃ。

で、昔はこの池から南に向かって、小さな小川が流れ出とったんじゃそうな。

もしかしてその川が「流川」なんですか?

ご名答。

この流川いう小川は、大正まではあったんじゃが、大正2年(1913年)に埋め立てられてしもうてな。

いまはもう残っとらんのんじゃ。

ただ、その埋め立てられた土地は「流川通り」と呼ばれて、その通りの周辺の土地が「流川」いう地名になった、いうわけなんじゃ。

さすが広島人ですね。

広島人だったら誰でも知ってるような話なのか?

いや、たぶんあまり知られとらんじゃろうてな。

広島人が知っとるんは、「流川」と書いて「ながれかわ」と読むいうことぐらいよ。

おかげでスラムダンクの「流川」も、広島人だけはなかなか「るかわ」とは一発で読めんかったぐらいじゃけえな。

そういうのって……

広島人あるあるなのか……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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