250話③ 和歌山ラーメンの名店「丸美商店」

文字数 1,079文字

ほいじゃあ、今日のおススメめしも紹介しといちゃろうかのぅ。

しっかし、和歌山の名物ってなにがあるんだ?

たしかにあまり行くことがないので、いまいちピンときませんね。

お前らはほんま、なんも知らんのんじゃのう。

和歌山の名物いうたら、和歌山ラーメンは外せまいて。

和歌山ラーメン?

そんなのがあんのか?

おう、ある。

和歌山ラーメンは、豚骨と鶏ガラで煮込んだこってりとした醤油豚骨が特徴なんじゃが、今回紹介するお店もごたぶんにもれず、そんなオーソドックスな和歌山ラーメンの名店なんじゃ。

それは期待できそうだな!

ああ、期待してくれてええで。

これがそのは和歌山ラーメンの名店「和歌山中華そば 丸美商店」さんの、ラーメンじゃ!

たしかに旨そうだ!

言うだけのことはありますね!

ほうじゃろ。

和歌山ラーメンは、麺はやや細めなんじゃが、これがまた濃厚で深みのあるスープと良く絡んでの。

ついつい後を引くおいしさなんじゃ。

濃い味のスープか。

なんかごはんも一緒に食べたくなりますね。

気持ちはわかる。

ほいじゃが、和歌山ラーメンに付き物なんは、白いごはんじゃのうて、早寿司じゃな。

早寿司?

なんだそりゃ?

本来の意味では「じっくり乳酸発酵させる『なれ寿司』に対して、早く完成させるために酢でしめた寿司」のことなんじゃが、和歌山ラーメンの早寿司は「なれ寿司に似せた、酢飯で作ったサバの押し寿司」いう感じじゃな。

で、この早寿司が和歌山ラーメンの店には必ずおいてあるもんなんよ。

寿司が、ですか?

そんなのがラーメンに合うのか?

おう。

意外なことにこれがよう合うんよ。

この早寿司はだいたい100円ちょっとぐらいなんじゃが、この早寿司のさっぱりとした味が濃厚なラーメンスープのいい口直しになるんじゃ。

そうやって口直しをしながら食べりゃあ、最後までおいしくいただけるいう寸法じゃな。

そういうのを聞くと……

食べてみたくなりますね!

ほうじゃろ。

まあ、わしがこの時一緒に頼んだのは、炊き込みごはんじゃったんじゃがの。

おいっ!!

まあ、そういう気分の時もあろうて。

そうなんでしょうけど……だったらなんで早寿司の説明なんかしたんですか?

なんとなく!

なんとなく、じゃねえよ!

まあ、早寿司もおいてあるけえ、心配しなさんな。

ちなみに今回紹介した店は、JR和歌山駅の駅ビルの中に入っとって、アクセスしやすいというのもオススメポイントじゃけえ、はじめて和歌山に行くいう人にもオススメじゃな。


そんなわけで本場和歌山ラーメンの味を気軽に味わえる名店「和歌山中華そば 丸美商店」、みなさんも和歌山に行かれた際にはぜひお気軽に立ち寄ってみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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