20話② 味噌カツの名店、名古屋の「矢場とん」

文字数 1,562文字

で、今回のお店は?
おう、今回おススメする店はここじゃ!
こ、ここは……!
知っているのか、テリーマン!

誰がテリーマンですか!

っていうか、このネタひさびさですね。

解説役といえば雷電かテリーマンのイメージだからな。

で、本当に知っているのか?

ええ、噂ぐらいは一応。「名古屋に名店あり。それは矢場とんなり」ということを耳にしたことはあります。
うむ、ここは名古屋が誇る名店の一つだな。店名からもわかるように、ここは味噌カツの店だ。
名古屋が誇る名物の一つだな。
でも、待ってくださいよ。たしか今岡先生、名古屋の甘辛い味噌が苦手じゃなかったですか?
よう知っとるの。そうなんじゃ。わしは味噌自体嫌いなわけじゃないんじゃが、あの甘辛い味噌があんま好きじゃのうてな。
じゃあ、なぜすすめる?

いや、ここの味噌カツは、名古屋の八丁味噌が苦手な人でもおいしく食べられるぐらい、本当に旨いんじゃ!

ここで食うたんはこれじゃ!

でかっ!?
これぞ矢場とん名物、「わらじとんかつ定食(1728円)」じゃ!
見るからに大きいですね……。
ほうじゃろ。これだけ大きゅうても、味は繊細。しっかり煮込まれた味噌が、かえって脂っこさを打ち消してくれて、味が濃いのに意外と食えるもんなんじゃ!
がっつりいきたいって野郎にはもってこいだな。
そういうこと。ちなみに名古屋にはいくつか店舗があるが、本店はここ「矢場」にあるんじゃ。
だから矢場とんっていうんですね。

そういうことじゃ。ちなみに矢場いう地名は、三輪神社に弓矢場が作られたことが由来といわれとるんじゃ。


弓矢場?


弓矢の技術向上を図った練習場みたいなもんじゃな。地域によって呼び方はまちまちで、的場とか弓場と呼んだところもあるんよ。広島市内にも的場町いうところがあるが、こっちは「的を作る職業の人が住んでた」いうのが地名の由来じゃがの。
どっちにしろ弓矢や的が由来ってことですか。

ほうじゃの。

あ、そうそう。むろん三輪神社の弓矢場跡もちゃんと見に行っとるで。ほれ、このとおり。


お前のことだから絶対見に行っているもんだと思ってはいたが……。
その行動力、本当になんなんですか……。

物書きたる者、ちゃんと情報は足で稼がんとな!

「ネットで調べて、はい、終わり」でも今時はまぁええが、

せめてちゃんと情報源は調べんとの。

なので、一番確実なのは、やはり自分の足で確かめることじゃ!

たしかに情報源は大事ですね。
うむ、今日紹介した店のようにな。
うん、どういうことだ?
情報源が大事。つまり「ソースがみそ」ということじゃ!
こいつ、いいこと言ってたくせに、

最後はダジャレで締めやがった!

おあとがよろしいようで。


そんなわけで、名古屋でおススメの「矢場とん」、みなさんもぜひ一度その絶品の味をたしかめてつかあさい!

なお、最近は東京や大阪、福岡など、名古屋以外にも進出しとるんで、そういったところで食されるのもありです!

甘辛い味噌が苦手でも美味しい……だと?

これは興味深いですね( ・`ω・´)


名古屋と聞くと小倉トーストのイメージがあるのですが、あれはどうなんでしょう。

小倉トーストは残念ながらまだ食うてません。

今回紹介したもの以外に、台湾ラーメンや味噌煮込みうどんなんかも食うてはおるんですがの。

たぶん名古屋訪問の2回に1回は矢場とんを食うておるせいじゃと思います(笑)


ちなみに名古屋銘菓の「しるこサンド」はよく買って帰りますけどね。

これはコンビニでも買えて、手軽でありがたい逸品です。

>>大須くらいしか

大須公園から北東に5~6分歩いたところに三輪神社があり、そこからさらに1分ぐらいで矢場とん本店って感じです。

大須はやはり大須観音が見ごたえがありましたわ。

あと、スガキヤはもう一度東海以外にも進出してくれればと思う次第。

あれはあれで東海以外でも売れると思うんですがのう。


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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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