第3話

文字数 424文字

わたしたち、結婚したよ。
フサくん、わたしがハゲヤマネタでどひゃどひゃ笑うの、許してくれるんだ。
だから、わたしも正直に相談出来た。

ハゲヤマヒカルになるのは、嫌だ。

その時だけ、フサくん暗い顔した。
ハゲヤマコンツェルン。
やっぱり彼、良いとこのお坊ちゃん。
由緒ある家系で、わたしたちの子供の名前はおばあさまが決めるんだって。
おばあさまのご意向は、男の子には輝男、女の子なら鶴子。
それ聞いた時、名門の威光に押され

ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ

例のロボット笑いするわたしを「ひかちゃん大丈夫?」としんから心配するフサくん。
もう、ずるいよ。
かーわーいーいー。
その晩、5回もしちゃったの。
生で。
で、デキたわ。
女の子。
鶴子。
わたし、フサくんと一緒に居たい。
夫婦別姓。
優しさだけで出来てるフサくんも、それは出来ない。
フサくん二番目だけど長男で、お姉さん政治家に嫁いでるから。

ハゲヤマヒカルにハゲヤマツルコ。

夫は、ハゲヤマフサオ。
わたしたちの愛からしたら、メじゃねーよ。
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