第4話

文字数 354文字

ハゲヤマヒカルと申します。よろしくお願い致します。 
どっ、と笑い。
わたしは産休を経て辞職、転職した。
予想通りの反応も、旧知の仲に起こるよりダメージが小さいと考えたんだ。
みんな、ハ、から次のゲが繋がる間にもう笑い始めてる。
あ、れ?
予想以上だ。
笑うな!
笑ってんじゃないよ。
どおしてわたしは笑われるの?
それじゃあ、ツルちゃんはどうして生きたら良い?
フサくん大好きだけど、リコンが頭に浮かんだ。
白石ひかる。
白石鶴子。
それで、わたしたちは普通に生きていける。
わたしたちはそんなに強くないんだ。

ハゲヤマフサオ。

そんな名前で、髪がフサフサ。
だのに、カッコよく、優しい旦那様。
あなたに寄り添いたい。
あなたと1日中愛しあってたい。
でもそれは、叶わぬ夢なんだ。
わたしは八景山ひかるとして、生きてく自信がない。
ごめんね、フサくん。
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