第8話

文字数 325文字

わたしの心はそん時決まったんだ。
死ぬまで一緒だ、離れ、ないぜ。
ハゲヤマヒカル?
ハゲヤマツルコ?
しがらみ、なんだ!
スッポンポンだ。
だいたい白い石が光ろうが、ツルツルだろうが、禿山が光ろうが、ツルツルだろうが、関係ねーよ。
どっちでもいーよ。
わたしはフサくんに嫉妬して、くだんねー事で溜飲下げようとしてた。
ずっと側にいて、あるまま、真っ直ぐ見てたフサくん。
ておくれか?
最低だぜ。
ヤバいぜ。
そしたらフサくん、優しく抱きしめてくれた。
夜空、月がない夜空。
そこにそのツルピカ頭を皓々と光らせて。
ありがとう、ひかちゃん。
やっぱり、僕の、奥さんだ。
君だけ。
君だけ居たら、他は何だって良いよ。
でも、ずっと気になってたけど、興奮した時の口調、ちょっとオッサンみたいだね。
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