煙霞の痼疾未だ止み難く候 其の四の二「亀山、豊岡、そして城崎へ」その二

文字数 7,611文字

                            NOZARASI 8-4-2
 煙霞の痼疾未だ止み難く候 
  其の五(二)
   亀山から豊岡、そして城崎へ

 好天の一日、重三郎は津居山から気比辺りへぶらりと散策に出掛けた。
 久方振りの山陰の海は、静けさを弥増すかのように小さな波を寄せては返し、のんびりと眺めていると、何処か違う世界に誘い込まれてゆくようであった。
 昼を大分回った頃、城崎へ戻る。
 ちょっと小腹を満たそうかと、小さな店へ入る。他に四、五人の客がいたが、二階の方にも客がいるらしく、賑やかな声が聞こえてくる。
 隅に座って待っていると、急に二階が騒がしくなった。
 女中が慌てて階段を下りてくる。小声で中に何か告げると、入れ替わりに主らしき男が上って行った。
 その時、重三郎の近くに座っていた男が、
「すぐに戻る」と一言店の者に告げ、店の者の戸惑いにも委細構わず表へ飛び出して行った。店の者もその素早さに呆気にとられている。まさか、どさくさに紛れての食い逃げでもあるまい。
 二階の揉め事は中々収まりが着かないらしく、まだ五月蠅い。
「すみません」
 店の者が客に謝っている。                 
「どうしたの?」
 その客が訊く。
「いえ、何が何だか。いきなり膳をひっくり返して、こんな物食えるかと……」と、戸惑い気味に応えている。
「酔っておるのか」
 重三郎が訊いた。
「はい、お酒も大分召し上がられましたので多分。刀でも振り回さなければいいのですが」
「侍なのか」
「はい、御浪人様のようですが」
 重三郎の姿に、店の者が少し言い難そうに応える。
「困った者たちだな」
 重三郎も苦笑を隠さず店の者に応えたが、そんなには珍しくもない出来事ではあった。
 その時、数人の浪人がドヤドヤと二階から下りて来た。
 主が後から、
「御勘定を」と、オドオドしながら頼んでいる。             
「そんなものが払えるか」
「あんな不味いものを食わせおって、その上金を取ろうと言うのか、この野郎」
 口ぐちに勝手なことを言っている。
 どうやら、端から金を払う気は無いらしい。
 重三郎見兼ねて、仕方ないかと助けに入ろうとした時、暖簾を割って先程の男が飛び込んで来た。その後から政吉が三人の若い者を伴って入って来ると、浪人達に向かって、
「御待ちください」と、静かではあるが、しっかりとした低い声で制するように言った。
「何だ、お前は」
「はい、この辺りを御預かりする政吉というものでして」
「で、何の用だ」
「御勘定を御願い致します」
「払えないな、そんなものは」
「昨日城崎へ御出でなされて、今朝、宿の方も御払い下ださらなかったようで」
「何っ、何でお前がそんな事を知っている」          
「宿の方から私どもの方へ」
「なーんだ、お前十手持ちか」
 半纏の下に隠すように差された十手に気づいたのか、浪人の一人が蔑むように言葉を吐いた。
 どうやらそういうことで手下を張り付かせていたらしい。
「はい、一応御上から十手をお預かり致しております」
 政吉、そんな言葉に動ずる様子はまるで無い。
「酒落臭い、十手持ちなんぞに用は無い。おいっ、行くぞ」
 頭目らしき男が声を掛けると、政吉達を押しのけ、他の四人も店を出て行こうとした。
 入口を塞いで、
「御勘定を」と、政吉がもう一度穏やかに言った。
「五月蠅いっ!」
 叫ぶと同時に、三人の浪人が刀を抜いてニヤニヤと笑っている。 
 どうやらこれが常套手段らしい、最後は刀を抜いての脅しだ。
「どう御願いしてもお払い戴けませぬか」
「払えぬな」
「そうやってこれまで大勢の人を泣かせて来ましたか、そんな生き方は今日を限り、この城崎で御仕舞いにして戴きましょうか」
「何っ!」
 一触即発の空気である。
「表へ出て戴きましょうか」
 政吉が度胸の据わった表情で言った。           
「ほぅ、やる気か、お前」
「私は穏やかに御収め願いたいのですが、そうは行きませぬようで」
「面白い、望み通り表へ出てやろうじゃないか」            
 頭目らしき男はニヤリと薄笑いを浮かべ、仲間に顎を刳った。
「お前達、俺の後ろを守れ」
 そう言い、政吉は若い者を自分の後ろへ立たせると、更に、言い聞かせるように命じた。
「奴等を俺の後ろへ回り込ませるな、それだけでいいぞ、けして本気で斬り合うな、やばくなったら俺のことは心配するな、逃げろ。いいな、分かったな」
「へいっ」
 政吉を扇の要にして若い者が二人ずつ後ろへ一歩下がって両翼を守るように構えた。
 政吉対五人の浪人。
 これは少し不首尾いかと、重三郎は素知らぬ顔で見物人の背後を回り、何時でも飛び出せる位置に場所を移した。
 政吉は長匕首を抜き、一旦正眼に構えると峰を返し右足を引き、僅に重心をその右足に懸け、左手を柄から放し右手一本で刀を持つと両腕を軽く提げ八の字に広げた。
「無外流か」
 重三郎、胸の内で呟いた。
 この構え、念流からの流れを汲む守りの構え。が、一見隙だらけの誘いの構えである。       
 だが、浪人達にそれを見抜く力は無かった。立て続けに襲いかかって行った三人が、あっと云う間に政吉の峰撃ちに打ち据えられた。
 残る二人の顔色が一変した。
「お前、侍か」
「……」
 政吉は応えない。
「畜生!小癪な、峰撃ちなんぞと。斬る!」
 頭目らしき男は、怒り心頭の面持ちで刀を抜いた。                     
 八双に構えた男の気魄から、かなり使える者であろうことが察せられた。
 睨み合いが続く。政吉が刀の峰を戻した。峰で戦える相手では無いと読んだのであろう。
 が、政吉に殺気というものは感じられなかった。
 この男、人を斬り殺す気はない、殺さずに済む機会を狙っているのだ。並みの腕ではない秘められた凄味のようなものを感じて、重三郎は心の奥で唸っていた。
 もう一人の男がいきなり大声を上げて若い者達に襲いかかろうとした。
 この場の攪乱を狙ったのだ。
 一瞬怯んだ若い者四人であったが、態勢を立て直すと果敢に立ち向かう。が、所詮ヤクザ剣法、とても敵いそうには無い。
 重三郎、静かに動くと若い者を制して間に入る。
 男は驚いたように重三郎を見た。が、次の瞬間にはもう重三郎の一撃を食って悶絶していた。
 その間も二人は動かない。
 が、重三郎の出現に、焦りは頭目らしき男に出た。     
 多分、政吉の構えが誘いとは解っていたのであろうが、動いた。
 八双から袈裟斬り気味の撃ち込みに出た。
 政吉は間合いを読み切り間一髪の間で切っ先を躱すと、僅かに踏み込み様、右逆袈裟で男の右上腕部を払って、大きく浪人の右手へ跳び二の太刀に備えて体を捻った。
 男の刀が転がる。左手で押さえた傷口から鮮血が流れ落ちる。
「おいっ、血を止めてやれ」
 真剣での斬り合いの緊張の余韻か、消えゆかぬ昂ぶりを無理に抑えるかのように、政吉の少し上ずった声が若い者に飛んだ。そして重三郎の方を見て頭を下げた。重三郎も低頭して返す。
「番所の牢へ入れてもらえ。それからその男、医者を呼んで手当をしてやれ」
 政吉は若い者達に、縛りあげた浪人達を連れて行くよう命じた。
「待て」
 行こうとした子分に声を掛けると、政吉は頭目の懐を探った。
「こんなに持っているではないか。御主人お幾らかな、皿や何や壊された物もあれば、それも一緒に」
 店の分を払うと、
「宿の方にも払っといてくれ、御役人を通すと面倒だからな」と子分に命じ、向き直ると重三郎に、
「ありがとうございました」と、また深く頭を下げ、礼を言った。
「強いのう」
「いえ、後藤様の御助成が無ければ……。あの男、後藤様のあの一撃を見、私を倒しても次はと焦ったのでしょう」
「かも知れん。が、それを抜きにしても御主は強い。どうして武士を捨てた」
 重三郎は「しまった」と思った。
 案の定、政吉の顔に翳りの色が濃く浮かんだ。
「済まぬ……」
「いえ……」
 二人の会話が微妙に途切れた。
「飲み直すが、付き合ってくれるかな」
 重三郎が誘う。
「はい」
 政吉は素直に応え、先程の店に入った。
 互いにあまり語らず酌み交わす。
「後藤様、人を斬り殺した事がございますか」
 政吉が唐突に訊いてきた。
 重い心を開くかのような政吉の問いに、重三郎は、
「幸いに、無い」とだけ応えた。
「私は三度。都合四人の人を斬り殺しました」
 政吉の無念の思いを吐くような言葉が、重三郎の耳に重く聞こえた。
「……」
 重三郎は、己が信念から、どんなに真剣での立ち合いを望まれても、けして受けることはしなかった。斬れば、殺せば、必ず何らかの恨みを買う。その恨みは、果てしなく繰り返されてゆく事になる事は目に見えている。怨讐の連鎖は、一度始まれば死ぬその時まで果てしなく続いて行くのだ。そう思い、臍を噛むような悔しい言葉にも耐え、幾つかの稽古場を後にした事もあった。
 政吉が語る。
「自分の内に棲む、帰る故郷は無いのだという負の運命が、強い武芸者でありたいという思いに拍車をかけ、真剣という命を懸けた戦いに挑もうとする傲慢ともいえるもう一人の自分を産み、人の命の重さというものを軽んじていたのでございましょう。真剣で立ち合うからには斬らねば斬られる。ひたすらにそう思い込もうとしていたのでございましょうか、三人目の時でございました、ある稽古場を訪れ、立ち合いを所望致し、主だった門弟達を負かし、最後に道場主との真剣での勝負を望んだのでございます。主は強い方でございました。斬られるかもしれないと覚悟致しましたが、勝敗は時の運、辛うじて勝つ事が出来たのでございます。ですが、その三月ばかり後、一人の若者がその稽古場の高弟を介添人とし、仇討ちと称して立ち会いを挑んで来たのでございます。若者はまだ元服を終えたばかりのようでございました。いえ、仇討ちに出るため、急ぎ元服を挙げさせられたのかもしれませぬ。故郷を出た時、追い縋るように私を追って来た甘えん坊の末の弟と同じぐらいの、頑是なさの残る若者を斬った時、私は言い知れぬ悲しみと己の愚かさを知りました。歴とした立ち合いの上とはいえ、一人の人を殺せば、この若者や、妻や家族が……。殺した他の人たちにも、同じように憎しみと悲しみを背負わされた人達がいるのだと、何故それに気付かなかったのか。それからの旅は、とても人には語れぬほどに荒んだものでございました。剣の修行も忘れ、酒に溺れ、あの若者の陰を背負い……、見も知らぬ人たちの怨讐に苛まれ……」
「……」
「食うや食わずで此の地まで流れ着き、ひょんなことから前の親分に拾われたのでございます。武士を捨て、剣を捨て、自分を捨て、生き直してみないかと……」
「……」
「自分は、剣客として剣を捨てた事に対して一抹の寂しさはございましても、けして後悔は致しておりませぬ。剣に未練はございましても、武士の世界なんぞには最初から未練はございませぬ。武士として強くなろうと志を抱き剣の修業をしようと思った事は、故郷を捨てた時から毛頭ございませんでした。私にとって、剣は生きる縁ではなく、ただ食うてゆく縁としての剣でしかなかったのではないでしょうか。人として剣に頼るという事は、今も心の何処かにございます。それは、こんな稼業に身を窶していても同じなのではなかろうかと思い、間違えた事、理不尽な事、そんなものに怒りを覚える事だけは忘れまいと思い致して参りました。烏滸がましいとは思いますれぞ、それだけがあの幼気な若者を斬り殺し、さらなる怨讐を人々の心に残し、自らに負け、剣を捨てた自分への申し開きなのだと……。そして二度と人を斬り殺す事はしないと……。皮肉な物でございますね、人を斬り殺さぬ剣というものは、剣を捨てた己に、さらなる剣の高みに辿り着かんと精進することを要求してきたのでございますから……」
 重三郎は黙って聞いていた、己が来し方もまた紙一重の違いでは無かったのかと……。
「後藤様は木刀を差して堂々としておいでです、出来得ればその境地へ辿り着きたいと、こんな身に落ちぶれはすれぞ、願うのでございます」
「……」
 後はふたり、もう口を開くことはなかった。
 銚氂を持ち上げ、時々交わす視線だけで、修行の重さ、時の長さの差こそあれ、互いの心は黙って飲んでいればそれで通じた。    
 重三郎は、この男の歩き彷徨うた道筋にあった苦難を想った、今この刻の苦悩を想った。
 それを思い遣っても、己とはまた違う旅であった事は否めまい。己が彷徨い来し方を思い、政吉のそれを思う時、その重さを知る己であればこそ、問うことの虚しさを、重三郎はまたひしと感じるのであった。

 一日、一日と日を延ばし、十日程してやっと別れ難き城崎の人々に別れを告げ、豊岡へ戻った。
 ここでもまた、いつ旅発ちを切り出そうかと迷い、幾日かが過ぎた。
 その夜も、いつものように惣吉と酒を酌み交わしていた。
 酌み交わしながら、不覚にも重三郎は目頭が潤んだ。
「後藤様……」
 そう言って、米が言葉を呑んだ。
「済まぬ……」
「済まぬなどと……。如何なされました」
「この旅へ出ての、それまでの旅では感じることの出来なかった人の情けや何やらが身に沁みてのう、幼き頃、春の芽吹きに涙した時のようじゃ。すっかり涙脆うなってしまった、もう年かのう、赦せ」
「いえ後藤様、赦せだなどと。剣の道も、人の道も、形こそ違え同じものにございましょう。人はこの世に裸で生まれ出て、ひとつひとつ衣を纏い重ね、やがて春の芽吹きに涙することも忘れ、世間に揉まれ、時として人の道さえ見失って行くのではありませぬか。それが全て間違っているとは思いませぬが、若さ故の熱き血のようなものや、欲のようなものが、その愛しく柔らかなるものを心の奥底に押し隠し、表へ現れなくしてしまうのではないのでしようか。
 剣の道を、ひとつまたひとつ越え、そして人の道を、ひとつまたひとつ越えして、剣の道の、人の道の真実求むるところを知るのではございませぬか。
 今、後藤様は、剣の道、人の道の高みに近付いて来ていらっしゃるのではないのでしょうか。感ずるものに素直に涙を流せるということは、全てを捨て去り、無の境地に達せんとし、忘れ去られ、心の奥底に押しやられていた、あの愛しく柔らかなる赤ん坊のような無垢の心の中へ戻ることの出来た御方の成せる術なのではないのでしょうか。米は、素敵な涙だと思います」
「これ、米」
「あっ、つい生意気なことを。御赦し下さい」
「いや、儂のことは少し買い被り過ぎじゃが、感服致した。人の心の機微に触れさせてもろうた思いにござる。成る程のう、負けるか、米殿は凄いか。ははははは」     
 米がきょとんとした表情で重三郎を見つめ、次の瞬間、素敵な笑みを浮かべた。
 翌日、重三郎は思い切って、明日発つと二人に伝えた。
「解っておりました、昨日のことで覚悟は致しておりました。御引き留めすることが叶いますまいことも。どうか御達者で、病はきっと御治りになります、きっと……」
「ありがとう。但馬の国へ寄り道をしてよかった、米殿に助けられてよかった、まだまだ死ねぬぞ。ははははは」
「そうでございますとも」
 米が念を押すように言った。

「これが御預かり致しましたもの。それからこれは、些少でございますが、作衛門と私からの餞別にございます。失礼とは存じ上げますが、どうか御納めください。でなければ、作衛門も私も、女房にまた頭が上がらなくなります」
「お二人とも奥方には弱いのう。身に過ぎた御厚情、有難く頂戴仕る」
 重三郎は深く頭を垂れ、それを押し戴いた。                        
「また重とうなるの。身軽を望む筈の我が身が、浮世の情けでまた重とうなってゆく。果たして自分にそれだけのものがあるのか、甘んじて良いものかと……」
「それで宜しいではございませんか、御自分のお好きな人々の情けや義理なら、御心広く、皆受け入れておあげなさいませ。心を託そうとする方も、その方がお喜びになりましょう。人の情けの重さと道連れ、こんな嬉しい道連れと旅を出来るなど、これぞ人徳と申すものでございましょう。この邪魔な重いものが、自分の為、また人の為にいつか生きる時がきっと参ります」と米が言えば、
「私ども商人にとって、生きた金というものは幾ら使ってもと思います。大事にお使い頂ければ、こんな嬉しいことはございません」と、惣吉も言葉を重ねるのであった。
「お助け頂いたのみならず、重なる御厚情、なんと申し上げればよいものか、重三郎、心して使わせて戴きまする。城崎の作衛門殿、親殿に、暮れ暮れも宜しゅう御伝え下され」
「作衛門夫婦の心、その包みの中の文に認めてあると思います、道中ゆるりとお読み下ださいませ」
 往来まで、店の者も何人か見送りに出てきてくれた。
「何処へ向かわれます?」
「播磨の新宮に会いたき人がございますれば、山陽路を行きまする。それから、安芸の宮島へも参詣しとうござる」
「宮島は、丁度紅葉の綺麗な頃に着けそうでございますね」        
「御名残り惜しゅうござるが、これにて。本当に御世話になり申した、この御恩終生忘れは致しません。城崎の作衛門殿、親殿にも、どうか宜しく御伝え下され。重三郎、心から嬉しゅう、身も心も温まり申した城崎、但馬ノ湯と宿でございましたと……。この寿命も、きっと延びたでありましょうと……。御願い申す」
 途切れ途切れになりそうな言葉をやっと繋げ、重三郎が別れを告げる。
「若し機会がございましたら、また必ず御立ち寄りください。弟の兄を待つが如く、米と二人、お待ち申し上げております」
「ああ……」
 重三郎、後の言葉がもう続かない……。
 重三郎の目も、惣吉の目も、米の目も潤んでゆく。
 重三郎は吹っ切るように頭を下げ、そのまま背を向けると、もう振り返ることも出来ず、山陽路への道を歩き出した。
 また自分との邂逅に涙してくれる人々に遭えたことに感謝しながら、その人々の行く末に幸多からんことを心から祈りながら……。

     煙霞の痼疾未だ止み難く候 其の五之二「亀山から豊岡、そして城崎へ」
                      終わり
             其の六、播磨、新宮へ続く
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