赤裸々セルフパブリッシング~KDPの光と影と大人の事情
文字数 3,452文字
「セルフパブリッシングでググってみると、AmazonのKindleで販売するKDP(kindle Direct Publishing)、KADOKAWA系のBOOK☆WALKER、Web上で編集から出版まで一気に行えるBCCKSなどが有名なところみたいだな」
(もぞもぞ……
くわしくは『らせん式ドラマロジー入門』の後半よろ~(つд⊂)ゴシゴシ)
「そのほかにもいろいろあるようだが……、おっと、有料で販売する場合、KDPならば最大70%の印税がもらえるらしいね。ただ、その設定にすると、Amazon以外で販売をしてはいけないという縛りがあるらしい」
なお、実際には配信手数料などが引かれるのでもっと少ないそうだ。
ちなみに、100円で配本する場合は必ず35%設定になる。印税70%の場合の最低価格は250円(ぐらい?)以上にしないといけないという縛りがあるそうだ。だいたいこの辺りの価格帯に本が固まっている理由も、じつはこのへんにありそうである。
「KDPの70%オプションの場合、読み放題のKindle Unlimitedに強制対応になってしまうというのも考えるポイントかもしれないね。Unlimited会員は0円で読み放題になる。たくさん読んでもらうチャンスではあるが、当然、読むだけで買わない人のほうが圧倒的に多数だろうし、そのあたりは悩みどころなんじゃないかな?」
「dc:title というところがそれだね。ここに素直に【もしも敬虔な女子高生が〈神は死んだ〉のニーチェ作『ツァラトゥストラ』を読んだなら】なんて入れたら文字数オーバーだったらしくエラーになってしまった。この図のように短めの名前にしたほうがいいらしい」
「そう、それにはいくつか方法があるんだが、簡単なのは Amazon Kindleプレビューアをつかうことかな。
AmazonのDLサイトからダウンロードして実行すればいい。」
そして、実際に発売されたページがこちらである!
自分たちが電子書籍となり、世界最大の本屋にならぶというのも、なかなかに感慨深い。
実は誰もアンリミテッド会員にはなっていなかったので、登場人物の数だけは少なくとも記念に売れるというおまけもついている(おぃぉぃ)
読者諸君も投げ銭のつもりで買っていただけると、著者の人も大いに喜ぶものと思われる。吾輩からもよろしくお願いもうしあげる。
※実際にはKDPで販売する前にAmazonのレビューが入ります。問題のある内容だとそこで跳ねられてしまいますのでご注意ください。(『もしトラ』は特に問題なかった模様……ほんとかなあ?)
<おしまい!>