アナコンダー3(Pythonのインストール)

文字数 1,121文字

以下、実際にはチャチャ入れする一年生チームがいてまともには進まなかったりもしたのだが、そうした妨害要素をすべて意識から排除した超人・栞理による、Pythonのパッケージ、Anacondaのインストール手順である。
まずは公式サイトからダウンロード。

自分の環境のアイコンをクリックして……

Pythonはバージョン3以上じゃないとだめ。3.6とあるから、こちらね。
PythonのバージョンはAnacondaのバージョン表記とも違うようなので注意である。
ダウンロード中、メールアドレスや自分の身分などを記入するアンケート欄が現れた。栞理は真面目に入力していたようだが、[No Thanks] でキャンセルすることもできるらしい。このあたりはご自由に。
「ダウンロードが終わったら、こちらをクリックして実行。っと。」
※この画面はChromeブラウザの画面である。ほかのブラウザでは表示が違うはずなので注意だ。
「自分の環境と間違っていないか確認してNext……」
「規約はよく読んで、I Agree」
「ここは誰がこのプログラムを使うか、ね。このパソコンは私専用だから、Just Meでいいかな」
ほかの人にも使わせたい場合はAll Usersを選ぶとよい。ただし、その場合は管理者パスワードが必要になるので注意だ。
「ええと、これは……」
ここだけは注意と兄からのメモ書きがのこされている。警告されるがこちらをクリックせよとある。
「わ、ほんとだわ。赤文字で非推奨って警告しているけれど、こっちでいいのよね。」
このあたりの理由について正確に知りたければ英語をちゃんと読むかぐぐってほしい。


さて、そうしてInstallボタンを押し、インストール開始である。

ここからが結構長い。お茶でも入れて、ゆっくり待ちたいところだ。

この間30分ほど。


アクマイザー3の替え歌でアナコンダー3とか歌っているオタク女子がいても、兄から託された使命をまっとうすべく、けっして気をそらさない栞理である。

「やっとおわり!」
多くのプログラムが最初からセットにされているAnacondaではなく、Python単体をインストールする場合はここまで時間はかからないはずだ。

時間を取るか、手間をとるか、これは個人個人、それぞれの選択であろう。


そうして、栞理が「おわったー」と一息ついているちょうどその時、背後のドアが開いたのである。

「こっちも終わったぞ。やっと、できた……」
「兄さん!!」
「待たせたな。さあ、ここからは反撃開始だ!」
いったい「精神と時の部屋」で何があったのか。

何に反撃するのかいまひとつわからないが、彼のなかではかなり盛り上がっているらしい。

というわけで、反撃の次回へつづくっ!

<つづく>
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

コンピュータのことならお任せくださいの便利なイケメン

わからない子代表

まあわかる代表

わからなくてもでしゃばる代表

わたしはお茶くみですと言いながら実は権力者だったりするかもしれない人

著者のひと

ナレーター、進行役的ななにか

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色