今こそが反撃の時。嵐を呼ぶスクリプト大公開!(なんのこっちゃ)
文字数 3,948文字
本邦初公開!!(すでになぜか使っている方もいるようだが……)
トークメーカーをEpub化するスクリプトの登場である!
(もしかして、さわやかな顔してお兄さん怒ってません?)
「頑張って作って下さったのですから、失礼なことしちゃだめですよ」
これまたニコニコしながらハイプレッシャー指導をするれいかだった。
「しつれーしましたあああ!!! ごごごごめんなさいっ!!」
「そ、そんなことより、聞いてくださいよ!
アクマイザー3ってアナコンダー3と似てるとおもいません?」
「そんなことじゃなああーーい!!
しかも似ていないっ!!」
慌てていつものペースに持ち込もうとするひとみに対し、
「すぱあーん!」といい音を出してハリセンで制する栞理だった。
「伸ばすところと数字のほかは『ア』しかあってませんわよ……」
「ほんとすみません……。
それで、ダウンロードした後はどうしたらよいのでしょう?」
「ああ、zipファイルに圧縮してあるので、まずは解凍してくれ。
Windows10でも、Macでもファイルアイコンをダブルクリックすればその場に解凍するとおもう。
あ、Windowsの場合は、右クリックして「すべて展開」としたほうがいいね。」
「この TalkMakerToEpub-master というフォルダはzip用の入れ物とおもってくれればいい。
このままでも良いが、中にある TalkMaker フォルダを何処かに取り出し(コピーでも移動でもOK)てくれればいいね。」
「WindowsならCドライブの¥workフォルダでも作っていれておけばいいですか?」
「あなた達ったらもう……。まあ、真似してやってみるだけでいいから……。」
これで、C:\work\TalkMakerToEpub-master フォルダにダウンロードした内容が展開される。
「展開先を別の場所にしたい場合はここで[参照]を選んで指定すればいい」
「Macの場合はダブルクリックするだけで展開できるんですわね」
「よし、それじゃあ、そのフォルダをコマンドプロンプトから開こう」
「Windowsの場合、簡単なのは田マーク(スタートボタン)を右クリックして「検索」か、たいてい右下にある「ここに入力して検索」というところに直接 cmd と打ち込めばいい」
「そして現れる黒い画面がコマンドプロンプトさ。
そこに、まず cd (+スペース)とだけ打ち込んでほしい、もちろん半角で。
cd はチェンジディレクトリという意味で、好きなフォルダに移動するコマンドだ。
cd と打ったあと、目的のフォルダ、ここでは先ほど展開したC:\work\TalkMakerToEpub-master\ の中の TalkMaker フォルダをマウスでドラッグ&ドロップしてほしい。
すると……」
C:\>cd C:\work\TalkMakerToEpub-master\TalkMaker
「Macでもできるよ。Macの場合はコマンドプロンプトは「その他」の中の「ターミナル」というやつだ。
それを開いて、同じようにcdと打ってからフォルダを投げ込めばいいはずだ」
すまないが以降Mac版の画像は省略させていただこう。(中の人がマシンを行ったり来たりするのがけっこう大変らしい)Windowsとほぼおなじと考えてもらってかまわないはずだ。
「そして、エンター(リターンキー)を押すと、そのディレクトリ(フォルダ)へ移動できているから、そこで……」
「と入力してほしい。これが今回授ける魔法の呪文その1だ。」
「これは? ここでもリターン押せばよいのですか?」
【注意】 Anacondaをインストールした場合はそのまま起動できると思いますが、普通にpythonのみをインストールした場合は、使用しているライブラリ(Beautiful Soupとrequests)が必要だとエラーになるかもしれません。その場合は、コマンドラインからそれぞれ
pip install beautifulsoup4
pip install requests
でインストールできるはずです。(もしかしたらpip3かも?)
「よく見てみれば日本語もはいっているだろう?
いまの呪文(命令)は、指定したURLにあるトーク作品をEpub形式でダウンロードしてくれという意味さ。
何も入れないと、『もしも敬虔な女子高生が〈神は死んだ〉のニーチェ作『ツァラトゥストラ』を読んだなら』の最初のページ、 https://talkmaker.com/works/episode/9880b1ccec9b22606e7b31e29027fafa.html をダウンロードするようになっている。
さっきの python TalkGet.py の後ろに、好きなページのURLを入れれば、そのページをダウンロードしてくれるはずだ。」
「だいさんしゅせっきんそうぐうー!
って、なんだかよくわかんないけどすごいのデスカ?」
「Epub形式でということは、これをSigilで読めば……」
と言って栞理のパソコンを変わって操作しだす兄。
さすがにスムーズな操作だ。
「そう、TextとImagesフォルダが増えているね」
「気が付いたかな。Sigilのブックブラウザーと同じ構成にしてあるんだ。もっとも、VideoやAudioは入れてないけどね。
だから、このTextの下に増えているファイルをSigilで読み込ませると……」
C:\work\TalkMakerToEpub-master\TalkMaker の中から Textフォルダを開き、その中にできている…
「ほらこの通り、顔アイコン(ここでは本の画像だけれど)も左によって、それらしいサイズになってくれているだろう?」
「画像も綺麗にはいってますね。サイズもぴったり!」
「そう、すべて自動で画像データもダウンロードして、ちょうどいいサイズに指定しているんだ」
「すごい……。では、こうやってEpub化したいページを指定していったら、簡単にEpub化できるということ……ですね。
これは、すばらしいです!!」
「あー、お兄さん自慢げ~。ドヤ顔ってやつですねー!」
「よくわかってない人デース!
ねーねー、呪文その2はー?」
「まったくもう、このすごさがわからないのか君は……」
大事なことなので最後にちょっとだけ登場してこのスクリプトのライセンス的なものをはっておきまーす。
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by 神楽坂らせん
※これは非公式の勝手スクリプトであり、トークメーカーさまとは一切関係のないソフトウェアです。
バグ等はトークメーカーさまではなく、神楽坂らせんの方へよろしくお願いします。もちろんですが、完全に無保証です。
本スクリプトの利用でいかなる不利益・不具合が発生しても、当方は一切責任をもちません。
また本スクリプト作成段階でのトークメーカーのデータ以外での動作は一切検証されていません。
あくまでご利用は自己責任で計画的に。
これで作成したEpubファイルの利用・配布・販売等はご自由にどうぞ。
(できれば、あとがきにでも一言ありますと嬉しいです)
このスクリプト自体の改変・再配布もOKですが、このコメント文は残すようにしてください。
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※ バグ対応情報 ※
TalkGet.pyにURLをひとつだけ入れた場合、IndexError: list index out of rangeというエラーになるバグに対処しました。お知らせくださったかたありがとうございますー☆
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