第2話 想像から

文字数 193文字

 そう、昨日、何となく話したのだ。
「いることが、当然だと思うのは、こわいことだよね」と。
「いなくなったら、と考えると…」と。

 彼女も、パートから帰って来る時、
「もし(ぼくが)いなくなっていたらどうしよう」
 と、考える時がある、と。

 こういうことを考えるって、だいじだね。
 いて当然、なんて、思ってしまうと…

「ありがとう」がなくなっちゃう。

 ほんとに何となく、そんな話をして、笑い合った。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み