第13話

文字数 471文字

 生きるんだよ、死ぬまで。
 死ぬまで、生きるんだよ。

 誰でもできる、なんて勘違いしてはいけない。
 生きただけで、満足しないなんて!
 何もやり遂げていないとか、中途半端とか
 不満足の

に全身包まれて
 さも寒そうに身をくるんで
 死んでいくつもりかね。

 きみはきみの生をまっとうする、
 それは誰にもできなかった、きみだけの生だ。
 体験したこと、感得したこと、
 すべてがきみだけにしかできなかったことだ。

 誰かを愛したことも、誰かを憎んだことも、
 きみにしかできない、きみにしかできなかったことなのだよ。
 愛し合う時は心地良く、憎み合う時は心地悪いが
 愛するも憎むも、自分から始まっていることには違いない

 生ばかりを愛さず、死を愛すること
 別れは死なんだから
 また、そこから始めればいい
 出逢い、別れ、出逢い、別れ
 日常茶飯事だよ

 特別な存在、それは非・特別、平坦があるから
 心地良くまるまる暖かい土に気づけた

 また平坦な道を歩いて行けばいいんだよ
 いろんな気づきがある
 蝶が舞ったり 枯れ葉 落ちたり
 雲 うまれたり なくなったりして
 楽しいよ
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