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文字数 316文字

 3回を終えて、7対0の大差がついている。

 オレたちはミドリのストレートに絞って打っていったが、それをバッテリーに読まれ、ミドリはカーブ中心の配球に変えた。

 オレたちは、ミドリのカーブにバットを当てるのが精一杯で、当たってもボテボテの内野ゴロにしかならなかった。

 コントロールの良いミドリから、フォアボールを選ぶのは難しい。

 ときおり、フルカウントになることもあるが、そこからミドリは粘って、ストライクを投げる。

 オレたちは、くさい球をカットする技術がないため、ついついギリギリのコースに投げられると、見送ってしまい三振してしまうのだ。

 ミドリは、可愛い顔をしているが、気が強そうで、ボールが2球続いただけでも、悔しそうな顔をした。

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