第18話:釣り同好会と長男の転勤

文字数 1,782文字

 釣り始めて、ヒラメ、カワハギ、ヤリイカ、メジナがつれて、順調であった。そのうち鯛が釣れたと大声を上げると真鯛か、と聞かれ、甘鯛と答えると、なんとも言えない笑いに包まれた。10時半、多くの魚が釣れて終了し、立山哲男が俺の家で、朝食を食べようと言うと、車5台で立山の家にやってきて、4人がキッチンに立ち、魚をさばき始めた。

 立山哲男と泉が、最初に、米をといで1升の御飯を炊き指示された通りに湯を沸かしたり調味料を出したりして補助した。ヒラメ、メジナの煮物、カワハギ、ヤリイカ、メジナの刺身、甘鯛、メジナの塩焼きを次々とつくり食卓には出して立山泉さんがワカメの味噌汁を作り30分程で、食べ始めた。いつもながら、みんなで食卓を囲むのは楽しいと喜んでくれた。

 刺身は、やはり最高だねと笑いながら、大勢で、和気藹々と、昼食を楽しんだ。食事も一段落して幹事の池田政夫さんが、今年も南伊豆、西伊豆を中心に釣りの計画を発表。毎月1回の釣りの日程を発表。もし、急用で変更になる時は、電話で、早前に連絡することと話した。今年は、有志で、沖縄、四国、九州、能登など日本中の釣りの名所に出かけて見ないかと提案があった。

 そのため、現在、検討中で、決まりしだい早めに連絡すると言った。やがて食事を終えて14時に昼食を食べ終え、それぞれ立山夫婦に、お礼を言って帰った。2007年3月、ハイエースも10年で、新車に乗り換えようと言うことになりトヨタの店を訪れると奥さんの泉さんがエスティマが格好良いと言いセールスの人にエスティマハイブリッドが燃費も良いと言われた。

 さらに、乗り心地も最高ですよと言われ、試乗してみませんかと、言われ、町中を走ってみると乗り心地が良い。特に後部座席のシートは最高と泉さんが言い、これを買おうという話になった。1997年式のハイエースを下取りして買い換える事にし2007年3月8日に最高級ののエスティマ・ハイブリッドを450万円で買い、ハイエースを50万円で引き取ってもらった。

 そのため支払総額400万円で購入。早速3月17日早朝、土肥港へ近所に、住む釣り仲間の池田政夫さんを乗せて出かける事にした。池田さんが車を見て、また株で、大儲けしたのかと笑いながら言い、スゲー車だなと、その豪華な内装を見て驚いた。こんな良い車を魚釣りに使って良いのかと言うので車は使ってナンボだから、構わないよと告げた。

 こんな車を見せたら帰りにのせてくれと言う仲間が、多くなり満席になるかもよと笑った。その予測通り、帰りに、乗せて欲しいと言う人が多く、7人満席となった。その後、2007年4月1日からコミニティセンターが繁盛して21時まで営業することになった。もちろん管理人は待ち回りで交代して営業中は必ず管理人を置くシステムであった。

 そのため隣に住む立山夫婦に負担になる事はなかった。理由を調べて見ると伊豆半島の中央部から来る人が増えている事がわかった。立山鉄郎が修善寺や伊東、網代から来た人に聞くと沼津、三島へや1時間以上かかるが伊豆長岡なら30分であり近いという意見が多く、その地域の住人に中高年が多い事がわかった。また、その地域の人達の連帯意識が強い。

 大きなワゴンで来るグループも多い。そして2007年3月15日の夜遅く電話があり出ると長男立山輝一からの電話だった。久しぶり元気と挨拶するとKDDIに入社して3年近くで、優秀な新人が増えてきて研究開発の部門から営業部門に配置転換させられた。そこで、首都圏の携帯電話の販売店を任せられ、今年の人事で三島の携帯電話販売店への移動が決まったと話した。

 そこで伊豆長岡に家を建てたと聞いたので、そちらに下宿させてくれないかと言うのだ。立山泉が、もちろん良いわよと言い、輝一も、もう30歳で、お嫁さんをもらわないとねと言うと、仕事が忙しくてそれどころじゃないと語った。それで、いつ赴任してくるのかと聞くと、4月1日から三島店に出勤するので3月中旬から下旬あたりになると告げた。

 はっきり決まったら、電話すると言うと、お母さんの泉さんが、楽しみにしてるから、早めに来てねと言い、2階の部屋は、空いてるから、そこで住めば良いじゃないかと言った。3月26日の14時に長男の立山輝一がやって来て伊豆長岡の家について良い所じゃないかと言った。
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