安野宏枝(安野先生)

文字数 700文字

安野宏枝 身長154cm 54~55歳
琴音が在学している学園の教師。世界史を主に担当。
琴音と律は違ったが、裕美、藤花、紫、そして麻里の四人の、中学二年時の担任だった。
現時点では、琴音達のクラスである三組の担任をしている。
因みに、受験の時に、面接官として、約二分間、アレコレと琴音に質問を投げかけてきた担当官が彼女だった。

見た目は、ベテランのザ・教師といった出で立ちで、少し低めの身長、”少し”膨よかな体型、”少し”野暮ったい眼鏡などなど、特徴が無い分説明が難しい。

だが、決してキャラが薄い訳ではなく、むしろ、共通の面接官だったこともあって、琴音達に似たようなイメージを持たせていた。
まぁ有り体に言ってしまえば、少し怖い…いや、これは語弊があるかもしれない。
怖くは決してない。特に生徒達に怒鳴っている所など、激昂している所など見た事が無かった。
志保ちゃんがハキハキとしているのに反して、安野先生はおっとりとしていた。こう言ってはなんだが、見た目通り、動きがとてもスローモーだった。
だが、トロくはない。志保ちゃんみたいな天然ドジっ娘エピソードは一つも無かった。
まぁ面接官だったイメージを引き摺ってしまっているのと、一年からずっと、学年主任という立場を受け持っているのも関係しているのだろう。
何だかこの先生の前では、自然とシャキッと背筋が伸びる…と言うのは、琴音と律以外のみんなの言葉だ。
何でここで、琴音と律を例外にしたのかは…まぁ、”日頃の行い”だとだけ言っておこう。

まだ話には出てこないが、何やら彼女は琴音に対してある思いを胸に秘めているらしいが、それはまだ先の話だ。
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