有村志保(志保ちゃん)

文字数 976文字

有村志保(志保ちゃん) 身長160cm 40~41歳
琴音が在学している学園の教師。現国と古文の先生。
琴音の一年と二年時の担任教諭だった。
因みに、受験の時に、琴音を筆記試験場から面接会場まで案内した係員でもあった。
琴音含む生徒達からは、親しみの意味から”志保ちゃん”、”志保ちゃん先生”と呼ばれている。

顔はまぁ…幼さ残る、少し丸顔の平均的な女教師といった風貌だというのが琴音の感想だ。これを聞いた本人がどう思うのかは別にして。
しかし、所謂”ピンパーマ”をして緩いくせ毛風な質感の髪型をしていて、耳周りが外ハネしているのが、何だかとても、”歳上感”が皆無な志保ちゃんの雰囲気によく合ってるとも思っている。
服装も平均的なもので、上は長袖や半袖のシャツにジャケットを合わせたもの、下は動きやすそうなストレッチパンツが多かった。
…いや、少なくとも志保ちゃんのスカート姿を見た事がなかった。

さて、急に褒めるようだが、チラッと触れたように、自身の思惑とは裏腹に、生徒達から絶大な人気を誇っている。その自覚も無いらしい。
その人気の理由というのも、生徒達と話したりなど関わっていく中で、多分天然なのだろう、生徒と同じ目線だとしか思われないような態度を良く取るのだった。
琴音を例に出せば、「もう少し威厳のようなものが欲しいなぁ」的な言葉を吐いた直後に、「そんな事を言ってるうちは無理ですよ」とニヤケ面で返された後で、ぷくーっと両方のほっぺを膨らませていじけて見せるのだった。
こんな態度を平気で生徒の前でしちゃう所なんかが、“良い意味”で、生徒側に対教師に対してよくある様な緊張を起こさせる事もなく、それ故に絶大な人気を誇っているのだろう。
新聞部の発刊している月刊の新聞内で、麻里が描いている漫画内でも、度々志保ちゃんのドジっ娘エピソードが使われていた。とても愛嬌のある話ばかりだ。
志保ちゃん自身もこの漫画のファンらしく、こうしてネタとして扱われているのも、自身も楽しみながら許容しているようだ。

まぁ…それは置いといても、志保ちゃん呼びされているのも含めて、本人としては若干舐められていると思っているらしく、例にも触れたように威厳というものが欲しいみたいだが、今のまま変わらないでいて欲しいというのが、琴音を含めた生徒達の共通認識だった。
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