溝口翔悟

文字数 977文字

溝口翔悟 身長177cm
琴音と同じ地元だが、小学校は他校だった。千華と同じ小学校出身。
中学校からは、ヒロや朋子、それに勿論千華とも同じ所に通っている。

身長はヒロよりもほんの少しばかり高い。パッと見では痩せて見えるほどの着痩せタイプ。
頭はヒロと同じ坊主頭だったが、男性的な顔つきのヒロと違って、どちらかというと女性的な、中性的な顔つきを翔悟はしていたので、ヒロと比べると、そんなに似合っていないな…というのが、口にはしないが琴音の正直な感想だ。
琴音とはヒロを介して、中二のクリスマスイブに催されたパーティーで知り合った。
初めのうちは、千華や朋子に尻に敷かれてる風だったので、見た目も相まって大人しい性格かと思っていたが、途端に、一口で言えばチャラっ気を振りまきつつ、琴音にも色々と軽いノリで接してきたので、すっかりイメージがソレで固まってしまっている。
明るく呑気で陽気な性格ながら根は真面目だと思っているヒロとはまた違うタイプの、そもそもあまり男子とは付き合いがそれ程…まぁ記憶に無いだけかもしれないが、無かった琴音にとって、翔悟のキャラクターはそれなりにインパクトがあった。
例のクリスマスパーティー内での翔悟からの言葉などもあってだ。

翔悟もヒロと同じ様に小学校から野球クラブに入っていたが、ヒロとは違うチームで、お互いにライバルだった…というのは、裕美と千華の情報だ。
翔悟も土手のグラウンドを本拠地としていたクラブに入っていたが、小学校卒業と共に辞めたらしい。二足のわらじで頑張っているヒロとは反対だ。
しかし、その代わりなのかどうなのか、中学校に入ってすぐに、ヒロと同じ様にそれなりに頭角を現して、ヒロとほぼ同じ時期に順々に出世をしていった…というのも、裕美と千華からの情報だった。
最終的に現時点では、四番でショートを守る副主将のヒロと、三番でエースピッチャーを務める主将の翔悟、まぁなんだかこれだけ聞くとご都合主義的だが、まぁ事実として、二人が今は野球部の中で双璧をなして引っ張っているとの事だ。

まぁ琴音としては、二人には悪いがそれには然程関心がなく、むしろ、翔悟と千華の関係性が気になる所だった。
お互いにどう思っているのかとかだ。
しかし、現時点ではまだ分かることは一つもなく、まぁこの話はまた別…もしくは先の話だ。
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