文章の読みやすさは作品の敷居を下げてくれる――『jReadability』ほか

文字数 720文字

「小説が読まれない」と嘆いている人の作品を読みに行くと、ストーリーにたどりつくまえに、文章が固かったり言いまわしが難しかったりして読むのが疲れるものがあります。

もちろん読みやすさがすべてに勝るわけではありませんが、ストーリーの面白さよりは工夫が簡単で、作品が読まれる敷居を下げてくれます。一度チェックしてみませんか。

ご紹介するのは、日本語テキストの難易度を測るサービスです。

①『jReadability日本語文章難易度判別システム』
https://jreadability.net/sys/
ウィンドウにコピー&ペーストして判定。
私の場合は、最近の作品だと「初級」とみなされるようです。



②『日本語テキストの難易度を測る』
http://kotoba.nuee.nagoya-u.ac.jp/sc/obi3/

こちらでも文章表現の難易度は「やさしめ」(小学六年生レベル)と出ました。
連載初期の話だともうちょっと文章が固いので、また違うかも。やってみました。

こちらは「やややさしめ」(中学三年生レベル)でした。書きなれていないときほど、難しい言いまわしを使いがちです。

文章表現は個性ですから、どんなに難しい言いまわしを使っていてもいいのですが、このチェックで高校生以上に判定されるようなら、個人的にはWeb小説としてはちょっと難しすぎるかなという印象です。いい悪いではなく、一般受けよりマニア受けというか。もちろん意図してそうしているならそれでよく、要するに意図がちゃんと機能しているかどうかが大事ですよね。

自分の文章を客観的に評価してもらえる機会は、公募などに出していないとなかなかないので、
こういうサービスでふり返るのもいいのではないでしょうか。

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