第7話 新曲のプロモーションが終わった後、テレビの温泉紹介番組にでることになった

文字数 7,831文字

 新曲のプロモーションがだいたい終わった後、テレビの温泉紹介番組にでることになった。
本当は
メンバー全員で出演するはずだったが、ちょうど高校の中間試験の日程と重なってしまった。
他のメンバーが赤点を取って、追試を受けることになって日程が空いているのは私と彩香ちゃんだけだった。
場所は日光で混浴の温泉だと聞いてびっくりしてしまったが、水着を着て入るから心配ないとマネージャーに言われた。
収録の当日はロケバスを連ねて高速道路を走って日光のいろは坂を登った。
いろは坂は曲がり角が急で、車が何度も繰り返し曲がると坂の下が見下ろせて結構怖かった。
ロケバスが最初に向かったのは日光の東照宮だ。
日光の東照宮に行くのは中学校の修学旅行以来だったので懐かしかった。
有名な日光の鳴き龍の下で手を叩く場面を収録したり、巫女さんの踊りを収録したりした。
台詞はその場でディレクターが適当に考えてあとはアドリブで喋った。
他の観光客のじゃまにならないようにリハーサルもなしで一発収録だった。
東照宮での収録が済んだあと目的地の温泉に着いた。
隠れた秘湯ということで、建物はかなり古くてまるで明治時代みたいな雰囲気だ。
時間が無いのですぐに収録が始まった。
スタッフに肌色のビキニの水着を渡されると、更衣室で着替えてその上から体にタオルを巻いた。
すっぴんでテレビにでるわけにはいかないので、お化粧はメイクさんに丁寧にやってもらった。
更衣室をでると目の前は混浴の露天風呂だ。

ーー 以下 AIのべりすとが自動生成した文章 ーー

みんなはもう着いていた。
「ちょっと待ってねー!」と言いながら急いで中に入った。
脱衣所では先に来ている男の子たちの声が聞こえた。
「お前ら何してんだよ?」
「早くしろよ! 俺も入ってやろうと思ってさぁ」「えっ? 一緒に入るのかよ?」
私は思わず恥ずかしくなって顔が真っ赤になってしまった。
私が入ってきたことに気づいた男の子たちはキャッキャとはしゃいだ声で話していた。
「おい、あそこにいる子ってさっきまで俺たちと一緒にいたアイドルの子だよな?」
「そうみたいだけど、なんか緊張するな」
「いいんじゃないの。裸見せても減るもんじゃないし」
そんな会話を聞いてますます私の胸は高鳴ってしまった。
裸を見せるなんてもちろん初めてだし、それに今はアイドルではなく普通の女の子としてここに立っているのだ。
そう思うとなんだか変な気分になってしまう。
そしていよいよ本番になった。
まずはナレーションからだ。
『ここは隠れ秘湯と呼ばれる古びた旅館。しかし、その正体は……』
ディレクターの指示に従ってカメラに向かって話す。
「こんにちわ、ラブエンジェルズの松本さやかです。今日はわたしたちラブエンジェルズが一泊二日で訪れた秘湯を紹介します。この奥にある露天風呂に入ってみましょう。ここはとても景色が良くて気持ちいいですよ~。それでは行ってみようかな? せぇの…………」
「こんにちわ、ラブエンジェルズの松本さやかです。今日は私たちラブエンジェルズが訪れた秘湯を紹介します。この奥にある露天風呂に入ってみましょう。ここはとても景色が良くて気持ちいいですよ(笑)。それでは行ってみようかな? せぇの…………」
「こんちわ、ラブエンジェルズの松本さやかです。今日は私たちラブエンジェルズが訪れた秘湯を紹介します。この奥にある露天風呂に入ってみましょう。ここはとても景色が良くて気持ちいいですよ(笑)」
「はい、カット! OK! 次行こう」
カメラマンの人が合図するとディレクターが次のシーンを指示した。
次は撮影中のハプニング映像だ。
私と彩香ちゃんは温泉に浸かっているところを撮影した。
撮影が終わったあとも二人で仲良く温泉に入っていた。
「ねぇ、さやかさぁん。一緒に入ろぉ~♪」
「うん、いいよ!」
私たちは温泉の中で抱き合った。
「あっ、ダメだってば、さやかさぁん。あんまり動くと見えちゃうじゃん。恥ずかしいなぁ!」
「大丈夫、だいじょうぶ。ほら、ちゃんと見えてないから、安心して!」
私はわざと体を密着させて、二人の体の隙間から見えるようにした。
「きゃー、さやかさんったら大胆!」
「見えないでしょ。見えないでしょ」
そう言いながら私はさらに体を押しつけた。
「えいっ!」
「痛い!」
「ごめんなさい」
「もう、なんでそんなことするの? ひどーい」
「でも、こんなことしてるとどんどんエッチな気持になっちゃうよ。どうしてくれるの?」
「えっ、そうなんだ。じゃあもっとしようね!」
二人はお互いにお湯の中に潜ってキスをしたり、抱きついたりして遊んだ。
「ちょっと、二人とも何やってるんだよ?」
後ろにいた男の子たちが声をかけてきた。
「しぃ、静かにしないと聞こえちゃうよ」
私は耳元で囁くように言った。
「そうだぞ、早く出ろよ」
他の子たちも注意してきた。
「はぁい、すいませぇん」
「ごめぇん、今出るから」
そう言うと私たちはお湯から上がった。
そして、またバスに乗って旅館に戻った。
「みんな、今日はありがとう。じゃあここで解散だ。明日は朝早いからみんな寝坊しないようにな。それとみんなは未成年だから飲酒はしないでくれ。以上だ。お疲れ様でした」
こうして私たちのロケは終了した。帰りの車の中ではみんなリラックスして喋っていた。
「楽しかったね。なんだか修学旅行に来たみたいだったね」
「うん、やっぱりこういう仕事がいいよね」
「うちらってさぁ、まだ高校三年生だし、これからもまだまだチャンスはあるよ。今度はどんな感じの仕事になるのかな?」
「それはマネージャーが決めることだからわからないけど、頑張ろうね」
「そういえばさ、ラブエンジェルズって最近人気急上昇中だよな。俺たちさ、学校では結構有名なんだよ。ファンの子たちから手紙とかいっぱい貰えるしさ。ラブエンジェルズの人気はすごいぜ」
「へぇ、意外だね。そういうの面倒くさそうだけどな」
「でもさ、そのおかげで私たちもすごく有名になって、テレビに出られる機会も増えたんじゃない? ラブエンジェルズがいなかったら、こうやってテレビ局に行くこともなかったもんね」
「確かにそうかもしんない。でも、アイドルやっていくうちに普通の女の子よりも大変なことも多いと思う。恋愛禁止っていうのもあるし…………。まぁ、そんなことはどうでもいいんだけどさ」
「うん、そうだね。私たちがモテるのは嬉しいことだし。でも、その分辛いこともあるかもしれない。たとえば…………」
「例えば、彼氏がいたことないこととかさ」
「あっ、それあたしも思ってた。私たち、今まで彼氏いたことないのに、今は凄い人気者じゃん。それがなんか悲しいような…………。もちろん私たちはいいんだけど、他の人たちはどうなのかなって。実はさぁ、あの人たちもそうなんだ。私たちと同じ立場の人がいるんだよ。その人のことを思うと…………」
「わかるよ。私も同じことを考えてた。でもね、この前テレビで見たんだけど、その子は普通に男の人と付き合って結婚までいったらしいの。それで幸せそうにしてたよ。私たちだけが不幸みたいな顔をしてちゃいけないよ。いつかはきっといいことがあると信じようよ!」
彩香ちゃんが熱弁を振るった。
「うん、そうだね。ごめん、変なこと言っちゃって」
「いいんじゃない? そういう考え方があっても」
私は話の流れを変えようと彩香ちゃんを慰めてあげた。
「じゃあさ、もしこの先いいことが一つもないとしたらどうする?」
突然、有紀ちゃんがそんな質問をぶつけてきた。
「うーん、わかんないな」
「私は、もっといい男を見つけて、そいつと結婚できるようにがんばる!」
「じゃあ、さやかさんは?」
「えっ、私は…………」
正直、私には思いつかなかった。
「私は、他にやりたいことあるからなー。あとは適当に生きるよ」
「なんでだよ? 俺、さやかのこと好きだぞ!」
「私も好き!」
「私も!」
男の子たちは口々に叫んだ。「みんなありがと。でも、もう遅いから寝よっか?」
「そうだな。じゃあ、お休み」
「お休みなさい」
こうして、私たちはそれぞれの家路についた。
翌日、私たちが泊まった旅館は朝早くから賑やかな声に包まれていた。
「ねぇ、見て! すっごい豪華な朝食だよ。食べようよ」
「うーん、お腹空いてないし、眠いし」
「何言ってるの、こんな機会滅多にないんだから、しっかり食べるの」
「そうそう、せっかくだから美味しいものを食べないと損だよ」
「わかったよぉ。じゃあ、ちょっとだけね」
私たちはバイキング形式の料理を取りに行った。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします。お疲れになったでしょう」
マネージャーの人が挨拶にやってきた。
「いえ、全然大丈夫です」
「そうですか、それは良かった」
「ところで、昨日は遅かったんですか?」
「はい、ちょっといろいろとありましてね」
「そうだったんですね」
「まぁ、そんなことはさておき、今日は頑張りましょう」
「はい、頑張ります」
そして、いよいよ撮影が始まった。
「では、まずは自己紹介をしてください」
「はい、はじめまして、ラブエンジェルズの桜井美咲です」
「ラブエンジェルズのリーダーを務めている、愛理沙です」
「ラブエンジェルズのメンバー、真奈菜です」「ラブエンジェルズのメンバー、美羽です」
「ラブエンジェルズのメンバー、梨央奈です」
「ラブエンジェルズのメンバー、有紀です」
「ラブエンジェルズのメンバー、彩香です」
「ラブエンジェルズのメンバー、麻衣子です」
「ラブエンジェルズのメンバー、陽子です」
「ラブエンジェルズのメンバー、静香です」
「ラブエンジェルズのメンバー、紗耶香です」
「ラブエンジェルズのメンバー、優衣です」
「ラブエンジェルズのメンバー、真琴です」
「ラブエンジェルズのメンバー、千莉です」
「ラブエンジェルズのメンバー、友香里です」
「ラブエンジェルズのメンバー、麻紀です」
「ラブエンジェルズのメンバー、玲奈です」
「ラブエンジェルズのメンバー、葵です」
「ラブエンジェルズのメンバー、雪乃です」
「ラブエンジェルズのメンバー、陽奈子です」
「ラブエンジェルズのメンバー、杏奈です」
「ラブエンジェルズのメンバー、真奈美です」
「ラブエンジェルズのメンバー、沙織です」
「ラブエンジェルズのメンバー、芽亜里です」
「ラブエンジェルズのメンバー、さくらです」
「ラブエンジェルズのメンバー、花音です」
「ラブエンジェルズのメンバー、みゆです」
「ラブエンジェルズのメンバー、香苗です」
「ラブエンジェルズのメンバー、舞です」
「ラブエンジェルズのメンバー、まいちゃんです」
「ラブエンジェルズのメンバー、あいりです」
「ラブエンジェルズのメンバー、ひかりちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、美香ちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、瞳です」
「ラブエンジェルズのメンバー、ゆりあちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、あやめちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、かおりちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、まりえちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、もえちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、こころちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、こはくちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、ともみちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、まゆちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、あゆみちゃん」
「ラブエンジェルズのメンバー、みなさん、ありがとうございました。それでは、これから海の撮影に入りたいと思います。カメラの用意はいいですか?」
「はい、オッケーでーす」
私たちは、それぞれ海の見える場所に移動して、ポーズを取った。
「じゃあ、行きますよー。はい、チーズ!」
パシャッ。
「どう? なかなかじゃない?」
「そうだね、結構よく撮れてるんじゃない?」
「でもさ、なんか私、緊張しちゃって…………。なんだか恥ずかしいな」
「大丈夫だよ。ほら、もっと楽にしなよ」
「うん、わかった。じゃあ、少しはしゃいじゃおうかな。みんなも一緒にやろうよ」
「そうだね、せっかくだから」
「じゃあさ、いくよー」
「わぁ、気持ち良さそう」
「ねぇ、見てみて! すっごい綺麗だよ。こんなに綺麗だったんだね」
「本当だよね。この景色を独り占めできるなんて、最高じゃん」
「確かにね。私たちの知名度が上がったおかげで、こういうことができるようになったんだよ。感謝しないとね」
「本当にそう思う。じゃあ、もう少し泳ごうか?」
「賛成!」
こうして私たちは楽しいひと時を過ごした。
「今日はお疲れ様でした。これで撮影は終了になります。最後に記念写真を撮りましょう」
「やったぁ。早く終わらせて帰ろっと」
「あっ、ちょっと待った。まだ水着のままだから着替えてから行くね」
「わかった」
私は一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びることにした。
「ふぅ、さっぱりした」
「おっ、さやか。どこ行ってたんだ?」
「ん、海だけど」
「へぇ、そんなことやってたのか」「まぁね。それより、あんたらは何やってたわけ?」
「実は、俺たちは今からプールに行くところだったんだけど、ちょうど良い時間だし、一緒に行かないかと思って誘いに来たんだ」
「マジで!? 嬉しいけど、なんで誘ってくれなかったのよ」「だって、昨日会ったばっかりなのに、いきなり誘うと変じゃないか」
「そっか。それもそうだね。じゃあ、行こうか」
「よし、出発だ」
私たちは男の子たちとプールに向かった。
「うわぁ、広いね」
「うん、かなり大きいみたい」
「まずは軽く準備運動しようぜ」
「OK」
私たちはストレッチをして体を温めた後、思いっきり遊んだ。
「うわぁ、水も滴るいい男って感じ」
「俺のことか?」
「他に誰がいるっていうのよ」
「そりゃ、もちろんお前のことだよ」
「もう、調子いいこと言わないの」
「ハハッ、冗談だよ」
「でも、本当、格好いいと思う」
「ありがとう」
「あのさ、写真、撮らない?」
「いいぞ」
パシャッ。
「どう? いい顔してるでしょ?」
「そうだな、いい表情してる」
「ありがと」
「じゃあ、次はもっとアップにしてみようよ」
「そうだな。やってみるか」そして、私たちは色々なポーズを取って写真を撮った。
「おい、ちょっと休憩しないか?」
「そうだな。だいぶ体が温まったし、少し休むか」
「わかった」
私たちはベンチに座って一休みすることにした。
「やっぱり、夏はこうじゃないとダメだよな」「本当よね。冬は寒くて辛いもんね」
「そうだ。この後はどうする?」
「えっ…………?」
「いや、せっかく来たんだしさ、夜までいようよ。夜の海もいいらしいぜ」
「そうだよね。昼間だけじゃもったいないよね」
「あたしも賛成。でもさ、お金とか大丈夫かな」
「ああ、それなら心配ないよ。ほら、ここに書いてあるだろ。『宿泊代・食費込み』って」
「本当だ。ラッキーじゃん。じゃあさ、今夜はみんなで泊まろうか」
「おっ、いいね。楽しそうだ」
「決まりね。じゃあ、チェックインしてくる」
「お願いね」
「わかった」
こうして私たちは夜になるまで遊び続けた。
「そろそろ帰ろうか」「えー、もっといたいよ」
「しょうがないな。じゃあ、また明日来ような」
「うん、わかった」
「じゃあね、バイバーイ」
「ばいば~い」
私はホテルに戻った後、シャワーを浴びてすぐにベッドに入った。「楽しかったなぁ…………」
そう呟くと、自然と笑みがこぼれた。
「今日も一日お疲れ様でした。撮影の方はいかがでしたか?」
「はい、すごく楽しくやらせていただきました。みんなも喜んでいましたよ」「それは良かったです。ところで、皆さん、このあとの予定はあるんですか? もしよろしければ食事でも一緒にと思いまして」
「本当ですか。私たちもちょうどお腹が減ったところだったんですよ」
「そうでしたか。では、近くのレストランに行きましょうか」こうして私たちは食事をすることになった。
「美味しいですね」
「はい、とても美味しいです」
「気に入っていただけて何よりですよ」
「今日はとても充実した日になりました。本当にありがとうございました」
「いえ、こちらこそありがとうございます。いい思い出になったのなら幸いです」
「はい、最高の思い出ができました。これからもよろしくお願いします」
「もちろんです。いつでもお待ちしています」
そして、私はホテルに戻り、眠りについた。
次の日の朝。
「おはようございます。昨晩はよく眠れたでしょうか?」
「はい、ぐっすり寝ることができました」
「それは良かったです。朝食はいかがでしたか?」
「とても美味しくて満足しました」
「それは良かったです。この後はどうされますか?」
「はい、そろそろ帰りたいと思います」
「わかりました。それでは、準備ができたらフロントに集合してください」
私たちは荷物を持ってロビーに向かった。
「昨日はありがとうございました。おかげで良い休日を過ごせました」
「それは良かったです。また、機会がありましたらぜひ遊びに来てください」「はい、そのつもりです」
「では、我々はこれで失礼します」
「さようなら。お元気で」
「さようなら」
私たちはスタッフの人に見送られながらチェックアウトをした。
その後、私たちは電車に乗って家路に着いた。
それから数日後。
「こんにちは。先日のアンケートの結果が出ました。その結果…………」
「どうでしたか」
「はい、あなたが望んでいた結果が出るかもしれませんよ」
「本当ですか!」
「ただし、今回限りの特別サービスですので注意してください。まず、アンケートの内容はこちらです」
【Q1】あなたの望みは何ですか? 1、有名になりたい 2、お金 3、彼氏 4、友達 5、人気アイドルグループのメンバーになること
「さぁ、この中で一番望んでいるものはどれでしょう?」
「うーん、やっぱり1番かな」
「なるほど。それでは、1番を選んだ方は手を挙げてください」
「はい」
「2番を選んだ方も手を挙げてくださ…………」
「ちょっと待って下さい。どうして2番だけなんです?」
「えっ? どういうことでしょうか?」
「だって、私が一番望んでるのが2番だからですよね。1番じゃないからダメなんですか?」
「いや、そういうわけではありませんけど…………」
「じゃあ、3番と4番でもいいんですか? それなら問題ないですよね。私は1番じゃなくて、2番を選びますよ」
「えっと、ですが、これはあくまでアンケートなので、強制することはできないんですよ」
「そんなことはわかっています。でも、私たちの意思を無視して勝手に決めつけようとするなんて、あんまりだと思います。それに、こんなことで嘘をつく理由もないですよね」
「そうですね。確かにあなたの言う通りです。申し訳ありませんでした」
「じゃあ、改めて聞きます。私の望みは『有名になる』こと、そして『お金を稼ぐ』ことです。間違いありませんか?」
「はい、間違いなくそうです」
「わかりました。では、最後の質問に移りましょう。あなたは5人組の人気アイドルグループ「ラブエンジェルズ」の新メンバーに選ばれました。そこで、あなたはどうしたいですか?」
「はい、私はあのグループのメンバーになります。いえ、なりたいと思っています」
「わかりました。では、このアンケートは終了させていただきます。お疲れ様でした」
こうして、私は念願の「ラブエンジェルズ」に加入することができた。
「おめでとうございます。あなたは見事、アイドルへの道を進みました。これからも頑張って下さい」
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