第28話:ダイヤモンドプリンセス事件

文字数 1,799文字

 しかし、その後、撤回。正午に約千台を確認した。新潟県は午後、自衛隊に災害派遣を要請した。被害を人為的に広げた管轄の東日本高速道路に批判が集中。東日本高速道路の小畠徹社長は記者会見で謝罪し「チェックが不十分だった」と説明。加藤勝信官房長官は、会見で「正確な情報を把握せず、誠に遺憾だ」と述べた。

 新潟県南魚沼市の消防によると立ち往生した車で待機中に体調不良などを訴えた30~60代の男女4人が病院に搬送された。新潟地方気象台などによると、19日18時時点で、新潟県湯沢町で187センチ、群馬県みなかみ町で120センチの積雪。この時、日本国民には、知らされていなかった。

 しかし、2020年1月11、12日に中国当局からWHOに提供された情報によると、新型ウイルスに感染した41人の症例が武漢市で暫定的に診断を受けていた。報告された41人の症例のうち、7人が重篤な症状を呈した。このうちの一人、他の重篤な基礎疾患をもった患者が、上述の死亡例です。他の6名は退院しています。

 41名の確定例の発症は、2019年12月8日から2020年1月2日の間で、1月3日以降は、新規症例は、見つかっていないと報告されている臨床所見と症状は主に発熱であり数例で、呼吸苦を認め、胸部レントゲンで。両肺に肺炎の浸潤影を認めます。患者は、隔離され、武漢の医療施設で、治療を受けていると、中国当局は報告した。

 現時点までの予備的な疫学調査によると、ほとんどの症例が華南海鮮卸市場の従業員、取引先の職員や頻繁な来訪者でした。ヒトからヒトへの感染が容易に起こる確かな証拠はないと中国政府は発表しています。厚生労働省検疫所は,武漢市からの帰国者及び入国者に対して、咳や発熱等の症状がある場合には,検疫官に自己申告するよう呼びかけています。

 武漢市衛生健康委員会の発表として、1月19日22時までに198例「うち死亡3例、退院25例」確認された。現在入院中の者は、170例であり,うち症状が軽いものは126例。重症が35例、重篤が9例であり、全て武漢市の指定された医療機関で隔離治療を受けていると言う情報であった。

 20日、上海衛生健康委員会は,国家衛生健康委員会は上海市で初めての新型ウイルス感染による肺炎の確定診断例「輸入症例」を認めた旨,また,上海市で濃厚接触した2名、が現在医学観察中であること発表しました。その後、2020年1月20日に、横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス「DP」号の乗客で1人新型ウイルス感染症患者が出たと報告。

その患者さんは、1月25日に香港で、下船した80代男性で、新型ウイする感染症に罹患していたことが、2月1日確認された。これ以降、事態は急変。厚生労働省は3日夜に、横浜沖に着いた船をそのまま停泊させ、船内検疫に踏み切った。「生活は通常通り。まだ誰もの恐ろしさを分かっていなかった」

 乗客だった札幌市の男性は、当時の状況を明かす。防護服を着た検疫官が慌ただしく行き交う中、4日夜までレストランも利用でき、船内移動も止められなかった。5日に乗客10人の感染が判明する。同省は乗客乗員に2週間の船内待機を要請。「客室から出ないように」とアナウンスが流れ、食事はルームサービスに。

 だが、船側が許可した甲板での短時間の散歩などですれ違う人同士の距離も近かった。その後、待っていたのは相次ぐ感染確認におびえる日々。船窓から救急車が感染者を搬送する様子が見え、テレビで報じられるクルーズ船のニュースにはくぎ付けに。隣室の高齢者も感染し「明日はわが身」と不安を募らせた。

 接客に当たった元乗員の30代男性は「当時の社会の危機感を考えると即時対応は難しかったが、対策が数日早ければ結果は違った」と悔やむ。当初は乗客への行動制限やマスク着用の呼び掛けはしなかったという。配膳で1日3回、乗客と接触する機会があるのに、体調を崩して休みを取る乗員と、仕事を続ける乗員が相部屋だったことも問題であった。

 こうした労働環境も感染拡大の一因だったのではないかと考えた。その他、感染者の下船に手間取り、同室の家族が感染した事例も見た。「船で完全隔離は不可能。政府は乗船者を早期下船させ、個別隔離すべきだった」全員下船した3月1日から約11カ月が過ぎた今も、船内隔離の「悪夢」は乗客だった男性の心に影を落とす。
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