第17話:正一と正二が家を出た

文字数 2,121文字

 その他、土日は信一がハイエースで7、8人の現役で仕事してる人たちと温泉に行っているようだった。そして4月を迎え、臼井正一と正二が、どこの高校を受験するか考え始めて木更津高校がレベルが高く電車で1駅でバスでも行けるとわかり、ここを受験しようと考えた。そして7月の一斉テストの結果、正一、正二とも合格の可能性が75%で、もう一息と言われてた。

 その後12月の一斉テストで合格の可能性80%を超えたので受験を決めたと両親に伝えた。やがて2012年が終わり2013年に。その後2013年4月11日に豪ドル円が上昇し104円になったので137万ドルを売り純利益1.3億円となり残金が3.6億円となった。その後、再び、臼井重光が東日本大震災での東北の震災孤児へ1千万円のネット募金を送金した。

 これで十分な資金ができたので投資を終了した。そして正一と正二が高校2年生になり受験に備えて問題集を買って復習を始めた。このころには高校に入った正一と正二と和子で高速バスで横浜に遊びに行きたいと言うので3人一緒に行動するならOKと許し、高速バスの回数券を買い与えた。すると東京へも行きたいと言うので月1回まで東京か橫浜に行くのを許可した。

 末っ子の和子が、お兄ちゃんと一緒に行っても秋葉原の電気屋に行ったり神田の古本屋にいったりして、ちっとも面白くないと不満を言い、お母さんと行きたいと言うので仕方ないなと父が許可した。すると母と娘で銀座へいったり日本橋のデパートめぐりして洋服を買ったり化粧品を買ったりして喜んで帰って来るようになった。そして2013年も夏を迎え、暑いが続いた。

 息子たちがエアコンをかけて勉強する日が続いた。やがて10月になり高校の一斉テストでも息子たちの成績は順調。12月のテストでも木更津高校への合格の可能性80%を越えていたので受験を決めた。2014年を迎え2月に木更津高校へ受験の願書を提出し3月に受験。合格発表の日に両親と出かけると2人の受験番号がボードに出ていて合格を確認できた。

その後、信一がバスで通い始め正二は5km足らずなので走って通うと告げて体調と天候が悪いとき意外は走って通学。そして2人とも中学と同じ正一が剣道部、正二が陸上部に入った。高校に入っての最初のテストで正一がクラス40人中18番、正二が39人中19番と、高校では真ん中くらいの成績まで落ちてしまい焦ったようだ。

 もちろん精鋭があつまったので当然の結果だが当人たちは大きなショックを受け勉強する気になったようで中学時代よりも遅くまで熱心に勉強し出した。そしてある晩、正一と正二が親父、金持ってるから私立大学に入っても良いかと聞くので話を聞くと正一が早稲田の理工学部へ正二は慶応の商学部に入りたいと言った。

 それは構わないが国・公立大学も受験するのだろと聞くと、もちろん、その気だけれど、それでも良いかと確認をとりたかっただけだと言うので構わないと答えた。更に続けて大学に入ってアメリにに留学もしたいと言うので、それも許可すると言った。それを聞いて2人は安心したようだった。そして、最後に高校2年の2学期から進学塾にも入りたいと言うの了解した。

 その後、クラブ活動を中止しクラスでベスト10をめざし夜遅くまで勉強開始。2014年の10月のテストで正一が13番、正二が12番に順位を上げた。そして2015年となった。息子たちの大学受験のため遠くに出かけず亀山温泉と東京、橫浜へ高速バスで日帰りで出かける位だった。その後2015年の4月の一斉テストで正一が9位、正二が8位と順位を上げた。

 そして夏休みになると千葉駅近くの大学受験の予備校に男子2人が通い始めた。そして冬を迎えて高校3年間近で、予備校で私学か国公立系のどちらか選びなさいと予備校で言われたと両親に伝えた。父が君達の意見は聞くと正一が早稲田大学理工学部、正二が慶応大学商学部に入りたいと言い、その専門のクラスもあり、そのクラス受けたほうが確実だと言われたと話した。

その話を聞き、父が了解した。その後、6月の予備校の一斉テストで正一と正二が、それぞれ80%近い合格確率でひと安心した。7月夏休みになり家でも希望大学の過去5年間のテスト問題を徹底的に解いた。夏休みが終わり9月の予備校の一斉テストで正一の正二の希望校、合格確率が初めて80%を越えた。このままので受験にのぞみたいと考えた。

 継続して勉強を続け、最後の12月の一斉テストを迎えたが前回同様の結果に安心した。あとは体調管理とあがらないことを心がけた。やがて受験の年2016年を迎え受験の手続きを取り残り2週間から睡眠時間を8時間とり人混みに出ないように気を使った。ベスト・コンディションで受験に臨み自分の思ったとおりに答案の見返しもできたと話した。

 その後の合格発表会に行き正一も正二も予想通りに合格できた。家から通うのは厳しいので、正一は高田馬場のアパートを借りて正二も田町駅から徒歩12分の所にアパートを借りた。そして4月に木更津の家から出て行った。すると残された3人が大きな家で生活を始めたが、息子2人が去って、母が一番、寂しがった。
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