第12話

文字数 292文字

ありがとう。
でも、書けない。
とにかく、観念的にしか書けない。
描写。
情景、行動、雰囲気。
それらを観念に結び付ける事が、どうしても出来ない。
物語、というより、詩とか随想になってしまう。
君に会えないからかもしれない。
君との関わりが、僕の外界とのただひとつのルートな気がする。
だから、過去の思い出に沈溺して、いたずらに君をはらはらさせて、最後は自分を殺して君をがっかりさせ続けている。
毛色の違うものをと、最初は良いんだけど全部途中から同じになっていく。
現実だって、きっとそうさ。
良くない事ばかり、繰り返すのみ。
せっかくこの頃離れてるから、このまま離れてはどうだろうか?
すぐに忘れるよ、きっと。
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