第4話
文字数 478文字
開店作業が終わると、俺はタバコに火をつけ、ひと息入れる。
キッチンの4台のロボットは、各ポジションに散らばり静かに開店の時を待つ。
ホールは2台ロボットが配置されているが、彼らは料理運搬と下げ物専門だ。注文と会計はセルフ式の店なので、それほど台数は要らない。
俺は料理の出てくるデシャップにいて、キッチンやホールに目配りする。
その時々に見合った指示を出したり、上がってきた料理の仕分けをする。
そして、時々ホールを歩いて店内の状況を把握していた。
開店時刻に合わせBGMが自動的に変わる。
選曲は俺だ。
どうせ客は曲を聴いていない。
個人的な趣味で、最近流行りのUKのオルタナティブ系ロックが鳴るように設定してある。
平板なリズムにうねるギターサウンドが乗っかって、たまに脈絡もなく入る奇声もアクセントになって、少なくとも俺は楽しい。
入り口にあるAIセンサーが来客のたびに「いらっしゃいませ」と声掛けをする。
それと連動してキッチンのロボットが調理作業の態勢に入るようにプログラミングされているようだ。
それまでは俺のPC入力した作業指示に従い、翌日の食材の仕込みを進めている。
キッチンの4台のロボットは、各ポジションに散らばり静かに開店の時を待つ。
ホールは2台ロボットが配置されているが、彼らは料理運搬と下げ物専門だ。注文と会計はセルフ式の店なので、それほど台数は要らない。
俺は料理の出てくるデシャップにいて、キッチンやホールに目配りする。
その時々に見合った指示を出したり、上がってきた料理の仕分けをする。
そして、時々ホールを歩いて店内の状況を把握していた。
開店時刻に合わせBGMが自動的に変わる。
選曲は俺だ。
どうせ客は曲を聴いていない。
個人的な趣味で、最近流行りのUKのオルタナティブ系ロックが鳴るように設定してある。
平板なリズムにうねるギターサウンドが乗っかって、たまに脈絡もなく入る奇声もアクセントになって、少なくとも俺は楽しい。
入り口にあるAIセンサーが来客のたびに「いらっしゃいませ」と声掛けをする。
それと連動してキッチンのロボットが調理作業の態勢に入るようにプログラミングされているようだ。
それまでは俺のPC入力した作業指示に従い、翌日の食材の仕込みを進めている。