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文字数 630文字
どれくらい時間が経っただろう。
気が付くと、隣に誰か立っていた。
気が付くと、隣に誰か立っていた。
頭から血を流したまどかさんが目の前にいた。
私は後ずさった。
まどかさんは、私の耳元で囁くようにそう言い残し、扉を開いた。
その先には、真っ赤な色に染まった手が見えた。
その手から、まどかさんはお守り抜き取った。
その先には、真っ赤な色に染まった手が見えた。
その手から、まどかさんはお守り抜き取った。
扉は閉じられた。
私は絶望的な気分になりならが、このままこの館に居続けるか、命を賭してでも扉の外に出るか、選ばなければならなかった。
もっとも、まどかさんの言うことが正しいのなら、私の運命はもうとっくに決まっていたのかも知れない。
(了)
私は絶望的な気分になりならが、このままこの館に居続けるか、命を賭してでも扉の外に出るか、選ばなければならなかった。
もっとも、まどかさんの言うことが正しいのなら、私の運命はもうとっくに決まっていたのかも知れない。
(了)