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文字数 369文字
振り返ると、まどかさんがゆっくりと倒れるのが見えた。
その後ろに、やよいちゃんが立っていた。
その両手には、仏像を抱えられている。
やよいちゃんの瞳は狂気の色に彩られていた。
その後ろに、やよいちゃんが立っていた。
その両手には、仏像を抱えられている。
やよいちゃんの瞳は狂気の色に彩られていた。
やよいちゃんはそういって、地面に横たわるまどかさんの手からお守りを奪い取った。
ドアの前でたたずむ私の横をやよいちゃんは通り抜けた。
ドアの前でたたずむ私の横をやよいちゃんは通り抜けた。
そういって、やよいちゃんは部屋を出て行った。
やよいちゃんによって開かれた扉は、ゆっくりと閉じられてゆく。
それからすぐに、隣の部屋から、悲鳴が聞こえた。
やよいちゃんによって開かれた扉は、ゆっくりと閉じられてゆく。
それからすぐに、隣の部屋から、悲鳴が聞こえた。
私はその場に茫然と座り込んだ。