第78話 お正月
文字数 789文字
Kちゃんから賀状が届いた。
おむつが取れない頃の、頭にちんちくりんを付けて、ふたりで縁側に座っている写真もあったから、いちばん「長い」友達になる。途中、40年くらい音信も絶えていたが、母の葬式をきっかけに、再び会ったりしたのだった。
幼なじみ。親兄弟以外で、初めて親しくなった人。(他人、という言葉は使いたくない。いろんな人に対しても)
早速、返信した。葉書に、近況報告と某ウイルスへの考えも記して…これで、今年の賀状のやりとり、終わりそうだが、最後の一枚、Yさんに書こう。10年前に、職場で知り合った人。彼はエネルギー満タンで生きているような人で、僕より年下だが、ずいぶん可愛がってもらった。去年も家に遊びに来てくれて、楽しいひとときを送った。
ああ、家人も欲しがっているから、彼女にも書こうか。いちばん身近かにいる人である。明日、賀状を買いに行こう。一緒に暮らしている人へ、何を書けばいいのかと思うが、感謝の気持ちを伝えよう。
今日は目薬を買い、今年の手帳も買った。いつも3日くらい書いて終わってしまうが、今年は日々、何かを記そう。と、毎年思っている。
スーパーへ行って、お好み焼きのためのイカを買った。タラが半額だったので、これも買った。これを焼いて、お吸い物の中に入れようと画策している。
紅ショウガ、ネギ、キャベツ、ちりめんじゃこに、長芋もすって入れて、美味しいお好み焼きを目指す。
もう一品は、豆苗を適当に切って、ポン酢をかけたやつにしよう。
〈私は、困った時は神に祈らない。困っていない時に、祈る〉(モンテーニュ)
…わたしゃ、神なんか信じていないが、何だかんだと、命あっての物種です。命を養う食で、家人が、某ウイルスさんに、負けぬよう。
願わくば、いろんな命と、共存できますよう。
できることを、していきましょう…
今まで、生きてきたその身体、その根性で(?)。
おむつが取れない頃の、頭にちんちくりんを付けて、ふたりで縁側に座っている写真もあったから、いちばん「長い」友達になる。途中、40年くらい音信も絶えていたが、母の葬式をきっかけに、再び会ったりしたのだった。
幼なじみ。親兄弟以外で、初めて親しくなった人。(他人、という言葉は使いたくない。いろんな人に対しても)
早速、返信した。葉書に、近況報告と某ウイルスへの考えも記して…これで、今年の賀状のやりとり、終わりそうだが、最後の一枚、Yさんに書こう。10年前に、職場で知り合った人。彼はエネルギー満タンで生きているような人で、僕より年下だが、ずいぶん可愛がってもらった。去年も家に遊びに来てくれて、楽しいひとときを送った。
ああ、家人も欲しがっているから、彼女にも書こうか。いちばん身近かにいる人である。明日、賀状を買いに行こう。一緒に暮らしている人へ、何を書けばいいのかと思うが、感謝の気持ちを伝えよう。
今日は目薬を買い、今年の手帳も買った。いつも3日くらい書いて終わってしまうが、今年は日々、何かを記そう。と、毎年思っている。
スーパーへ行って、お好み焼きのためのイカを買った。タラが半額だったので、これも買った。これを焼いて、お吸い物の中に入れようと画策している。
紅ショウガ、ネギ、キャベツ、ちりめんじゃこに、長芋もすって入れて、美味しいお好み焼きを目指す。
もう一品は、豆苗を適当に切って、ポン酢をかけたやつにしよう。
〈私は、困った時は神に祈らない。困っていない時に、祈る〉(モンテーニュ)
…わたしゃ、神なんか信じていないが、何だかんだと、命あっての物種です。命を養う食で、家人が、某ウイルスさんに、負けぬよう。
願わくば、いろんな命と、共存できますよう。
できることを、していきましょう…
今まで、生きてきたその身体、その根性で(?)。