その8:小説のルールって何? 使ったほうがいい?
文字数 2,009文字
小説のルール
(は、山ほどありますが、とりあえず覚えておきたい初歩的なもの)その1
「!」と「?」の後は、スペースを全角で空けてみましょう!
例)なるほど! こっちの方が見やすい!? ←小説的な書き方。
なるほど!こっちの方が見やすい!? ←小説的な書き方ではない。
小説のルールその2
100と百は統一しましょう(本当は細かいルールがありますが、統一する事を最初は考えましょう)
漢数字ならば漢数字、英数字ならば英数字(できれば半角と全角も!?)
さあ、二つのルールが分かりました。
正しい小説のルールに則ったトークを聞いてみましょう!
小説のルールその3
会話文「」や、改行をした次の行は決まって1スペース空ける決まりがあります。
ただ、以下の様に(この地の文の様に)あえて空けない事が推奨されます。
例をあげてみます。駄文ですが、参考にしてください。
【スペース空けたバージョン】
ある日浦島太郎は言いました。
「おいおい、亀をいじめるのはやめなさい! そのままでは死んでしまうぞ!?」
子供たちはいじめるのをやめました。そして、亀はこんなことを言いました。
「浦島太郎さん、どうぞ竜宮城へいらっしゃい!」
浦島太郎は、乙姫のいる竜宮城へ行きました。そこでは……。
タイやヒラメの舞い踊り! 極上のお酒も飲み放題!
浦島太郎は、玉手箱を貰うのも忘れて、料理に踊りにお酒に満足したのでした。
【スペース空けないバージョン」
ある日浦島太郎は言いました。
「おいおい、亀をいじめるのはやめなさい! そのままでは死んでしまうぞ!?」
子供たちはいじめるのをやめました。そして、亀はこんなことを言いました。
「浦島太郎さん、どうぞ竜宮城へいらっしゃい!」
浦島太郎は、乙姫のいる竜宮城へ行きました。そこでは……。
タイやヒラメの舞い踊り! 極上のお酒も飲み放題!
浦島太郎は、玉手箱を貰うのも忘れて、料理に踊りにお酒に満足したのでした。
どちらが見やすいと思いましたか?
見やすい方で書いてみると良いでしょう。
小説のルールに則ると、手間がかかりますが、書籍化の時には楽ができるかもしれません。
則っていなくとも、トークメーカーならば綺麗な文が書けそうですね!
好みの世界だと言えます。
……おや?
小説のルールその4
…… →三点リーダ
—— →ダッシュ
この2つは、このスタイルが基本です。二個連続で使います。
「・・・」や「‥‥」は邪道かもしれません。
しかし、あえて使うのも手段です。
トークメーカーならではの技法にもこだわってみてはいかがでしょうか?
楽しむ事や、表現したいものを形に残す事など、目的に見合った技法を使ってみましょう。
事実「………」とうつ作家もいます。
唐突に小説のルールその5
「私はご飯を食べたいの。」 ←小説的には間違い。
「私はご飯を食べたいの」 ←小説的には正しい(見やすいかも?)
追記:トークメーカーでは「」はセリフには使わないかもしれません。
ですが、以下の例などでは参考になるかもしれません。
先生は「絶対は絶対にない」と言いました。 ←小説的には正しい(見やすいかも?)
先生は「絶対は絶対にない。」と言いました。 ←小説的には間違い。
相手に伝えたい事を伝えるために、色々な工夫があります。
上記は基本中の基本ですし、トークメーカーで使うべきではないものも含まれています。
ぜひ、他の方の作品を見たり、コラボに参加したりして、技法を磨いていってくださいね!