その3:プロットを作って直接書いてみよう!

文字数 2,919文字

プロット 定義だけを言えば「映画・演劇・小説などの物語の構想や筋」を意味します。

とあるサイトでは、「概要だ」と示されます。また別のサイトでは「設計図」と評されます。

今回は、トークメーカー的プロットの考え方をお伝えします。

そこで採用したいのは、「プロットとは設計図だ」の考え方です。


拙作(自分の作品をへりくだっていう事)の

「魔界のブラック経営スーパーに勤務したんだけど、案外ホワイトな件について」

の「トークメーカー的プロット」を見てみましょう。
待って待って、トークメーカー的プロットってなに? そんなの必要あるの?
少なくとも、テキストエディタ系ソフトで書いている人には有効な方法だと思っています。
なぜならば、(Mac系だと特に)コピペができないからですね。

また、シナリオなどは初心者や未経験者だという方の練習にもなります。
通常のプロットとも、そこまで大きな違いはありませんので、ご理解ください。
話をする前に、『普通のプロット』と『トークメーカー的プロット』の違いを教えてよ!
普通のプロット 

今まで皆さんが使っているであろう、物語の構想や筋をまとめたもの。
おそらくは、作品に使う内容をもそこにメモしてあるだろうもの・


トークメーカー的プロット

かなり簡略化したプロットであり、初心者向けの考え方を含んだプロット。
時間がかかってげんなりしない、効率的にトークメーカーを利用する事に
特化したプロットです。
私、普段から簡略化してプロット作ってますけど?
その場合はどうぞ次へ(次はないかも?)

プロットって何?
プロットがあった方が話って作りやすいの?
トークメーカー的プロットって効率的にトークメーカーを使えるの?

そんな思いのある方だけご覧ください。

対象は、トークメーカーに慣れていない方や、
小説などのプロットを書いた事がない方などです。
まっ、私は該当しないけど聞いてやるわ!
ありがとうございます。

そもそもプロットの「決定的」な作り方は、おそらくですが存在しません。
書き手の無知ならば申し訳ありません。

「プロット テンプレ」などで検索すると、様々な情報が出てきますが、ここはトークメーカー。


=========はじめての方へより引用============

開発コンセプトは――
(1) 誰でも簡単にキャラクターが作れること
(2) コンテンツクリエイトをもっと身近なものにすること

小説執筆において開発者の代弁をさせていただきますと――
(1) 脚本形式で会話を創る
(2) 完成した脚本に地の文を入れる
(3) 推敲して原稿完成
という流れをたどっていました。

============引用終了================

とあるように、サクッと創作を楽しむためのプロット。
それがトークメーカー的プロットなのです!
最初に何をすべき?
どうやら脚本(=プロット?)的な、設計図は必要の様です。

順番に埋めていくべきテンプレを用意しました。
これを改変したりして使ってみましょう。

メモ帳など、多機能ではないメモに貼ることをお勧めします(が、必ずしもではありません)。

実際の作業は『直接書く』のがメインになりそうだからですね。


===テンプレ===
(話がごっちゃにならないために書く いつでも確認できるようにしましょう!)

【キャラ設定】
主人公設定1:
  会話の色:

主人公設定2:
  会話の色:

モブ設定1:
 会話の色:

モブ設定2:
 会話の色:

【どんな話?】
ジャンル:
テーマ:
い つ:
どこで:
誰 が:
何 を:
どうする:


起:話の始まり
承:話はどう進んでいくのか?
転:話にどんな変化があるのか?
結:話にはどんなオチがあるのか?


=========


これに、必要に応じてエピローグやプロローグを作りましょう。
できれば、1章に1つ作ると、作業が進むと思います。


改変や追加の案としては

「ボイスサンプル」「『地の文』のシナリオ」「キャラの個性(趣味や嗜好、思想、髪の色など)」「差分(笑顔で言うのか泣き顔で言うのか)」などなど、たくさん考えられます。

オリジナルのプロット・テンプレを練磨してくのが良さそうですね!
【キャラ設定】
主人公設定1:アレンシュタイン

アレンシュタット王国の王子で勇敢である。

  会話の色:青

主人公設定2:ミリドワ・ナールクンテ

レンシュタット王国の隣国、ナールクンテ連邦の王女。
涙もろく、清純な姫。

  会話の色:ピンク

モブ設定1:盗賊1
子分的存在で、多少間抜けである。

 会話の色:黄色

モブ設定2:盗賊2
盗賊1の親分で、ミリドワを連れ去ろうとするも・・・。
   
 会話の色:オレンジ


【どんな話?】
ジャンル:ファンタジー
テーマ :ヒロインを救う勇敢な王子の勧善懲悪モノ。悪は滅びる。
い つ :架空の世界の中世的な時代
どこで :アレンシュタット王国とナールクンテ連邦の間の荒野
誰 が :アレンシュタインが
何 を :ミリドワ姫を
どうする:救う。


起:話の始まり

盗賊がお忍びにて草原で遊ぶミリドワを見つける。金になると連れ去る。

承:話はどう進んでいくのか?

荒野のど真ん中で狼煙(のろし)を上げる盗賊1(子分)

転:話にどんな変化があるのか?

親分(盗賊2)が来るが、アレンシュタイン王子もそれを見ていた。

結:話にはどんなオチがあるのか?

アレンシュタイン王子に救われて、涙ぐんで喜ぶ姫。



ごく簡単ですが、これを見ながら書けば、大きな話のズレなどは起こりにくくなるでしょう。
…………。
どこが「トークメーカー的プロット」なのよ! 普通のプロットじゃない!?
はい。
とある方法を知っている方・すでに使っているは、それを使うのが良いかもしれません。

初心者がターゲットなのである程度はお許しください。


さて。なぜ脚本(=プロット)が必要なのかが分かりました。
次に「どれくらい書けば良いのか?」の指針を一つ。

物語が膨大にならぬように、私は以下を推奨します(2016年12月16日(金)の段階。変更追記の可能性あり)。


1)全体のプロットを作る。
2) 1)に反さないように、各章(不安な人は話)ごとにプロットを作る
3)プロットを眺めて、自分が面白いと思うかをチェック!
4)ごく長いプロットになる場合は『単語だけを羅列していく!』 ←重要だったりします。
5)それらのプロット見つつ、トークメーカーで直接書き進める
 (メモ帳がある方はメモ帳に書いても良いかも?)。

  プロットは傍に開いておくと便利かもしれませんね。


●ヒント●

・各章ごとに作るべき?
・キャラの色までメモると便利?
・長くなる場合は、単語だけメモする? 楽?
・全体のから細部へ?


これらが「トークメーカー的プロット」の特徴であり、筆者が苦労した事を他のユーザーに感じて欲しくないためのテクニックの一つです。
なら、私が使うも使わないも自由ね?
はい。
自由な創作の場、楽しい執筆空間、みんなで楽しめるクリエイティブサイトがトークメーカーですから。
僕には勉強になったっすよ!
書いた事ないっすから!


何かあれば書き足していく予定です。
おそらく多くのユーザーは、自ら発見すると思いますので、私はここまでしかできないでしょう。

               埋猫葬爆 2016/12/14
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登場人物紹介

先生:トークメーカーをこよなく愛する週末作家。
   トークメーカーをMacで利用している。
   T君の謎めきに答える役割がある。

T君:トークメーカー初心者。
   WindowsとMac両方を所有。
   プロットの意味が分からないくらいの物書き初心者でもある。

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