その5 種族特性とモンスター
文字数 968文字
俺の分身でもあるクソジジイが老衰で死んだため、
人間の町に強制的に戻された。
再び町を出て西に向かう。
今度は歩いて行くが、クソジジイのせいか異様に歩く速度が遅い。
マップの半分ほど西に向かった所で自分のキャラが勝手に座り始めた。
次のマップに着いた頃には、
夕日はすっかり落ちて日が沈んでいた。
俺は他のプレイヤーに接触しないように注意しながら、
慎重に逃げ道を探していく。少し歩くと勝手に座りやがった。
俺は回復アイテムで無理やりジジィを立たせると、
ダッシュボタンを押してジジィをダッシュさせる。
ジジイが二度目の老衰で死んだ頃、辺りはもう真っ暗になっていた。