(二)-6
文字数 354文字
ただ、人間関係をもう少しよく見てみると、王子みなみと大口継男はすでにカップルが成立しているように見えた。成立しているかどうかはともかく、大口の口ぶりと態度からすると、みなみに気があるのが見え見えだった。それに気づいていないのは大口本人だけだろう。
そんな二人の雰囲気を察してかなのか、白石史郎は川合優輝と接近しており、ほとんどカップルとして成立しているような雰囲気だった。
そこにあぶれたのが、美佳子と海老名礼治だった。必然的に美佳子は海老名との会話機会も増えて、なんとなくそのままカップル成立になるような雰囲気にもなった。
ともかく、お互い連絡先を交換して、もう一度、今度は二人きりで会おうと海老名が言うので、美佳子は気が進まなかったものの、同意した。
そうこうした後、二時間の飲み会は解散した。
(続く)
そんな二人の雰囲気を察してかなのか、白石史郎は川合優輝と接近しており、ほとんどカップルとして成立しているような雰囲気だった。
そこにあぶれたのが、美佳子と海老名礼治だった。必然的に美佳子は海老名との会話機会も増えて、なんとなくそのままカップル成立になるような雰囲気にもなった。
ともかく、お互い連絡先を交換して、もう一度、今度は二人きりで会おうと海老名が言うので、美佳子は気が進まなかったものの、同意した。
そうこうした後、二時間の飲み会は解散した。
(続く)