第8話 ヒツジ篇  わたげ みたいな ひつじの子

文字数 480文字

わたげ みたいな ひつじの子  のはらの クローバ いっぱい たべて
むくむく おおきく なるんだね  
よるに なったら ふかふかの ほしくさベッドに つつまれて
つきの おふねの ゆめを みる

わたげ みたいな ひつじの子  やさしい 目をした かあさんと
きょうも ならんで そらをみる
ねえねえ かあさん あのそらの ぽっかり まあるい くもふたつ
きっと おなじに おやこだね

わたげ みたいな ひつじの子  のはらは 広くて あかるくて
ついつい クローバ たべすぎた
気づけば しらない 丘のうえ ひとりぼちっちに なっちゃった
まいごの ひつじに なっちゃった

わたげ みたいな ひつじの子  かあさん どこなの メエメエないて
よんでも だあれも こたえない
おそらに うかんだ しろいくも こっちへ おいでと よんでいる
おそらで かあさん よんでいる

わたげ みたいな ひつじの子  おそらで よんでる かあさんの
ところへ とことこ いそぎます
あるいて あるいて いつのまに  ふんわり のぼって いっちゃった
おそらに ぽっかり うかんでる
わたげ みたいな しろい くも
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