第8話

文字数 291文字

だから、私はそれからというものクラスでいじめられるようになりました。上履きを隠されたり、私が机の間を通っている時、急に足をかけられたり、トイレに行っている間にノートがビリビリに破かれていたり…。

しかし実際にいじめられてみて、私はさほど辛いなとは思いませんでした。私の心の雨が雷雨に変わっただけです。それはむしろ刺激的にすら思いました。また、この件で川上は私に関わらなくなるだろうと思い、ちょっぴり嬉しくもありました。

時期に川上が私に近づかなくなったら事態も収拾するだろう、そう思いました。

しかし、事態は真逆の展開を見せました。

川上が私の破れたノートを見て火山の噴火を起こしたのです。
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